2022/10/12 扁平足
・4時半頃目が覚めた。昨日は昼寝のし過ぎもあり、なかなか寝付けない上に中途覚醒が多く、半ば諦めた気持ちで起きる。
30分〜1時間間隔での断眠はなかなかに辛いものがあった。
・起き抜けで手持ち無沙汰だったのもあり、加熱式煙草を2本吸う。当然の事ながらチェーンスモークによりいわゆる「ヤニクラ」を起こした。酷く久しぶりの感覚で、旧友に会ったような懐かしさを覚えて胸がこそばゆくなる
・なんてことは断じてなく、普通に最悪だった。
胃の中が空っぽだから激しい吐き気が込み上げても胃液しか吐けない。自業自得なのに煙草を死ぬほど恨む。一通り吐いたあとにミカンを食べ、また一服をしているから私の体はニコチンとタールとその他化学物質出できているに違いない。
何処に出しても恥ずかしいヤニカスである。でも一昔前なんてみんな吸ってたのにね。いきなり肩身が狭くなってワシゃ悲しいよ。
・そんなこんなで眠気も覚めて、思いつきで散歩をすることにした。
活動耐性が著しく下がった今の自分でどこまで歩けるかは不明だが、無理なら途中で引き返そうと思った。
目標30分。これでも大きく出た方だ。
・港町なので徒歩5分圏内に海がある。というか家の敷地を出て右を向けばもう海が間近にある。
海沿いを歩いて御来光でも拝むか、と思ったが5時にもなれば港の人間たちは仕事を始めるので止めた。
ウォーキング慣れしている人と違って私が海沿いを歩いていたら夢遊病者か自殺志願者に間違えられそうだったからだ。あと、単純に車の往来が激しいので邪魔になりそう。
人に迷惑をかけないことを信条にしているのでルート変更し、少し山坂のある方を歩くことに。
・20数年来の猫背人間でも、歩く機会が随分少なくなっても、歩いていれば背筋がシャンとするものだと気付く。
「やる気出ないって思ってたけど、体を動かしてなかったんだから当たり前か」と今更ながらに天啓を得た。悪阻が酷くても日内変動があるのだし、朝は比較的マシなんだからこれからは歩こうかな。
・夫の買い物に付き合った時にスポーツ用品店で投げ売りされていたスニーカーを履いて散歩をしていたが、これが存外足に負担がかからない。靴下を履いていないから少し緩かったものの、イオンで買ったスニーカーとは比べ物にならないクッション性があった。
極度の扁平足な私でも、これなら疲れないなと気分が良くなる。
・そういえば昔はよく歩いていたな。眠れない夜、酷い夢を見て飛び起きた朝方、とにかく私は歩いていた。夜の神秘性が大好きだったので、歩くのはいつだって夜の気配がある時間帯だった。
ここ数年それをしなくなったのは、不眠が酷くなって夜に特別感を抱かなくなったからかもしれない。今は夜明けの方が新鮮で好きだ。
・そんな感じで無事30分の散歩を終えて帰宅し、これを書いている。
体も頭もシャッキリしているので、今日はなんだかスムーズにことが運びそうだ。なんて思っているけれど、不確定な未来に多大なる期待を抱いたところで私は私なんだから出来ることは限られているし、何なら何もしない可能性の方が高い。
あまり過度な期待をせずに、頭を空っぽにしておこうと思う。期待をしすぎて自分に裏切られるのは結構引きずるので。
・無事に育てられた植物が小学一年生の頃に授業でさせられたアサガオのみだった私だが、なぜかパキラは問題なく育てられている。多分パキラそのものの強さによるところだと思う。
現に先月買って芽吹くところまで行った枝豆とネモフィラは壊滅させてしまった。遮光カーテンで閉じた出窓に置いておいたのが敗因だったのか、水やりを忘れたせいなのかは分からないが、あんなにぐったりとした芽を見たのは初めてなんじゃなかろうか。
・ちなみにサボテンも芽吹くところまでは育てたがその後しっかりカビさせた。
授業で育てた水耕栽培のヒヤシンスも芽吹く前に2個カビさせたし、ヘチマに至ってはカビてないものの芽吹くことなく20数年の時を経ている。
私は生命を育む才能が欠如しているんだろう。
・それなのに自分の胎で別の生命を育てているのは本当に驚きだ。どうかカビずに育って欲しい。
・そんな感じ。既に眠くなってきてしまったので仮眠をとろうと思う。
・おわり