1人1万4千円のお粥を21人で食べた。あと、自分でも作ってみた。
※この記事には漫画HUNTER×HUNTER18巻までの内容、21巻からのキャラクター名が含まれます。
はじめに
「1人1万4千円のお粥を食べに行きましょう」 「ちなみに最低でも16人は集めないと予約できません」と言われたら、あなたはどうしますか。
今思いませんでした?
「なにそれ」
と。
ハードルの高さ
突然ですがみなさんは『一坪の海岸線』をご存じでしょうか。
大人気漫画『HUNTER×HUNTER GREED ISLAND編』において登場。
ゲームをモチーフにし、カードを集める事が主目的だった作中内で、最も入手が困難だと言われるカードです。
都市ソウフラビに移動型特殊カード『同行(アカンパニー)』を使って15人以上でまとめて赴くことがこのカードを入手する第一条件。
え?あの大人気漫画H×Hを読んでない?知りませんそんなの。
ところでなにか今聞き覚えありませんでした?
15人以上?……15……16……え、16人……?
そう。お粥と一坪の海岸線ってイベント発生条件がほぼ同じなんですよね。
説明しよう
前述のハードル高すぎ粥、正式名称は毋米粥といいます。(母ではなく毋)
調べたところによると中国は広東あたりが発祥。
魚介類、肉類、野菜などなどなどをあらかじめ用意してあるお粥で煮込んでゆき、いろ〜〜んな出汁が染み込み「育ったお粥を食べる」という代物です。
ようわからんがなんかすごそうですよね。
具材がとってもたくさん入るなら、お値段が張るのも納得ですね。
どこで食べられるの
神奈川は横浜中華街にある名店「南粤美食」
連日のように混み合うこの店に、そのお粥は存在します。
価格は24年冬現時点で1名1万4300円。最低でも約23万は集めないといけない「超高級お粥」です。
なんでそんなに人を集められたの
ゆる言語学ラジオサポーター(通称ゆサD)Discordでこのお粥の話が持ちあがると、高額にもかかわらず面白がったやつ美食ハンターたちが各地から手を挙げまくり。あっという間に参加枠が埋まりました。
考えてもみてください。お粥に大金を払う人、身内だけで16人集めきるのはちょっと厳しいですよね。持つべきものはやっぱりインターネットコミュニティ。時代はパソコンくんに追い風を吹かせています。
(尚「基本16人以上~18人まで」なのに参加希望者は30人近くいました。日程などの関係でそんなには入りませんでしたが、いつか第2回開催があるかもしれませんね。)
提供されたお粥の内容について詳しいことはこちらを見てください。後述もします。
味はどうなのよ
以下参加者の感想を抜粋。
とにかくめっちゃ美味しかったです。
当日を終えて
11月某日、オフ会は無事終了。
お店の人もあたたかくもてなしてくださり、非常に楽しくて有意義な空間でした。
ただ1つ困った事が
非常に美味しいこのお粥。出汁兼具材が多い。あまりにも多い。むちゃくちゃ多いのです。
いや、待ってください。多い事は利点なのです。いっぱい食べられるんだもん。
お粥でしゃぶしゃぶされた具材たちは、煮上がったら私達の元へすぐさま運ばれてきます。
そのため挨拶もそこそこに具材の写真を撮り、運ばれてきたら食べ、矢継ぎ早に具材の写真を撮り、その美味さに浸り……。
浸りきれてはいませんでした。そう、忙しすぎるからです。
美味い飯への必死さはタイムラグからも読み取れます。返事をするどころでは無いのです。こちらは戦っているのですから。
ところで矢継ぎ早という単語、タイムショックでしかつかわないとおもっていましたが、お粥でも使用できる単語だと判明しました。よかったね、矢継ぎ早くん。
兎にも角にも忙しいのです。タイムショックと並ぶほど。
さて、どうする
のんびりとしたイメージのある、お粥。
ですがお粥と忙しなさは両立できるのです。
みんなが帰り際に言っていた事があります。
お粥本来を満腹になるまえに食べてみたいねー と。
私自身もう一度ゆっくり味わってみたいなと。
ですがそれはお店では叶いません。じゃあどうするか。簡単です、ないなら作ればいいじゃない。
というわけで、キョン!
お粥を作るわよ!
この記事は
前日17日は、˚✩∗*˚✩†˙꒰ঌ♡有野†梨花♡໒꒱·̩͙⋆.*。☆.*・+。さんによるゆる安全運転ラジオ~120日免停編~
明日19日は平泡盛さんの記事が予定されています。(後日URL記載予定)
お粥の「複製(クローン)」を作る
話は決まりました。
説明は合間に挟むとしてどんどん作っていきます。
まずはベースのお粥の準備。
はじめに本家のお粥を観察してみましょう。
粥だなんだと言ってはいますが米の原型がありません。どちらかというととろみのついたスープに見えます。
中華粥ではジャスミンライスの使用率が高いらしいです。香りが飛ばないようさっとだけ水で洗い、油(今回は米油)と塩をひとつまみだけいれ、軽く混ぜます。
その後約10分から一晩ほど冷蔵庫でなじませます。
出来上がったお米は沸騰したお湯に入れ炊いていきます。
お湯から炊く事によって米のでんぷん質が米から流出せず中に留まり、ふっくらと仕上がります。
炊き上がってくるとジャスミンライス特有の華やかな香りが部屋に広がり、ちょっぴり幸せな気持ちに。
浸漬(通常米を水につけておく時間のこと)しなくていいなら、油を馴染ませる時間も省いていいのでは?と、混ぜて即炊いてみたこともあります。結果普通に不味かったです。
皆さんはやめておきましょうね。
これをハンドブレンダーで
ブィーン!!!!
粉砕しました。
(※ふざけてないです)
具材をしゃぶしゃぶする為、お粥はとろみはありつつも水分量が多い状態に仕上げます。
作り方は色々あるみたいですが、これに加え長時間煮込むなら米はほほとんどなくて当然と言えるでしょう。
ザルで濾すなんてレシピもありました。が、ザルに残った米を捨てることになるのは精神的に流石に厳しいものがあります。日本人だから。
ここからは会場及び鍋が変わり、1ℓ分の加水をしています。
これでベースは完成。
目的と実験内容
今回は「横浜中華街で食べられる"あのお粥"の再現」が目的です。
したがって入れたら美味しそうなもの、ではなく実際に店舗で出た食材(または近しいもの)を揃え、試していきます。
またどの具材からお粥は美味くなるのか?という比較も併せて行います。
プラカップを準備し、具材が煮込まれたら小分けにしていきます。
あとでどの具材でお粥が確変に入るのか、味を比べていきましょう。
具をいれる
まずはこちら
海老です。
下処理します。
友人に「エビ揉めだね〜」といわれなんのこっちゃの顔。(シャニマスのミームだったようです。)
おシャニはアルストロメリア派であり 大崎甜花さん派なのが裏目に出てしまいました。甜花さんって本当に可愛い。まず姉である事がかわいい。タレ目なのもカワイイ。甘奈もかわいい⭐︎
お粥も食べてみましょう。
うーん……?正直全然美味しくありません。
海老本体は甘みや海老味噌の風味をしっかり楽しむことができるのに対し、お粥には海老の臭みのみがうつってしまいました。非常に残念な結果です。ナシすぎる。
次行ってみましょう。
あわび!!!
にしようと思いましたが、おなじくミミガイ科のとこぶしを使用します。
活きがいいのが手にはいったのと、あとあわびよりちょっぴり安かったので。
あわびと似てはいますがとこぶしのほうが磯の香りは抑えられ、柔らかな身も食べやすく上品な味わい。
つけだれ(お好み)でいただきます。
粥単品はというと……ん!意外と美味い!
先程の海老の臭みがとこぶしによって抑えられ、お粥が圧倒的にまろやかな味に仕上がりました。やるな、とこぶし。
塩はまだ足していないので、出汁と米のみのシンプルさがまた粋です。
つぎ!
ホタテです。
かなり砂を噛んでいそうな殻付きホタテ、またはボイルしかみつからず手間を考えて泣く泣くボイルを選択。刺身用を見つけたかったのですが、仕方がありません。
お粥は貝出汁の味はしっかりと増してきました。が、味わいに大きな差はありません。確変ポイントはまだ先なようです。
ホタテ自体もまぁ美味いな、程度。本家のホタテはしっかりと甘みがありましたが、流石にボイル済みでは力及ばず。
でもホタテって常に安定した美味しさがありますよね。うーん、焼いてバター醤油かけたい。
つぎ。
センマイ!!
の予定でしたが省きました。今回唯一の脱落食材です、だって味しないんだもん。
本家、ホルモンの出汁も出てたのかな……。
というわけで
排除(エリミネイト)……!
つぎ!
生のイカ、うれしい。
当日さあ捌いてやるぞというタイミングですごく手伝ってくれそうな友人が周りにいたので下処理はまるっとお願いしました。
ありがとうみなさん。
本筋とは全く関係がないのですが、この次のページって泣けますよね。毎回涙そうそうになってしまいます。
ジャンプ50周年展で原画を初めて目にした時も感動のあまり会場で号泣しました。
冨樫先生ありがとう。
あと知らないサラリーマン達がキャラクターを指差し「なんだっけこいつ」と言っているところに横から「メルエムです……。」と話しかけ、爆速で逃げられた事は忘れられない思い出です。
まぁ、しゃくりあげながら泣いているスーツ姿の見知らぬ人が横から話しかけてきたらそういう怪異なので速やかに撤収するのは当然と言えるでしょう。
でもメルエムは覚えときなさいよ、流石にさあ。
ここから塩も少量投入。お粥でゆっくり煮込まれた白イカは塩の効果も相まって甘みがしっかり感じられ非常に美味しいです。
イカは美味しかったもののお粥はあまり違いがありません。塩入れたのに。
もうちょっと頑張れるんじゃないのと思いつつも次。
鶏肉行ってみましょう。
切ったらお粥で直茹でします。
もう少し塩を追加します。
ただの茹で鶏なのでダイエット飯みたいな気持ちになりましたが、もも肉なのでガチの人からはキレられる事でしょう。オフレコでお願いします。
お粥食べます。
……。
…………。
うっっっっっま!!!
鶏肉が止め!!
塩味が覆い!!とこぶしが支える!!
みたいな味!!いやいきなり何???
思わず大声が出てしまい、響く笑い声に室内にいた全員がこっちをみる始末。
鶏の油と旨みが塩味や海鮮出汁、米の甘みをまとめ上げ味が激変。
これがアニメなら勝利確定BGMが鳴っていますし、ゴンとキルアがお粥ならマサドラには自力で何回か行けています。ずっと何言ってんの?
鶏肉への畏敬の念がとどまるところを知りませんが進みたいので次。あさりです。
もう6種類目。こちらも砂抜き等の手間を考え水煮缶にします。
水分は切りおかゆに直入れ。こういっちゃなんですが見た目がしょぼい。
人は見た目が9割という本が売れましたが、あさりにも同様のことが言えるのだという発見を得られましたね。
本体は残念でしたが、お粥はというと明確に美味くなっていました。さすがに出汁としてしじみと立ち並ぶ貝といえるでしょう。コハク酸の力ってスゲー!
税込107円の缶詰にここまでの力があるとは思っていませんでしたが、認識を改める必要がありそうです。ごめんな、罵倒して。
次!つみれです。
ネギはあった方が美味しいと思います。
本家はぶりんとしていて弾力がありましたが、自作のものはしんじょのように柔らかめの食感になりました。どっちもあり。
だんごの塩気が強くなりすぎたのが反省ポイントです。これそういえば塩タラだったんですよね。追加で塩入れちゃったよ……。
ここでお粥
……も見なかったことにして次に行きます。次!
お粥に入れる際に一度別鍋で下茹でをしましたが、結構アクが浮いてきました。
肉は直入れは厳しいですね。
肉団子に生姜をしっかり目に入れたことが効いてさらにお粥がレベルアップしました。香りがいいです。
実際に何度かお粥の試作をした際、頻繁にこのひき肉と生姜という組み合わせで食していました。鶏で確変に入れるの間違いないのですが、鶏肉が1番力を発揮できるのは他にも具があった場合。ひき肉と生姜はほとんどこれだけで戦い抜ける具材なので、実質束縛する中指の鎖と言えるでしょう。言えないか。
というかクラピカの鎖の全体呼称名ってなんなんですか?いまだにわからん。
次
いしづきをとってしいたけを入れていきます。
IHで火力がイマイチな事もあり煮えるのに時間がかかりそう。ある程度置いてからお粥だけは取り出しておき次にすすみます。
お粥のみ少し食べてみましたが、旨みがグンとアップしているのがわかりました。
今回唯一のきのこ。本家で出てきたしいたけも肉を凌ぐ人気食材らしいのですが、ここでも十二分に力を発揮してくれています。本体を食べるのも楽しみです。
次も野菜です。
短冊に切って入れていきます。
こちらは流石に火の通りが早いです。生で食べるのとも単に焼くのとも違い甘味が増し、ほくほくとした食感になりました。
おかゆにも野菜の甘みが加わったような感じがします。
ここまできたら終盤戦。一気に進めて行きましょう。
鶏・豚ときて満を持してここで牛。今更ながらだいぶ贅沢三昧です。
本家は立派な肉すぎてテーブルに出されたときおもわず拍手が起きたレベル。
こちらもスーパーの中ではよさげ(割引)な黒毛和牛を購入。
軽く火が通り、アクが取り除けたらお粥にイン。
牛肉は明確に値段の差がでますよね。火を通してもとっても柔らかく、非常に美味しい牛肉です。
これはお粥もさらなるレベルアップが期待できます。
大根は短冊に。
カボチャはカット済みのためそのまま使用します。
カボチャも直入れで煮える時間を待っていると途方もなく時間がかかりそう。ですので水で濡らしたキッチンペーパーにくるみレンジで火を通します。
しいたけも大根もカボチャも味が染みて非常に美味しいです。
途中で入れた塩のおかげで、つけだれはもはや不要。素材のみで十二分に味が仕上がってきました。
そしてここまでかなりの具材を食べてきましたが野菜なのでまだいける!という気分になるのは嬉しいところ。
本家はここまで2時間くらいでしたが、自作なので3時間以上かけゆっくり進めているのも幸いし、お腹にも余裕があります。
小分けのお粥も比較していきます。
といきたいところですがまたもや忘れていました!!!!!!!!!馬鹿野郎。詰めが甘い。
ここで一つ本家と大きく違ってしまった箇所をご紹介します。
色です。
見てわかる通り本家だとおかゆ自体がオレンジ色に染まり綺麗ですよね。
今回はかぼちゃに先に火入れをしたため、色が流れ出なくなってしまったと考えられます。
ただですね
おかゆの見た目、色こそ出なかったものの実はかなり変化しています。
沢山の具材の旨みや油などで育ってきているのがお分かりいただけると思います。
さて、具材もここまできたら残すところ油条(中華揚げパン)と干し貝柱のみとなりました。終わる前に具材を振り返っていきましょう。
ここまで具材の総数は13。
つまり
ちょうど今こうですね。
写真で見てみると
いや
多っ。
改めて見ても多い。多すぎる。
机ひとつを占領してなんとか撮影ができるかな……。といった感じ。
当日材料を運ぶ際に登山用のリュックを持って来たのは大正解でした。
直接具材には関係がありませんが赤い缶が目を引く 王老吉。こちらも横浜の店舗で飲めます。
中国で人気の激甘ドリンクで「飲ムト風邪ヒカナイ!」とおすすめされました。激甘ゆえ好みは分かれるところですが、ハマる人はハマる味。
隣の卓はほぼ全員が王老吉の虜になってしまい、みんなして缶にストローをさし嬉しそうに机を囲んでいました。あの光景は忘れられません。ちょっと怖かったから。
さて話を戻しましていよいよ最後。
干し貝柱はお湯でもどしてからほぐし、戻し汁と一緒にお粥にイン。
油条は冷凍品。常温において解凍しておきました。
ここから揚げてもよし、焼いてもよし。今回は設備の問題で焼きを選択。
焼いたらカットして……
お粥を盛り付け、油条を乗せて……
できた!!!!!!!!!!!
感想
美味しい!!
牛肉の油が入ることで味のまるみが増し、しいたけでグルタミン酸の旨みも加わりました。大根とカボチャも色は出ませんがしっかりと野菜の甘さを添えてくれています。
油条は焼きにしたのでカリッとしています。お粥にひたひたにつけて食べると焦げ目の風味と食感の違いで食べ応えが増して美味しい。揚げのジュワッと感を取るか焼きの軽さを楽しむかはもはや好みの域でしょう。
さてお粥。本家の旨味の暴力!!!といった味わいから比べると、旨味が優しめです。
味もしっかりついておりそれぞれの出汁は強く出ているため、あくまでも本家と比較すると……という感じ。
あの時の小型版として考えるなら十分美味しく仕上がりました!類似度合いとしては70〜75点といったところでしょうか。
満足がいくレベルにはなったといえるでしょう。やったね!
違いと要因を考える
旨みが本家より劣る理由。
・本家はガス、今回はIHと火力不足であること。
・食材の量に圧倒的な差があること。
・技術不足
が挙げられるでしょう。
まずひとつめ。本家も移動式ガスのカセットコンロだったとはいえやはり火。今回と比べると煮込む時間の長さは体感2から4倍ほどは違ったような。その分ゆっくり食べることもできたので一長一短というところでしょうか。
私自身IH調理はほとんど初体験。お湯を沸かす速度ひとつとってもその遅さに内心ずっと驚きでした。
食材の量。これが最も大きい要因ではないかと推察されます。
写真ごとに比較してみるとその違いはは明白。
この圧倒的物量差を埋めるために、旨みの強い食材はもう少し量があると良かったのかも?あさりは水煮だとしても2缶以上、椎茸も全部で3袋くらいは必要だったかもしれません。
最後の項目です。途中お粥の量が比較用取り分け、アクを取り除く……などで思ったより減ってしまいました。そもそも鍋のキャパシティの問題で理想より少なめに作っていたのもあります。
そのため泣く泣く500mlほど追加で水を加えています。豚肉団子あたりだったはず。
それがなければもう少し旨みが強く出ていたかもしれません。もしくは加水するのであれば鶏以前であるべきだったかもしれません。
何しろ一番味が変わったのは鶏だったので。
金額
総額で13000〜14000円程度でした。
それを人数(12人)で割り1人1200円を徴収しました。
当初の予定は1名あたり1500円上限で賛同者のみ。7人位ならいいよーって言ってくれるかと思いきや、みんなノリが良かったので金銭面(と精神面)に大幅な余裕がある形で着地。ありがたい限りです。
それでも全体で本家の1名分以下と驚異的なコストパフォーマンスとなりました。
友人らの感想など
またお粥が苦手だった人も2名ほどいましたが、内1人は食べることができていました。
お粥の粒感が嫌なタイプはスープ状になっているので大丈夫、とろみが苦手なタイプはやっぱり厳しかったようです。さらさらよりはとろとろのテクスチャなのでそこは致し方ありませんね。
次回作るなら
再現を目的にしないなら干し椎茸を入れたいです。
俺が選んだ最強具材!!でデッキを組んでみると何度でも楽しめるかも。あとは途中でも紹介しましたがひき肉と生姜!これは本当におすすめです。
ガルガイダーなんかも良い味が出るかもしれませんね。
最後に
実際に 毋米粥をやってみてようやくこれを出すお店のクレイジーさに気がつけたように思います。
仕入れの手間がまずあります。下処理の多さもバカにならないですよね。順番やかかる時間を考えるとつきっきりは必須。店で出すべきかと言われたら……利益などを鑑みるとそうじゃないのかも。
少し狭めの店内は20人ちょっとでもうギリギリ。がその分奥まで気配りが行き届いた気持ちの良い接客で、非常に良い体験でした。
最近の物価高騰の煽りを受け値段がまた上がってしまうかも……。とLINEが来ていたので、旨みという暴力で殴られ続ける感覚が気になる方はお早めに。
他にもメニューはたくさんあるのでお近くに行った際にはぜひどうぞ。
続いて自作。どこまで頑張るかは自分次第なのもありコストを重視するなら圧倒的に自分で作るべきでしょう。
お粥の作り方自体は非常に簡単。たこ焼きパーティーや鍋パーティーなどの代わりに、ワイワイできて簡単・おすすめなお粥パーティーはいかがでしょうか。
ただほんまごめん、写真映えは……撮影者の腕の見せ所かもしれませんね!
さて、以上を持ちまして今回の実験は終了とさせていただきます。
またの機会があればお会いしましょう。お楽しみに〜〜〜!!!!!
Special Thanks
11月にお粥会に参加したみんな
12月にご飯を作ってくれたみんな
御徒町吉池本店
南粤美食 さん Instagram →中華南粤美食 Google Map→南粤美食
この世で一番面白い漫画ことHUNTER×HUNTER
その作者冨樫義博先生
そしてここまで読んでくれたあなたに。