2023.12.9『THE 仮面ライダー展』レポート
こんばんは。
好きなバイクはマシンディケイダーとガードチェイサーです(ああいうフォルムが好き)。
あなたの好きなライダーマシンとその理由をコメント欄で教えてね。
さてさて、先日「ほかヲタ」配信参加のため仙台に行っていたのですが、
少し早めに行って『生誕50周年記念 THE仮面ライダー展』を観てきました!!!
個人的には正直、前作『ギーツ』中盤から現行の『ガッチャード』までライダー離れを発症しており、「今の自分が行っても楽しめない要素なんかもあるのでは……」と憂えていたのですが、
さすがは僕の人生の1/3以上を共に過ごしてきたコンテンツ。幸いにもそれは杞憂に終わりました。
結論から言いますと、めーーちゃめちゃ楽しかったです!!!
貴重な展示物の数々に充実の資料、時にパネルにはキャストのサイン、BGMは時代を彩ったライダーたちの主題歌……。
改めて、ライダーを好きでよかったなあと思えるような、大満足の内容でした。
粗末なレポですが、お読みいただければ幸いです。
会場アクセス、ラインナップ
仙台会場は、仙台駅前の商業施設イービーンズの9階催事場。
小松準弥さんや渡邊圭祐さん、もっと言えば石ノ森章太郎の故郷である宮城での開催は、なんかこう特別なものを感じます。
先に言ってしまいますと、他会場で展示されていた『シン・仮面ライダー』や『アマゾンズ』、イマジンズやネクストファイズなどなどは今回見られず。バイク類もサイクロン号しか置いてありませんでした。
会場によってはナイトなどの2号ライダーやオートバジン(バトルモード)なんかも展示されていたそうで(そんな中で何故がんがんじいは仙台までしっかり運んできたのか……)、キャパや立地の都合なのかなあと思いますが、超銀河王並みに残念無念でした……やむなし。
下の階の飲食店ではコラボメニューが展開中で、そこで昼食をとるつもりでいたのですが、週末の大渋滞とイートインスペースの狭さから断念。こういうのはお子や家族連れが優先的に楽しむもんですね。クウガのやつが食べたかったな〜。
また物販会場も下の階に別展開されており、全ライダーが敷き詰められた圧の強さでおなじみの絵巻もその近くに。
推しライダーしっかりキャプチャしてきましたよ!
物販は展示鑑賞後に立ち寄りましたが、せっかく触れたので先に言及しちゃいましょう。
3000円以上でビジュアルカードのプレゼントと駐車券サービスがあったので、気持ち程度買って帰ろうと思っていたのですが、見てみたら仮面ライダーダブルのイヤーカフが!
ピアスやネックレスなどのアクセサリーは普通にあるだろうとは思っていたのですが、まさかイヤーカフまでカバー範囲に入っていると思わず、ピアスホールに今なお怯えている僕としては喜んで買ってしまいました。
他にもファイズやオーズがあったかな? ちょっとうろ覚えですが、アクセサリーのラインナップも充実していましたよ。
それと、スマートブレイン社製のアイテムが何かしら欲しい、と思っていたので、ロゴ入りコンパクトミラーを購入。スマートレディあたりが愛用していそうですねえ。
電子決済も充実していて、キャッシュレスガチ勢の僕としても安心で便利なお買い物でした。
悲しみと怒りの使者。奮迅の昭和ライダー
万感の思いという表情でサイクロン号に手をかけ、優しい微笑みでそう問いかけてくるのは、初代『仮面ライダー』本郷猛/仮面ライダー役の藤岡弘、さん。入場後、一番最初に我々を出迎えたのはそんな映像でした。
概ね、サイトなどに記載のあるイントロダクションの内容を言っていたと思います。そして、最後その腰には……。思わずしっかり足を止めて観ちゃいました。
その直後には、石ノ森章太郎の原画(複製だったっけかなあ、たぶんそうだったと思いますが)と、その拡大パネル。これだけ拡大しても粗を感じないってことは、それだけの書き込み量だったってことなんだろうなあと。
このような映像資料やパネル等は撮影禁止だったのですが、その他の展示物や仮面ライダーたちに関しては撮影可能でしたので、以降は大興奮で撮りまくってきた写真たちを添えつつお伝えしていきますね。
昭和ライダーエリアは、基本的に複製展示がほとんどでした。
というのも、以降の平成・令和ライダーの武器や衣装などにはなかった「(複製)」という注釈が昭和ライダーの展示物には多く書かれていたので、え、じゃあ平成コーナーにアレやソレは本物……???撮影現場で役者やスーツアクターが手に取りOAされた実物……?(真偽は不明です)
ライダースーツは基本的にガチもんではなく、昭和・平成共にまさしく複製品だと思うのですが、それでも目の前にすると興奮が段違いですね。
基本的に画面越し、または手の届く場所にあるのはおもちゃだけなので、実在するライダースーツを目の当たりにする機会ってのはなかなかありそうでないんです。
ライダーマンのカセットアーム、あの落花生みたいなビジュアルといい、攻撃系アームの武骨な感じといい、ネットアームとかスイングアームとか「縄」でしたからね。博物館来てんのかな、縄文時代の暮らしコーナーかなと思っちゃいましたよ。
でもこういう機会でもないと、複製とはいえなかなか肉眼では拝めない代物だと思うので、目と鼻の先で直接見れて楽しかったです。本郷と一文字の衣装複製も、なるほどリアルに目の当たりにするとこういう感じか、と。あのガビガビの映像でしか観ていなかったものでしたからね。
幼い頃はスーパー1が好きでした。
ファイブハンド、今思えば平成や令和に見られるウェポン換装ギミックの走りとも言えますね。
と、歩みを進めるとなんと、ここで改めて等身大の昭和ライダーたちが!!!
こーれはもう、テンション爆上がりでした。ストロンガーがチャージアップしてるとかいちいち突っ込まない。
栄光の7人ライダー、かと思いきやZXまでの10大ライダーでした。
昭和ライダーも本編ちゃんと見に行けてるタイトルはそう多くないので、また時間作ってマラソンしたいんですよね。
BLACKとシャドームーン、直近だと『BALCK SUN』の印象強めですが、やっぱ原点のこの二人の立ち並びにはぞわっとくるものがあります。
RXはロボとバイオの3体並び。
これだけの時が経っても今なお最強ライダー論争に名が挙がる彼の存在はでかいですよ……。
ネオライダーもしっかり。シン先輩、画力強すぎっす……。
そして、そこを抜けていくと……
おいおいおいおいおい!!!!(ゴローゲにも劣らない興奮度)
平成ライダーだ~~!!
歴史をゼロに巻き戻す。疾走の平成ライダー第1期
大興奮……大興奮です……!!!
ヒーローショーもほとんど経験ないですが、普通のヒーローショーでもこれだけの人数の本物のライダーには会えませんからね。
そうだよ、俺たちの平成はデコボコで石ころだらけだったんだよ……!
鉄仮面もいれば鬼もコウモリもいて、極めつけはバーコードだぞ……! かっけえだろ……!!!
当時6歳の僕にライダーファンとしての道を切り拓いたクウガ。彼とは実に23年半ぶりのツーショット。『爆報! THE フライデー』かよ。
このときのためだけにこのGUコラボのクウガパーカーを着ていきましたよ。
アギトはいつ見ても本当に完成されたビジュアル……精悍で格好良すぎる……!
造形美さえ神話レベルですね。
龍騎と写真撮ったら、姿勢の影響かなんなのか、真司くんとイェーイって撮ってるみたいになったよ!!
学年誌で初めてファイズのビジュアルが解禁された時の、あの近未来感とワクワク、金属臭さ、うっすらとした恐ろしさ、今も鮮明です。
本当はディケイドとも撮りたかったんですが、奥の方に居たのと、さすが平成、他コーナーと比べても撮影したそうな人たちが多く感じ、ご迷惑になりかねないと思って撤退しました。
まああいつはあちこち世界めぐってますしね、また会えますよ。「いつか……旅を続けてればな!」。
生きてるうちにこの棺を生で拝める日が来るなんて……。俺の全ての始まりがこの棺に詰まってるよ……。
すぐそばには石化アークルやバグンダダ、超変身後の武器とトライアクセラーがガラスケースで展示。こうして見ると興奮と写真撮りたさが大きく勝ってしまい、その場で目の前の資料を凝視する時間が少し足りてなかったかもですね……ぷち反省。
映像資料とパネル(相関図・キャスト)、剥き出しの大型プロップ、ガラスケース越しの小型プロップ。基本的に『仮面ライダー展』はこのフォーマットで各タイトルが展示されているスタイルです。
『アギト』からはG3-Xの装着前スーツ!!
オタク心を非常によくわかっている。
アギトあたりまでは装着変身シリーズで遊んでいたので、小さな小さなストームハルバードやフレイムセイバーは触っていましたが、本物はとにかくデケエ……!!
それは『龍騎』でも同様で。CSGシリーズでもドラグクローの再現は無理なんじゃねえかなあ……と思うくらいの迫力と重量感でした。
『ファイズ』コーナーにはライダーズギアのアタッシュケース。
「ユーザーズガイド」のフォントとデザインがめっちゃ2003年って感じで最高だ〜〜!!
スマートレディの衣装も。生で見ると結構褪せてたり擦れてたりします。やっぱ本物だったんじゃないかなあ。それにしても使い込みすぎじゃ??と思うくらいでしたが。
デンカメンソードを前に、「これのおもちゃ買ってあげられなかったんだよなあ」とお母様らしき声。買わなかったんじゃなくて、なんかの都合で買ってあげられなかった、ってのがいいなと。ライダーの思い出は子のみならず親にもあり、なんですねえ……。
うちにもアークル(ソニックウェーブDX変身ベルト)がありますが、親にバッキバキに踏み潰された状態です……。
ドッガハンマーもでっけええ!
『キバ』も造形美が完成されてましたな。ザンバットソードとかも見たかったな。
驚きなのが、FFRのプロップがあったこと!
ファイズブラスター、キバアロー、ブレイドブレードのみ(プロップ化したのもこれらだけでしたし)だったのですが、こんなのも見れるのか〜とかなり嬉しくなりました。
え、まだ平成一期??
ここからまだもう半分近くあるわけでしょ??
心臓がもたないよ……!!
その先にあるスタートライン。極彩色の平成ライダー第2期
このイベント、まるで容赦がありません。
すぐ先に待ち構えていたのは、平成2期ライダーたち!!
ディケイドから繋がった「平成ライダー」の系譜は、彼らによってぐぐぐぐっと押し広げられ、受け継がれていった感じがします。
彼らの目線はいつでも「ようこそ風都へ」でした。
でも今回は「風都から僕らの街へようこそ」。
こんな日も来るんですねえ。会えて嬉しかった!!!
ダブルの資料は、ダブル大好きな僕からすれば端から端まで全部お宝!!
ガイアメモリも実物はけっっっこうでかいんですねえ……。
二人並んでってのが粋ですね。
進ノ介の謎ライン入りスーツもずっと気になってたから間近で見れてよかった。
聖都大学附属病院の職員証……!?!?
本当に変なとこで惜しみないっすね仮面ライダー展……嬉しいんだけどさあ……!!
行きの車で『PEOPLE GAME』聴いてたんですけど、松田るかさんは本当に声の使い方が器用ですよねえ。キバといいオーズといい、歌のめちゃうまな役者さんはオモテでもっといっぱい歌ってくれていいのになあとすごく思いました。
どこにでもいそうな風貌なのに、見れば一発でこれはソウゴだとわかる、この感じ……。ファッションの妙味ですね。
欲を言えばミライダーの資料とかも見れたらよかったですけどね!
新時代のリアライジング。驀進の令和ライダー
10年1単位で考えると、令和ライダーも早くも折り返しに差し掛かってるんですね。あっという間です。
僕としては少しずつ馴染みや愛着が薄くなっていくところですが、それでも好きなもんは好きです。
ゼロワンなんか! ほんと全要素大好きですから!
お仕事5番勝負とかイズ復活とかAIに対する解釈とか不破さんの最後とか、色々難しい問題はありましたが、それをあの超逆境の環境下でとにかく最後までやり切ったってことに大きな価値があると僕は思います。
セイバーも周りでは色々言われてましたが、最後までしっかり観るとしっかり面白いですよ。
リアタイしんどかったって人は今ポンポン自由なペースで見るとちょっと違うかも。
それにしても不思議な複眼の形してるよなあんた。未だによく分からんよその下半分の交差してるらへんのその感じ。
イズはそんな立ち方しない!!!やり直し!!!
終盤は商業史のコーナー。
社会現象になったという仮面ライダースナックのカードがずらり。ニキたちにはたまらないんでしょうなあ。
そして変身ベルト史!
大好きなベルトがいっぱいでワクワクしちゃったのと、進化がすごい。ガッチャードライバーってあんなビカビカしてんすか???キッズたち目やられません???大丈夫???
最後にファンを見送ったのはガッチャード。
ごめんな。まだVSレジェンドしか見てない。
レジェンドはすごくよかった。
まとめ
僕のこのnote史上でも最多枚数じゃないかと思う写真のボリュームでお送りしましたが、いかがでしたか??
とにかく生の本物の仮面ライダーに会えたこと、そのライダーの世界にしかないはずのたくさんのアイテムが見れたこと、その作品世界ひとつひとつに想いを馳せることができたことが、この仮面ライダー展のハイライトだったと思います。
誰にでも一人は「あなたの仮面ライダー」がいるのでは?
公式はさらっといいますが、これは本当に凄いことです。
疎い・詳しいの差はあっても、ライダーの名前がひとつも言えない人ってのはあまり出会わないし、むしろ近い世代のライダーの名前は「それそれ!」と盛り上がれる。
好き嫌いや好み、是非は分かれても、仮面ライダー自体はすっかり日本を代表するヒーローコンテンツのひとつなんだなあと実感しました。
僕がクウガに出会い、仮面ライダーと並走し続けてきた23年半。
一生のうち、ひとつのコンテンツをこんなに長く愛し続けられることってそうはありません。
(まあギーツとガッチャードはまだアレですが! まだ! 今はまだね!)
これからも、またさらに新しい世代の仮面ライダーが生まれゆくのを、僕も見守り続けたいと思いました。
仙台での開催期間は来年1.8まで!
わざわざ行って損のない、大人も子供もオタも非オタも全員楽しい空間になってます。少しでも興味の湧いた方には、ぜひ足を運ぶことをお勧めします!!!