48Gファンの私がSixTONESに出会った話
NMB48のファンであるという話
私はNMB48のファンである。
紅白でAKBのセンターに立つ山本彩ちゃんを見つけ、歌声に惚れ、ダンスに惚れ、ステージでのパフォーマンスが大好きで大好きで、みるみる沼にはまっていった。当時は高校生で愛知県に住んでいたのでお金は無いし現場は遠いし、一般に言うオタクのようなことは出来なかったけど、ネットとテレビでできるだけ追いかけていた。
NMB48の何が好きだったかというと、パフォーマンスだった。腕や脚の角度までぴったり揃ったダンス、ライブでの圧倒的な盛り上がり。ステージ上での彼女らのエネルギーが大好きだった。実際にライブに行ったことは無かったけど、彼女らのパフォーマンスにずっと力をもらっていた。
高3の頃、彩ちゃんが卒業した。受験生だったので、絶対に行くと決めていた卒業コンサートにも行けず、不完全燃焼だった。(私があと一学年上だったら卒コンにも絶対に行けたのだ。今なら会場に近いし。)
でも彩ちゃんは卒業しても音楽活動を続けてくれた。(というか彩ちゃんの夢はずっとシンガーソングライターだった。) ダンスが見れなくなったのは悲しかったけれど、私は彩ちゃんの声が大好きだったので、アルバムを買ったり本物の彩ちゃんに会いに行ったりもした。大学生になってお金に少し余裕があったし一人暮らしで自由だったので好きなように応援することができた。
NMB48も、しばらくは次に好きなメンバーを見つけては応援していた。しかし、私が一番好きだった時代のメンバーが続々卒業し、変化についていけなくなった私は徐々にNMB48の情報を追うことから離れてしまった。今は多分最後の推し、山本望叶ちゃんのSNSを眺めてニコニコしているくらいである。
もちろん今も応援していることに変わりはないし、これからも私はNMB48が好きである。熱しやすく冷めやすい性格の私がここまで長い間何かにハマったのは初めてだったし、彩ちゃんは人生で初めてできた推し。誰かを推すという概念を知ったのも彼女らのおかげであり、私の人生を変えたのがNMB48であるというこの事実は揺るがない。
松村北斗というアイドルとの出会い
SixTONESを好きになる前も、ジャニーズのことは全く知らないわけではなかったので、2組同時デビューをしたグループがあるということはなんとなく知っていた。しかしそれ以上の情報として知っていたのはデビュー当時めちゃめちゃ歌番組でやっていたImitation Rainという曲名とサビのメロディーだけだった。SixTONESをそのまま「シックストーンズ」と読まないことはなんとなく知っていたけど、正しくは何て読むのかということまでは知らなかった。(後から知ったことでいうと、YouTubeに広告で流れてたJAPONICA STYLEと、幽かな彼女というドラマに出ていた森本慎太郎は認識してた。あと最近の恋マジの動画もTwitterで見たことあった。)
私が北斗くんに出会ったのは、THE MUSIC DAYのジャニーズシャッフルメドレーだった。ジャニーズにそこまで詳しいわけではなかったけど、昔ちょっとだけ嵐が好きだったというのと、こういう異なるグループが絡む系のイベントは好物なので(48グループ総出演のライブとか歌番組のアイドルコラボとかも好きだった)、結構よくYouTubeとかで見ていた。リアタイはしていなかったが、今年の動画もYouTubeだったかTwitterだったかで流れてきたので、今年はどんな感じかなーと思って見てみた。そこで心を奪われたのが松村北斗という人間だった。北斗くんは平野紫耀くんとWセンターでVenusを歌っていた。
冒頭のソロパートの歌声で心を掴まれた。ああ、良い声。好きな声。切なさのある素敵な歌声。一瞬で好きだと思った。その後の「ためらうなら忘れたい」のパートの表現もどストライクで好きだった。何度も見直して、イントロの微笑みにもやられた。
はい、次。YouTubeで「松村北斗」と検索して出てきた動画をとことん観た。特に覚えているのがたまたま出会ったNEW WORLDのライブ映像。2サビの北斗くんのソロパートに、私は心を掴まれた。何度聴いても名パート。この歌声に惚れた。
沼に片足を突っ込んだ私はYouTubeで北斗くんのパフォーマンス動画をひたすら見続けていた。
ここで強い衝撃を受けたのが、Japonica styleのダンス動画だった。私はそれまでの印象から、北斗くんはクールに落ち着いた感じで踊ると勝手に想像していたのだ。しかしその動画を観て衝撃を受けた。そこには全力で誰よりも大きい動きで激しく踊る北斗くんがいた。え…好き…。
さらにYouTubeを漁り、パフォーマンス動画、ストチューブの動画、ラジオの切り抜き等々色んな動画を観た。そこで北斗くんの人間性を知ることになる。なんだこの人間…。「ギャップ」という言葉は松村北斗という人間のためにあるのかと思った。それくらい衝撃だった。最初の印象は大方の人と同じ「クールな人」だった。しかし動画を見ていくうちになんだこのわんこは…と、その人見知りなのにおしゃべりという人間性にも惹かれ、動画を探す手が止まらなくなった。
という感じで北斗くんの沼にズブズブはまっていった。でもその頃はまだYouTube Fanfestの動画でJAPONICA STYLEとAmazing!!!!!!を見るくらいだったし、他のメンバーを知らなかったので北斗くんだけを目で追っていた。ちなみにその頃、“ライアーライアー”も観て、さらにはまっていった記憶がある。
つまりそのころは所謂単推し(ここでは、松村北斗を応援しているが他のメンバーはあまり知らないというくらいの意味)だったと思う。しかし私は48グループのオタクをしていた人間だ。単推しで終わるわけがなかった。
SixTONESとの出会い
北斗くんの動画を見ているうちにSixTONESの顔と名前は自然と一致していた。まあネットでよく見る名前だしなんとなく聞いたことはあった。
SixTONESというグループにハマっていったのは、なんとなく徐々に…という感じだったと記憶している。でも、何がきっかけになったかというとやっぱりパフォーマンスだったと思う。その頃YouTubeでよく観ていた曲は僕が僕じゃないみたいだ、マスカラ、フィギュアとかだった気がする。北斗くん目当てにYouTubeで彼らが歌って踊る動画をひたすら調べ、ひたすら観ていた。ライトなファンという感じだったと思う。
結果、徐々に彼等の表現に惹かれていった。北斗くんだけでなく、彼等6人が揃うことで作り出される世界観に圧倒された。
ちなみにその頃テレビでNAVIGATORを披露していて、最後のジェシーのアレンジに衝撃を受けた。生放送、生歌のパフォでアレンジ入れるとかこの人らほんとにアイドルか…?と。
とにかくこの頃は彼らの歌声と曲が好きで、ずっと聴いていたかった。サブスクが無いのを知り涙目になりながらもとりあえず最新アルバム“CITY”を買った。ここでまた衝撃を受ける。え…これ本当にジャニーズのアルバム…?おしゃれ過ぎない?聴こえてくる歌詞はほとんど英語だし、いわゆるアイドル曲っぽいもののほうが少ない。でもどんな曲も彼らの歌声にぴったりはまっていて知らない曲もずっと聴いていられる。
北斗くんの声に惹かれたというところからもわかるように、私は声フェチである。山本彩ちゃんに惚れたのも声だった。SixTONESの6人の声にも惚れ、彼らが歌う歌に惹かれた。
この頃、私は大事な試験前でひたすら勉強していたので、歌詞も曲名すらもよく覚えていないCITYをひたすら聞き流しながら勉強していた。お盆を潰され一人で家に籠もって勉強という現実に病みそうだったけど、SixTONESには本当に元気をもらった。一生感謝すると思う。
アイドル
私は今も昔も、アイドルを追いかける上で一番好きなのは歌って踊る姿を見ることである。TV、雑誌、YouTube、…色々な媒体があってどんな彼等も彼女等も好きだが、アイドルは結局ステージに立って歌って踊っているのが一番輝いているし、その姿に我々は元気をもらえる。これは私がアイドルを好きな絶対的理由である。ライブ映像を観ることからでしか得られない力がある。
NMB48を応援していた頃も、彼女達がステージに立ったときに放つ圧倒的なパワーが大好きだった。SixTONESのライブ映像を観て、彼等のステージ上でのパワーに私は心を掴まれたのだと思う。
彼らのパフォーマンス以外の魅力を知ったのはその後だった……と書こうと思ったが、どこかでやめないと大学のレポート並みの文字数になる気がする。というわけでざっくりハマるまではこんな感じ。これ以降は彼らの魅力についてひたすら書き連ねることになりそうなのでもし気が向いたらまた別のnoteでまとめようかと思う。
終わり。
山本彩ちゃんを好きになる前、『彩』を変わった読み方をするということはなんとなく知っていたけど『さやか』と読むことまでは知らなかった。SixTONESを好きになる前、田中樹の『樹』を変わった読み方をするということはなんとなく知っていたけど『じゅり』って読むことまでは知らなかった。ちょっと似てるなって。どうでもいい話でした。
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