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不登校中3の今

別アカウントからのお引越し記事第8弾。これでお引越し完了です。

今回は2回分の記事をまとめています。
なぜ、ここで2回分まとめたのかというと、昔の話を終わりにして新しい今の長男と家族の道を書きたいと思ったからです。

まずは過去記事から。


2020年10月5日「現在のホームスクーリング」

長男が本格的に学校に行かなくなって4ヶ月。
家で自由に過ごし、夕方は公園、という形のホームスクーリングで今は落ち着いています。

掃除機かけと布団をあげるのは毎日の仕事。母が忙しい時には弟たちの面倒をみて、空いた時間はゲームか漫画。
勉強したくなったらスマイルゼミをする。
夕方になったら、弟たちやそのお友達と一緒に公園でめいっぱい遊ぶ。
そんな毎日です。

周りの発信しているホームスクーラーの人たちをみれば、もっとアウトドアで自由だったり、もっと集まりに参加したり、もっと専門的なまなびをしたりしています。
それを見て、うちも!と頑張った時もありましたが、なんだか学校みたいになってしまい、家にいるのに登校しぶりをしていたときのような感じになってしまいました。
それでは本末転倒と、最近は安心できる居場所があれば良い、と割り切ることにしました。

現在の長男は、とても気持ちが穏やかで、毎日落ち着いています。
イライラして閉じこもったり、誰かにあたったりすることもほとんど無くなりました。
学校爆破の夢も最近は見ていないよう。(一時期は学校が爆発して無くなる夢ばかり見ていました‥)
自分の得意なことや嫌なことを、頭では無く直感で感じて毎日を過ごしている感じに、これが本来の子どもの姿なのかなあ、と思います。

昨日は「見て見て、こんなに爪がいっぱい切れた!」と嬉しそうに見せに来ました。
ずっと爪噛みで小6まで一度も爪を切ったことが無かった息子。
学校に行かなくなってから、爪噛みが無くなり、その爪を切る度に自分が前よりも心が楽になっていることを実感するようです。

この息子の心の状態を保てるような未来にしていきたい、と願う母です。


2021年2月12日「中学進学という壁」

3月で小学校卒業、そして4月に中学校入学というのが一般的な流れ。
長男はこのまま引き続きサドベリースクールに通うことを決めています。

しかし、手続きとしては公立校を卒業して入学ということをしなくてはいけません。
中学進学の準備時期、いくつかの壁にぶち当たり、それを乗り越えるために奔走しています。

1.在籍予定校との連絡
公立中学の入学説明会の後、校長先生とフリースクールに通うことをお話をさせていただきました。
すごくご理解のある様子だったのでその日は安心して帰ったのです。
しかし、その後副校長先生から電話があり「進学を機に安心して学校に通えるように‥」と言われ、「え?」となりました。
学校はまだ学校に通うことが1番良い選択だと思う信仰があるのでしょうか。
まだまだ、話をしていかないとお互いの話が噛み合わない様子です。

2.通学定期について
小学校を卒業すると、電車は大人料金になります。
長男の通うスクールは電車に30分ほど乗ります。
通学定期が取得できるとすごく家計的に嬉しい。
しかし、フリースクールに通うための通学定期取得は難関です。
JRは一貫して、公立校からの申請のみ、ということでした。
ダメ元で各交通機関に問い合わせ、フリースクールや公立校への連絡とお願い。
説明の段階ですごく疲れてしまうし、交通機関からの回答も二転三転してそれに振り回されています。

フリースクールを選択すると、お金や手続きだけでなく、説明や相手の理解の無い態度にも疲れ、精神的にヘトヘトです。
疲れても頑張れるのは、長男が学校に行かなくなってからとても良い顔をして生き生きと生活しているから。

今日も子どもたちの楽しそうにしている姿を見られて、母はエネルギーチャージできました。


2つに共通していることは・・・

  1. 学校に行かなくなってから、長男のストレスが減ったこと。11歳まで続いた爪噛みは今は全くありません。顔も性格も穏やかになりました。

  2. 家が安心できる居場所になっているということ。

  3. 親はずっとこれでいいのか試行錯誤していること。学校に行かないという事は、何もしなくても教えてもらえることが無いという事。こちらがアクションを起こさなければ何も起こりません。なので、親は常に何かアクションを起こしています。

タイトルにある「不登校中3の今」。
中3という時期は不登校の親子にとってとても不安が大きくなる時期だということに、中3が近づいてきた中2の冬頃、やっと分かりました。
これまではゆっくり休んでも良かったし、何をやっても良かったけれど、中3になって進路を考えるとこれまでと同じというわけにはいきません。
将来を見据える必要性が出てきました。

そのことを今年になってから親子で何度も話し合いました。
そして、長男は今日から新しいチャレンジをします。
そのためにこれから親子で香川県に向かいます。
親の試行錯誤からの提案がきっかけで、長男は絶対安心空間であった家を離れ、祖父母の家で自分のやってみたいことをやってみると決めました。
提案したのは私ですが、まさか本当にそうなるとは思わず、嬉しくもあり寂しくもあり・・・
多分別れた後に泣きますね、私。
今の時点ではずっと気持ちが揺れ動いていて情緒が不安定なので、チャレンジの内容はまた改めて記事に書こうと思います。

タイトルの写真は、長男の門出を祝ってプレゼントしたシーグラスのイヤリング。
173㎝の長髪でイヤリングをつけている中3男子が、この後どうなっていくのか親として楽しみです。

中3になり、新しい一歩を踏み出そうとしている長男を応援しようと思います。

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