どの人に届けたいですか?
先日渋谷のコーヒーショップで一息ついていた時のこと。
女性2人がコーヒーと抹茶ミルクを手に隣の席に座りました。
「ねぇ、このコーヒー高くない?サンマルクやドトールだったら、もう100円ぐらい安いよ」
『この抹茶ミルクもほとんど牛乳だし。原価いくら?って感じよね』
えー!ここ渋谷の中心だし!350円でゆったりした店内でコーヒーが飲めるって安くない?と、その会話に一人で総ツッコミの私。(もちろん心の中で!)
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自分で作って売ると「素材原価=販売価格」みたいに考えているお客さんにたまに遭遇してびっくりします。
そして今は大抵のモノは安く手に入るし、そこを基準に考えている人もそれなりにいることも今は実感しています。
でもその人たちに寄り添って販売価格を考えると「私、食べていけないよね?」
そもそも自分ですべて作って売る、という設定でスタートしてしまった自分の価格も間違っていたのですが、それでさえ「高い」というお客さんもいらっしゃいました。
100の高評価より1のネガティブな声がずっしりと響きますよね。
最初の頃はそんな声に悩まされていたのですが、今は悩まないです。
色々な人がいて、色々な価値観がある中で、どういうお客さんに自分のモノを届けたいか。
これがブレると商品もブレるし自分も苦しくなります。
「顔の見える作り手」だと色々意見やアドバイスをくださるお客様も多くて、それは有難いのですが、それを取り入れるか流すかは自分の芯に照らし合わせることが大切。
最初の頃は色々な意見に惑わされて毎日悩んでいたのですが、本当に人の価値観は様々であることを知ると「自分はどうしたいか?」をしっかり持つことが重要だと思います。
っと悟るまでに数年間…。
なかなか成長できないもんだ。
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