外出制限下のカターニアの様子1
~コバンザメのシチリア滞在記~
@首相声明直後のスーパーマーケットの様子
北部の街が封鎖されたころ、街の境界でのものものしい様子とともにスーパーマーケットでの買い占めの話題が何度もテレビで報道されていた。まだその頃はこのあたりではあまり緊張感もなく、普通の日常生活だった。
しかし同時に、少し前からの日本でのマスクやトイレットペーパー類の買い占め・品薄のニュースもネットで目にし、日本の友人たちとのSNSで切実な声も聞いていたので、生鮮品以外は地道に少しずつストックするようにしていた。
スーパーマーケットの品ぞろえの動向には、たぶんどのカタネーゼ(カターニアっ子)よりシビアな目を向けていたと思う。
3月11日午前。いつも大賑わいのオープンマーケットは閉鎖。空が青くてかえって寂しくなってしまう。
スーパーマーケットが入店人数制限をしているので、入るために一定の距離をとって待つ買い物客(自分も)。一見雑然としているが、ちゃんと来た順番をみんなが把握しているのがシチリアあるある。
そしてこういうところに必ずいるお世話焼きマダム。「あなたはあの人のあと。ああ、ちょっとそこのシニョーラ、みんな順番を待っているのよ」って感じで仕切っている。みんな素直に従う。
そして2日後はこのとおり。矢印下がスーパーマーケット入り口。きちんと1m以上間隔をあけて並ぶ買い物客。
3月14日現在。スーパーマーケットの品ぞろえはいつもとほぼかわらず。
日本の友人に伝えたら「これからなくなるよー」と警告。
備蓄はしたけれど、ちょっとどきどき。
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