「かき氷定食はありまぁす!!」
コーヒーフロートの上のアイスクリームは氷の上に乗っているから沈みません。南極のシロクマみたいなものです。そのアイスクリームと、氷の間にできるシャリシャリ(名前はまだない)が異常に美味しいため、アイスクリームを残しつつ食べてしまうのです。全体から数%しか取れない牛肉の貴重部位。または、しらこや湯葉みたいな感じです。
なぜシャリシャリがこんなに好きなのか。何を隠そう、僕は小さい頃から「かき氷万能説」というのを唱えているほどのかき氷好きです。家族みんながかき氷好きで、うちにはかき氷機が3台くらいありました。
家で作る時は、かき氷をその辺の茶碗に入れて食べます。そのため、ある時お椀に入ったかき氷がご飯に見えたのです。もしかして、ご飯のおかずをかき氷で食うのありなのもしれない。そう思い、小学生の頃「かき氷万能説」を唱え始めました。「かき氷万能説」というのは、甘いシロップやフルーツだけでなく、ご飯としても成り立つ、デザート&主食の両方を兼ね備えた万能食であるということ。そして、その辺にあった味付けのりを巻いて食べたり、ふりかけをかけたりしたことがあるのです。結果は、冷た〜い味付けのりと、ふりかけでした。より美味しくなるとかはないため、僕は「かき氷万能説」を諦めました。
そして時は過ぎ…。
一昨日、押上あたりを歩いていると、ボロ目のご飯屋さんがあったんですね。そこで僕はきれいな二度見をしました。
看板には一番の推しとして「かき氷定食!1600円」と書いてあったのです。目ん玉が飛び出ました。写真には、どでかいかき氷と、おかずの皿が載っています。明らかにご飯としてのかき氷です。思わず、「かき氷定食!?」って声に出たんですが、ちょうど店員のおばちゃんが外にいて看板を下げるところでした。
ついに、実証した人が現れたんだ…「かき氷万能説」…。
揚げものとかあった気がするんですが、写真をしっかり見れなかったので、よくわかりませんでした。どんなおかずでかき氷を輝かせるのか。気になってたまりません。僕の声を聞いたおばちゃんの顔が、明らかにニヤリとしていたので、相当自信があるのかもしれません。
もちろん、「スタップ細胞はありまぁす!」みたいな可能性もあります。ですが、僕は同じ夢を見たあのおばちゃんのことを信じてみたいのです。
かき氷定食はあります!かき氷万能説は立証されました!
子どもの頃の自分に伝えてあげるんだからっ
今週の質問「根拠はないけど信じていること」
みんなに言いまくっているんで、ちまたでは有名な話ですが。
猫派の人は猫に似ていて、犬派の人は犬に似ている説をとなえています。※両方好きな人は論外なので入ってこないでください。
理由はわかりませんが、結局みんな自分みたいなやつが好きなんではないでしょうか。
ちなみに今のところ100%です。
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