自己肯定感が下がった私が筋トレとサウナに救われた話

12月も残す所10日弱。

今年は、人生にはどうにもならない事ってあるんだという事をつくづく学ばされた年だった。

また、それと同時に別に私は悪い事をした訳でもなんでも無いのに、世の中の大多数が普通にやってのけることをなんで自分は出来なかったんだ…と自分で自分を責めて1人で疲れていた。

悲しいかな、自分を責めて泣いた所でその時間が生産的なものにはならないし、状況が好転するわけでもない。

だったら前向きに生きないと、と思ってもやっぱり考えては泣いてしまう。そんな負のループに陥ってしまった。

夫からの助言で筋トレをスタート

ある程度体が動くようになって来た8月のある日、そんな私を見かねた夫から突然「筋トレを習慣化しなさい」と助言を受けた。

言い分をまとめると、どうやら3つのメリットがあるようだった。

⒈筋トレの時間は体に負荷が掛かるからトレーニングメニューに耐える事しか考えなくて済む

⒉今日も筋トレができたという小さな成功体験で自己肯定感が上がる

⒊身体は正直だから運動すればするだけ身体は応えてくれる

(そもそも現時点で私よりお腹が出ている人に勧められたく無いわという気持ちもなくはなかったが)

私は自己肯定感が低いために自分の気持ちがコントロールができない所に課題を感じていたので、特に⒉の言い分が自分には響いた。

やってみたらしっかりハマった

陽のあたる時間に体を動かすことで安眠効果があるとのこと、在宅勤務の休憩時間の初めの10分ほどを筋トレにあてるようにした。

休憩時間に取り組むことで、午前中の仕事で少々嫌なことがあっても強制的に切り替えができる。主に竹脇まりなさんの10分弱の動画を見ながら取り組んでいるが、終わる頃にはやりきったという達成感と爽快感でただただ気持ちがいい。

これはありだと自分の中でもハマった感覚があって、なんだかんだ12月現在も生理中等の体調が悪い時以外は続けられている。運動嫌いなのに。

お尻の筋肉も上がって来て、夫にも足が伸びた?と言われた。体重もMAX時より3キロほどは減った。

顔まわりの肉が相変わらず健在だから、夫以外には誰にも痩せたなんて言われないけれど、現時点ですでに続けてこられた自分が誇らしいと思えているから筋トレはすごい。(あと勧めてくれた夫もすごい。)

来年に向けて

今後は、筋肉をつけて基礎代謝をあげた上であと4キロ痩せたいという少々矛盾しているような目標もできた。コロナのこともあるのでなんとも言えないが、パーソナルトレーニングなどプロの力も借りて徹底的に目標に向かって努力したいし、達成した後も維持するための努力もしていきたい。

また、日頃筋トレをしているとはいえ、普通に出社した時よりも体力の消耗が少ないようには感じる。解決策として朝に少し運動をしてから在宅ワークをスタートさせたいと思うが、どうしても起きられない。これも来年の課題にしようと思う。

編み物からサウナに繋がったきっかけ

とある事情で入院中に編み物を始めたら、それが退院後も趣味として残った。

中でもストールやポンチョという大物はなかなか作り終わらないし、一段ごとに編み方が違う作品は編むことに集中出来る。仕事に復帰するまでは寝ても冷めても編み物をするようになった。

家でテレビの前で一人で編み物をするにあたって、テレビを点けていてもコロナのニュースばかりで気分が暗くなる。かと言って音楽を聞くにしてもふと首をあげた時に映像が無いからつまらない。

という経緯があって、映像を見ても見ていなくてもなんとなく話の展開がわかる作品が無いか探して、しっくり来たのが『サ道』だったというのが、サウナとの出会いだった。

熱いと冷たいの先に

コロナの自粛要請が緩和されたタイミングで近所のスーパー銭湯に行って、ドラマで教えてもらったサウナ→水風呂→外気浴の一連の流れでサウナに入ることができた。

ととのう、という感覚はよくわからないけれど、外気浴をしている時に心臓がドクドクするのと同時に、首と頭の境界からすっきりとした何かが登ってくるような感覚があった。

よく聞く『悩みがどうでもよくなる感覚』は私にはなかったけれども、悩みを抱えている自分ごと好きになれるような、そんな感覚があった。

体の中からじんわりとあったまる岩盤浴とはまた違う魅力があると感じて、もっとサウナに行ってみたいと思った。

サウナのことをもっと知りたいと、サ道のドラマだけでなく漫画も読破し、サウナに関する本も読むようになった。

気分が上がらない日でもサウナの漫画や本を読むと楽しくなるようになってきて、脳みそまでサウナと言われてしまうのも時間の問題かもしれない。

来年に向けて

今はコロナでなかなか行けないし、行ったとしても長居したら悪いかなとか恐る恐るな部分があったりもする。

コロナが収束した際には思う存分サウナを楽しみたいし、本場フィンランドのサウナにも行ってみたい。

あとは、個室のサウナが駅前にもっと増えればいいなと他力本願なことを思ったりもする。

筋トレとサウナの共通点

筋トレにおいては、トレーニングメニューをこなすことに頭がいっぱいになって、サウナにおいては熱い、冷たい、という自分が置かれている環境に頭がいっぱいになる。

どちらとも今に意識を集中させるということが出来るからハマったのだと思う。

また、筋トレとサウナに取り組む事によって、ああしたい、こうしたいという願望がでてきたのもいい兆しだと思う。すぐにメンタルが回復するのは難しいと決めているのも自分なのだとは思うけれど、引き続き取り組む事によって、自分を元気づけていきたい。

起こった出来事はどうしようもなく辛い事だったけれど、おかげで人間いつ死ぬか病気になるかもわからないし、良くも悪くも今この瞬間しか生きられないということを悟った。

どんなに辛いことが過去にあってもそれは過去にすぎないし、今の自分しか未来を変えていくことができない。

だから、だからこそ。

今私はここに生きてるという感覚を大事に、自己肯定感を上げ続ける努力をこれからも行なって、有意義な毎日を送りたい。

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