人生を健康で豊かにする整体と「苦言」

〜僕がブログを書く理由〜孫世代への医療費負担をなくしたいのです。
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厚生労働大臣になり医療費を削減して、40兆円の1割を教育へ与て、
孫世代のために入試撤廃、無償の新教育改革。

今回も趣向を変えてみました。僕と同僚です。先輩後輩の友人で、気兼ねなく言い合います。

情熱が健康を変える~院長の焼き鳥夜話 Ⅱ

煙と伝え方の夜

 都島の居酒屋です。
炭火で焼ける焼き鳥の香りとお客さんでいっぱいです。
もちろん備長炭でしょう。いい香りです。

同僚に目をやると、メニューに集中しています。
「あと2品くるよ。催促しようか?」
「催促はせんでよかです。角が立つけん」

「そういえば、ねえ院長、どうすればいいですかね。」
「何が?」
「患者さんにも 治りにくい患者さんには、頑固な人っていますよね。
素直に話を聞いてくれなくて、「いや、もう知ってますよ?」
っていう患者さん。
いつもご家族とぶつかってイライラしてるとか。
治ってきてるのに、まだ治ってないと言う人にいますよね」




苦言を受け入れない

僕は少し考え、ねぎまを串から箸で外していた。
「確かに、外部からの「苦言」って耳を貸すの難しいよな。
どんなに相手のためにだったとしても、
やっぱり煙たがられるかもね。」

「そうですよ!患者さんに、『朝、歩いてみませんか』って
言うだけでも、なんか嫌な顔されたりして……。」

 昔の自分にも心当たりがある。まだ若かった頃のことだ。
「僕も昔、細かく指導してくる先輩に、同じように感じてたよ。」
「みんなそうなんですか?」




苦言と煙

「苦言は『煙』みたいだ。
そばにいると目が痛くなるし、息が詰まるから、避けて当然。
でも今は その煙の向こうには、火がるんじゃないかって。」
「煙の?」

「その火っていうのは、先輩の愛だよ。
相手を思ってくれて、苦言という形で伝えるんだよね。
でも、当時の僕には、それが嫌だったわけだけど。笑」




伝える方法よりも思いやり

同僚は深くうなずきながら聞いていた。そして、しばらくしてからポツリと言った。
「愛って伝わらないですよね。」
僕は少し笑って答えた。
「相手に煙たがられたら意味はない。だからこそ、僕たちも伝え方を工夫する必要がある。苦言じゃだめなんだ」

「工夫、ですか?」
「例えば、言語表現を使うんじゃなくて、別の方法でもいいんじゃない。
『煙』のまま届けるんじゃなくて、
『まず『火』の温かさを伝える。」
彼はしばらく黙って考え込んでいた。そして、ぽつりと言った。
「場合によっては言葉を使わない方法もある?」
「その通りだよ。」




伝えることの難しさ

「たとえば言葉じゃなくて、感覚が大事。
誰かと歩いてみてはどう?とか。
好きな音楽を聴きながら試してみては?とか。」

「なるほど。自分に興味があるのかなと感じるかも。」
「そうそう。結局他人は変わらないから、自分を変えてみる。
事実は一つ。解釈は無限っていうよね。」




格言

会話が落ち着いたところで、僕はふと

本当に重要な事は言葉では伝えられない。

(アルベルト・アインシュタイン)

「科学の枠を超えた重要な事柄は、言葉で完全に伝えられない」これは科学だけでなく、感情や哲学的な事柄についても同様だなと思う。

「届けるべきは強い言葉でなくて、思いやりかもね。」
言いながら砂肝が運ばれると、同僚は苦言ではなく
「ありがとう」と伝えていた。
先輩も砂肝が好きだったなと思い、
まだ熱い塊は、とてもジューシーに仕上がっていた。



後日談

これは後日談ですが、仏教の教えでは、
日常こそが修行の場なのだそうです。
苦言と思えば、煙たく感じるけれど、
裏には火があるのでしょう。
その火の温かさを感じられる人になりたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日が人生最高の1日になりますようお祈りしてます!




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