気分上がる。モダンと歴史が共存する首都キト★エクアドル★
去年の11月にエクアドルの首都であるキトに行った。夫の出張に同行し、彼が仕事中の間は一人であちこち散策。キトは標高の高い場所にあるため、少し肌寒く、薄手の長袖の服が必要。でも、凍える程寒くはなく、キトの「永遠の春」と言われるのが頷ける過ごしやすい気候だ。空が広く空気が清々しい。
滞在中はホテル近辺を散策したり、歴史地区に行ったりして過ごした。スペイン語力の低い私が言うのもなんだが、キトの人たちが話すスペイン語は割と聞き取りやすいし、英語を話せる人が割といる。
キトにはグアヤキルで見かける普通のスーパーもあるけれど、中国系の食品スーパーや日本風のパンが買えるカフェ、オーガニック食品店やベジタリアンレストランが結構ある。そして物価がグアヤキルよりも安い。
プラントベースの料理に興味がある私は、グアヤキルでは中々ない、ベジタリアンやビーガンメニューがあるカフェで食事した。フラッと入ったお店では、カラフルな鳥の絵がペイントされたワイングラスを買った。(ワイングラスは沢山あるから迷ったんだけど、どうしても欲しくて、お店に2回通った結果買ってしまった。)友人にお勧めされたパン屋で売られていた餡パンとメロンパンが美味しすぎて、滞在中に2回も通ってしまった。
キトの旧市街・歴史地区にも行った。キトにはスペイン植民地時代にキリスト教布教の中心地だった名残もあり、美しい教会が数多く存在する。各教会を丁寧に見て回りたい気持ちもあったけれど、街並みも楽しみたかったので今回は外観だけにした。
街角のパフォーマーが奏でるアンデス音楽が街の雰囲気にマッチしている。
石畳の両側に立つ建物は歴史を感じさせつつ、おしゃれ。道に溢れる商人たちも活気がある。
中心地から少し歩き続けるとローカル感はあるけれど雑然とした通りに行きあたる。一人でこういった雰囲気の場所に来たことはないので、少しだけ散策してその場を離れた。
滞在中はクンバヤという人気地区にもいった。友人がベジタリアンレストランを見つけてくれて、そこで久しぶりに食べたパッタイが美味しかった。
大きな町ではないけれど、公園を中心にオシャレなカフェやレストランやアートギャラリーが立ち並ぶ。食事の後は、エクアドルの有名なチョコレートブランド「PACARI」のカフェに行き、チョコレートクレープを食べた。本当にエクアドルのチョコレートは美味しすぎる。日本にいた時は適当にコンビニで買ったチョコを買っていたけれど、一口でもこんなにリッチでエレガントな気分になれるチョコレートが存在するということを、エクアドルで初めて知った。
クンバヤで友人と楽しいおしゃべりと食事を楽しんだ後、すこし標高の高い位置にある滞在先のホテルに帰る途中、体調に異変があった。目的地に近づくにつれ、履いていたズボンのお腹まわりがきつくなり、ホテルに着く頃にはお腹がパンパンに膨らんで、腹痛が襲ってきた。ベッドに横になりながらスマホで調べたら、標高の高い場所では消化がゆっくりとなり、気圧のせいでお腹が膨れることがあるらしい。その日の夕食は夫一人で行ってもらい、私は部屋でヨガや腹部マッサージなどをして過ごした。翌日は体調が良くなり、ホテルの近くにあるラーメン屋さんでラーメンを食べることが出来た(まだ食べる)。
思いもよらない腹痛に襲われるということはあったけれど、歴史的な雰囲気とワクワクするような店や街並みがある、きれいなキトの街は大好きだ。見晴らしのよい景色や空の清々しさも気に入った。クエンカ同様、また絶対キトにも行きたい。
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