「ベゾアール(結石)」シャルロット・デュマ展@銀座メゾンエルメス②
馬型埴輪 幅約3.5メートル・深さ約40センチメートルの大溝から出土。5世紀中ごろのものと推定。
足が短くずんぐりとした蒙古系の馬で、胴体には粘土で轡(くつわ)・辻金具・手綱・鞍・障泥(あおり)・輪鐙(わあぶみ)などの馬具(乗馬の際に馬を制御するための道具)を付け、足元は蹄を表現しています。
その後同じ場所から埴輪に着けられているものと同様の馬具が出土したことから、馬をよく知る人物が愛情をこめて作ったものだと想像できます。
表情が親愛に満ちていると思いませんか?
また特筆すべきは、同じ場所から出土した人型の埴輪や家を模した埴輪よりこの馬の埴輪のほうが大きかったという事実です。
いかに馬が大事なパートナーであったか。そして同時に大切に扱ってきたかが伝わってきます。
そして同じ場所から出土したこちら
ガラスの映り込みでうまく撮れなかったので、お写真拝借しました。
こちらも同時期に同じところから出土したため、合わせて親子馬と呼ばれているそうです。
発見当時は犬の埴輪といわれていたそうです。
私は実物を見て豚だと思いました。
鑑定した結果、馬の埴輪と分かったそうです。何故だかわかりますか?
決め手は男性器らしいです。
犬や猫、その他の生き物にはそういったディテールは付けないそうです。
馬は人類にとって特別なパートナーだということがわかるエピソードだと思います。
公式ホームページより拝借
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