孤食を美味しく時短料理
人というのは、何等かを食し続けなければ、生命機能を維持できない。
オットとの結婚生活は、お陰様で三十周年を迎えたので、とりあえず、ドSにゲロ不味いアタシの料理も、多少成長した。
どのように成長したのかといえば、サイゼリアでパスタを頂いたときに、ウチのパスタの方が少し旨い。というレベルである。
オットは麺しか食さないので、麺の茹で加減を失敗すると怒られる。なので、麺を茹でたり、冷水で締めたり、そういう作業は、それなりにできるようになっていると思う。
問題は、オットが仕事に出ている時に、自分が食べる食事である。
とりあえず、冷蔵庫に入っている残り物を並べる。
とか、食堂でバイトしているので、頂いてきた廃棄食材を温めるとか、本当に、粗末で雑な食事だなという気持ちになる。
家族がいなければ、女は食事を作らない。キッパリ。
とまで言える。
でも、私の場合、弁当などを買って食べたりはしない。弁当は高いし、それよりは、冷蔵庫の残り物の方が、僅かに旨いからである。
まあ、料理は、家事の中では、唯一クリエイティブな活動なので、アートと思って楽しむようにはしているけれども。
オットには、「頼むから創作料理は辞めてくれ」などと、何度も頼まれているから、ヨッポド不味いんだろうという気持ちにはなる。
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料理が下手な人というのは、料理を失敗するという実態がある。
失敗した料理について考察してみる。
●味が濃すぎる
●味が無い
●加熱しすぎている
●加熱が足りない
●食材が大きすぎて、火が通らない、食べづらい
●食材が小さすぎてドロドロ
まあ、これのどれか、もしくは、これらのうちの幾つかの項目に当てはまるのがほとんどである。
なので、失敗ばかりして、成長が無く、料理が不味いまま人は、これらの問題を回避するように料理をシステム化するのが良い。
失敗が続き過ぎると、普通の人は、料理は、自分にはムリと思い込み、作ることを諦めてしまう為、経験値も上げられず、生涯料理が下手という生活を余儀なくされてしまうことも普通である。
ハードワーカーのレディの需要に応えて、料理好き男子を世界中に増やさなくちゃね。(*゜▽゜*)ノ
料理下手の淑女を救うのは、殿方の料理のスキルアップということなのかしらん。
アタシは、四枚目ぐらいの男子(オタク系とか鉄系)には、料理強力リコメンド。
「料理が旨く作れると、稼げる女を落とせるわ」などと、クダラナイ入知恵をすることにしているの。
料理下手な才媛を救う為よ。
関係ないけど、物凄いお偉いイケメンジジイに、「やっぱり貴女は才媛だった」などと褒めて頂いたときには、萌えたわ。偉くなる人は、人を褒めるボキャブラリー使いこなすー。未だに嬉しい。笑。
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料理で一番大切なことは、調理器具や、食器が、汚れていないことである。調理器具が汚れていたり、前の料理の油やカスなどが残っていると、次の調理をしたときに、前の料理の残りかすなどが焦げて、新しい料理を不味くしてしまう。
なので、まず、調理器具をキレイな状態からスタートする。
ここを面倒くさがる人には、旨い料理は作れない。
なので、心して【調理器具を洗う作業を好き】にならなければならない。
次に大切なことは、料理をする食材を、調理を開始する前に、全て揃えておくことである。テレビ番組の三分クッキング的なイメージである。
マグカップとか、小さい皿、ボウルなんかに、食材をカットして、
全てを準備しておくことが大切である。調味料も、予め規定量をマグカップなんかにまとめて入れて、混ぜておくとカンタンである。(→ぐっち祐三さんの料理番組で紹介されていました)
料理を失敗する人というのは、基本的に、調理を開始してから、食材を準備したりするため、料理の際中、物凄くバタバタして、焦がしたり調味料を多く入れすぎたりしてしまうのである。
料理の段取りが悪くて、調理が焦げそうなときには、一度火を止めるだけで、焦げを回避できるので、メモしておいてください。
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次にすべきことは、料理をする順番を守ることである。
料理大学というテレビ番組で、中華料理の作り方を眺めていたことがあった。
その時に学んだことは、
●食材の大きさを揃える(火の通りを均一化しやすい)
●火の通り方が違う食材については、別々に加熱・湯通し・油通しなどの予備調理をする
●肉などの食材は、事前に下茹でし、臭みを除去する
という事だった。
食材の大きさを揃えるという作業は、知らないと思いつかない。なので、料理の火の通りが均一にならず、結局は、調理に失敗してしまうのである。
この、料理大学で学んだ中華料理の基礎的な知識は、インドネシアに移住した時に役に立った。食肉に抗生物質などを投入していないため、物凄く臭う。この臭いは、腐敗臭ではない、本来の野生の持つ臭いである。(日本に住んでいると、肉は臭くないので、本来の問題を考えるチャンスが無い)
なので、早朝に市場に買いに行き、速攻で下茹で、スープ作り、鶏肉は、串に刺して冷凍、豚肉はチャーシューにする。という作業を延々したんだよね。
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それから、調味料を入れるタイミング。
料理によって、多少の違いはあるんだけど、先ほども書いたけど、グッチ祐三さんの料理番組で、すべての調味料は、指定量をマグカップにまとめて、最後に調理した食材と混ぜるというテクニック。
理由は、
〇調味料を入れると、材料から、一気に水分(出汁など)が出てしまい、飛ばそうとすると焦げたりする。
〇いくつもの調味料を、容器から入れようとすると時間がかかりすぎて、最高の調理タイミングを逃して、失敗してしまう。
からだそうだ。
理に適っていると思ったので、紹介させていただいた。
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結論、料理を失敗しない為には、まず、調理について、知識を深める事である。
料理は、原則、物理反応である。
失敗した部分について、考察して、次は、同じ失敗しないように、自分の料理のシステムを改善することが、成功の第一歩。
そうして、面倒くさがらない。
出来れば楽しむ。
準備と手順を守る。
これだけでヨイ。
もし、いつも焦がしてしまう人は、全ての料理を弱火だけで作りましょう。時間はかかるけど、それなりに美味いです。
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こんな話をすると、もう、料理が面倒になってきますよね。笑。
結局、料理って、面倒。
皿洗うのも面倒。
みたいな怠惰な感情に支配されてしまい、結局作らない。
そんなこんなで、料理が面倒くさくなってしまうのが、ヒトという生き物である。
アタシも、まあ、面倒くさがり屋ですから、もう少し、カンタンに、それなりに美味い料理が食べられないかなって思って、鉄製の小さい鍋(17センチぐらいのやつ)を購入してみた。
これが、スゴイ便利で。
まず、肉なんかを、少しの油で炒めて、【水】と【出汁の素】入れて、野菜と煮込めば鍋になるし、湯豆腐とか、スキヤキとか、おひとり様の鍋料理は、ほぼできる。
料理をするのに、いくつも鍋を使わなくていいので、洗う手間も少なくても良いし。
小さいから、カセットコンロで調理できるし、最後にごはんを投入すれば、雑炊にもなる。
煮る、焼く、蒸すもできるし、食器も兼用できるので、まず、最初にこれをゲット。
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もう一つ、蓋つきのオーブン皿という品物があって、これは、金属が物凄く薄い為、超超弱火で調理しなくちゃいけないんだけど、必ず蓋をつけて、蒸し焼きみたいに調理するので、中まで火が回って、魚、肉、ギョウザなどは、コゲ目がつけられるし、ちょっとした汁がある料理もオケ。
グラタンなんかも作れる。
アマゾンで【グリルパン】で検索すると、こんなのが出て来ると思うので、探してみてください。
ウチはいつも、ジャーマンポテトを作っています。ポテトは串切りにしてから、レンチン5分ぐらいして(芋1個ぐらい)更に、グリルパンでウインナー、玉ねぎなんかを入れて、弱火で、音が「ジージー」って鳴るぐらいまで加熱します。
【ジャーマンポテトの素】を軽く振りかけて、全体をサクっと混ぜたら、少し中火ぐらいで、焦げ目をつけて完成です。
この調理器具は、焦げやすいので、弱火で少し時間をかけて、更に、時々止めて、材料全体を蒸らしながら調理します。フタがついているので、キッチンも汚れないですし、クッキングシートを敷けば、手入れも簡単です。
鉄なので、利用後は、洗ったら、軽く加熱して乾燥します。
利用頻度が多ければ、特に油をつける必要もないですけど、最初、グリルパンや鉄製土鍋に油が軽く馴染むまでは、サラダ油などを軽く塗るといいですよ。
鉄製の調理器具は、食生活から鉄分が自然に摂れるのと、テフロンなどのように、定期的に劣化せず、一生使えますので、仲良くするといいと思います。
ウチは、全てのフライパンが鉄製で、(6個あります)
もう、どの子達も長い付き合いです。
調理器具で食器も兼ねるという食事は、雑なようですけれども、合理的ですし、結局は、面倒が一つ二つ減りますので、面倒くさがり屋さんにもオススメ。
電子レンジの調理よりも、圧倒的に旨いです。
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追記として、アメリカ大使館のシェフの映像を以前拝見したことがありました。
この方は、自炊用のあらゆる料理を、塩だけで味つけて食する。というのを毎日(何十年も)繰り返したのだそうです。
そんで、ある時に、突然、料理人としての腕が評価されて、大抜擢されたというストーリーでした。
塩は、数種類あったかもしれません。
肉魚は、新鮮だったとも思いますが、臭みを取るため、下茹でとか、水で洗うなどの処理はしたかもしれませんね。
映像では、塩を容器から直接、人差し指と親指でつまんで、擦るように、少しずつ、丁寧に食材に振りかけていらっしゃいました。
イロイロな料理法があるものですね。
この方法は、本当に、シンプルで、食材の味も生きてきて、しかも、料理人の味覚も育つなと思えました。
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関係ありませんが、私の場合、高血圧のため、味付けは、原則無しで料理を作っています。
必要であれば、調理後、軽くしょうゆをかけるとか、ゆかりや、塩昆布なんかをパラパラふりかけて味付けをする感じです。慣れると旨いです。
私は、料理は【なんちゃって、超手抜き主婦】で、料理の紹介をできるような才はありませんけど、あとは、ご自身でも、レシピを調べたり、好きなものを作ったりしてみてください。
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前回、拒食の時のミキサー食についても書きましたけれども、大切なことは、好きなものを食すことだと思います。
好きなものは、沢山食べられますし、食べるときに、アドレナリンがでますからね。
食にたいして、イロイロな情報が蔓延していますが、ストイックになりすぎると、結局辛くなってしまうとも考えています。
誰かと食べると美味しいです。孤立している方は、セラピーとか、デイケアとか、似たようなライフスタイルのサークル、カウンセリンググループなどに入り、どなたかと一緒に食事をする機会を設けてみてください。
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最後に、知人のトレーダー兼ミニマリストの食生活。
家には、レンジと湯沸かしポット一つ。
ニッスイの冷凍食品とかを、冷凍専用のストッカーに入れて、
解凍して食していると話してくれたことがありました。
今は、弁当みたいに、いくつかの食材がセットになっている一食分の冷凍弁当もあります。少し高いですが、料理が面倒な方は、検討してみてください。
トレーダーというのは、仙人のような生活だなと感じましたが、今日、ご紹介した調理器具は、冷凍食品にもとても相性が良いです。
一度、レンチンして、少し、グリルパンで焦がすとか、冷凍うどんなどは、鉄鍋で、美味しく出来上がります。
そのまま食卓に移動して食せますので、洗い物も結局少ないので、楽なのです。
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最後に、拒食状態の方は、ドクターや栄養士さんとも相談して、栄養補助ドリンクというのがありますので、それも、食事と併用して、日常生活に必要なエネルギーを、効率よく摂取することもオススメいたします。
私は、メタボを何とかしたいです。最近は、ソーダに酢を入れたドリンクを、一日一杯飲むとか、キャベツの酢漬けなんかを頑張って食べるようにしています。
まあ、この、『頑張って』というのが良くないんでしょうね。
目的を持って、楽しく頂いて、痩せるような食生活に改善していきたいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。ご参考になるところがあれば、どうぞ、ご利用くださいませ。一緒に、ゴールを目指して、楽しい食生活を送りましょうね。
by おじゃらりんご でした。