アラフォー徒然草:明日死ぬとしたら後悔はないか?と自分に問いかける
「人生は限られている、後悔のないように生きよ」というような事は、よく言われている。自分も色んな人の言葉として、何度も人生の中で出会ってきた。有名なのは、スティーブジョブズの講演かなと思う。
しかし、言葉で意味は理解しても、実感を持って考えていられなかった。
そんな自分にも変化が起きた。去年、父親が亡くなった。立て続けに、おじさんが、1か月ほどして亡くなった。特におじさんは、調子が悪いことは聞いていたが、普通に父の葬儀の事など相談にのってもらっていていたので、訃報を聞いた時、にわかには信じられなかった。
いるのが当たり前だと思っていても、いつかみんな死んでいなくなる。身近な人の死を経験して、急にこの言葉が自分の中で現実味をもってきた。
ただ、自分はまだ期待する寿命でいったら時間がある。ありがたいことに大きな病気も見つかっていない。だから、急に人生後悔ないようにしたいんだ!と今までの環境をかなぐり捨てて、自分のやりたいことに専念するとまでは思い切る気持ちにはなれない。
でも、明日、急に何かの理由で死ぬとしたら、今、後悔はないように生きているだろうか。ふとそういう考えが頭をがよぎるようになった。
そうすると、仕事で失敗したとか、あの人に厳しい指摘をうけたとかで落ち込むなんて事は、どー-でもよくなる。そんな事は死ぬことを前にしたら全く大したことではない。
欲しいけどけど、値段が気になって買うのをためらっていたものも積極的に買おうかと思えてくる。明日死ぬかもと思ったら、試してみたいものも買ってみて、体験してから死にたい。
人間の器が小さくて恐縮だが、ちょっとした事で、こじんまりはしなくなったと思う。そして案外そういうことを今から積み上げていくことも、人生の最後で後悔がない事につながる気がしてきた。
これは父とおじさんが、身をもって教えてくれたことだ。大事にして、最後自分が死ぬときまで、100点じゃなくても、まー面白かったな、やり残したことは大体ないな。くらいに思っていられるようにしたい。