人格形成に関わった出来事のアウトプット②

前回の続きです。
https://note.mu/rice7stars/n/n418aa35ec8b0

幼少期の浜田省吾の刷り込みで

・よくわからないけどこの世には色んな人がいる
・人は過ちを重ねながら必死で生きてる
・自分1人の力じゃどうしようもならないことがたくさんある
・1人1人孤独だからこそ助け合うのが特別

と感じ、これらに影響を受けて生きてきたことを述べた。

しかしここでもう一つ重要なことを述べるのを忘れていた。

浜田省吾の曲中で表現されている女性たちの姿、生き方である。
多分ここが一番影響を受けているはずだ。

結論から述べると、私は浜田省吾の歌の中の女性のようになりたいのだ。

彼女たちの生き方はよくあるラブソングのヒロインのように受け身になって幸せを謳歌するタイプではない。

1人1人が自立して働き、傷つき、酸いも甘いも知り尽くした中で懸命に生きようとする姿が描かれている。

歌詞から想像できる彼女たちの姿はさながら都会のバリキャリ女性、男社会の中でも意思を曲げずにまっすぐ立ち向かう女性たちである。

土曜の夜 君は街へ出て グラス片手に踊ってる
恋人と別れ その人への想いを
断ち切る決意をかためて
今夜 長い髪を切り落として タイトなドレス着て
おれの知らない君が踊ってる
バリーライトの海の中 漂うように

出典:Because  I love you 作詞作曲:浜田省吾

おれのレコードを聴いたことがあると
からかうように話す君の 髪をかきあげる癖も
笑い声も 仕草も あの頃のまま
駅のホームで 君を見たとき 夢中で追いかけた
想い出話 途切れる頃には気付いた
今でも君が好きだと
君が駆け抜けた日々の 痛みも喜びも
感じる 君の肌から 君の吐息から
傷つくことも 失うことも 覚悟の上で恋に落ちる
裏切ることも 奪い取ることも 恐れず
今夜 いたわるように ふれあう

出典:あれから二人 作詞作曲:浜田省吾

仕事が終わりベルが鳴る時
君は自分を取り戻す
化粧直して黄昏の中溶け込んでゆく
一人の部屋は気が滅いる程寒々しくて
今夜はまだ帰りたくない
きらめく通り 踊れる店へ
まるで夜のために昼を生きる君
何もかもを投げやりにただ受け入れるだけ

出典:今夜こそ 作詞作曲:浜田省吾


そんな様子を情感たっぷりに込めて歌う浜田省吾の歌声を聴いて私は羨ましく思った。

浜田省吾が歌う曲たちの多くは深く、説得力があって、天邪鬼だ。
個人的にすごく不器用な愛情表現をする人だと思っている。ストレートに好きだよ、なんて言ってくれないと思う。妄想です。

普段そんな歌ばかり歌う浜田省吾というシンガーがひたむきに語る女性像。強かで、美しい、あんな風になりたいと感じたのは自然なことだと思う。

幼いの頃に1人でいることが苦痛ではなかったのは、その自立せんとする意志が働いていたからだと考えられる。

これらの考え方から、家族でさえ1人1人色んなことを考えている「個人」という認識があったため、自分の気持ちを言葉にして伝えることをしなくなっていったのではないだろうか。

もちろん褒めてほしい時なんかは家族によく話した。

でもそれ以外の愚痴や普段あったことを話そうとすらしなかった。

もしかして私は強かで美しい女性に近づきたいが故に、自立と孤独を混在して今までずっとポツンと1人で立ち尽くしていたのかもしれないとふと思った。

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