エクアドルのアマゾン熱帯雨林まで行った話3
また、大分間が空いてしまいました。ブログから離れている間、ハワイに2週間滞在したり、グアヤキルから車で3時間ほど離れたクエンカというエクアドル第3の都市に週末旅行に行ったり、落ち着かない日々を過ごしていました。
さて、アマゾン旅行記の3回目です。今回がアマゾン旅行記は最後になります。
キチュア族の部落を訪問
3日目はアマゾンに住む部族のひとつである、キチュア族の部落を訪問しました。ガイドさんによると、キチュア族は部族以外の人とも、割とフレンドリーに接する部族だそうです。アマゾンのホテルビジネスは、観光客にキチュア族の生活などを説明、体験してもらう代わりに、部族の人が作った陶器を観光客に販売したり、ホテルのボートなどを使って生活必需品を部族まで運んであげたりしているそうです。最近、部族の男性はジャングルで狩りをしなくなったので、ホテルで部族出身者に雇用の場を提供したりして、うまく共存関係を保っているようでした。
キチュア族の人々は独特の言語を持ちますが、若い世代はスペイン語も話すそうです。私たちが訪問した時には、キチュア語を話す女性と、それをスペイン語で通訳してくれる若い女性がいました。手縫いの刺繡のシャツがかわいい😍
キチュア族のおもてなし料理をトライ
木造の小屋の中には囲炉裏があって、南米では広く食されているユカ芋、プランティーン(青バナナ)、バナナの皮で包んで蒸し焼きにされたアマゾンの川でとった魚、それと・・丸い串刺しの食べ物の名前は忘れてしまいました(時間が経ってしまうとダメですね。)
それと、キチュア族のプロテイン源である虫の唐揚げ。ツアーに同行してくれたガイドさんはキチュア族の出身で食べなれているのか、白くムニュムニュ動く虫を生きたままポリポリ食べていました。私は唐揚げを食べたのですが、口に入れると一瞬香ばしいBBQ味のあと、頭の部分を噛んだ瞬間に中から飲み込むのが難しい、ドロッとした液体が・・・。
それ以外の食事はシンプルでありながら、とっても美味しかった、ほとんど味付けをしていないとは思えないほど、素材の良さが活かされて美味。私のお気に入りはバナナの皮で包んだ白身魚。柔らかくジューシー。
また、キチュア族には、「チチャ」と呼ばれるユカをつぶして発酵させてつくるお酒があります。甘酒のような色で少し味は薄目。わたしも部族の女性の指導を受けながら、木臼でユカをつぶす体験をしてみました。
それと、グアユサの葉っぱをいぶして作ったグアユサ茶。抗酸化作用があり、エネルギー源として昔から飲まれているそうです。
自然を愛する人にお勧めのアマゾン旅行
今回の旅で、私は「ピューマが見たい」と無邪気に言っていたのですが、みることはできませんでした。経験豊富なガイドさんでも見たのは6年前、しかもアマゾンの更に奥地に生息しているそうです。奥地にはまた別の部族がいて、そちらは外部の人間たちに対しての警戒心が強く、衣服をほとんど纏わず、昔ながらの生活を大事にしているそうです。アマゾンの部族といっても、いろんな特徴があるのね😌と感じました。
アマゾンと聞くと、なんだかジメジメした怖いイメージがあったのですが、緑豊かで沢山の自然や体験が満喫出来て、充実した滞在になりました。ガラパゴスみたいに、スポットに行けば動物が見られるわけではないですが、そんな中で動物たちに会えた時の感動はひとしおです。意外なことにアマゾンにはラグジュアリーな高級ホテルも何軒かあり、自然を体験しつつモダンなホテルで冒険後はゆっくりできる環境も整っているそうですので、このブログを読んでいる皆さんも、もし南米に来る機会があれば、ぜひアマゾンへも足を運んでみてください。
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