#215「毎日短時間の『クラス会議』をやることについて。」
おはようございます。 「子どもたちにライジャを!」を代表、庵冶石細目「松原等石材店」3代目、日曜日はロジラスカフェ店長のライジャケサンタと森重裕二です。今日もどうぞよろしくお願いします。
いや、また日曜日の時間がやってまいりましたけども、「日曜日楽しみにしてます!」とか、「待ち遠しいです。」というメッセージまでいただいておりますけどもね。いや、ありがたいですね。本当にもう「クラス会議」のことを、こうやって話ができて、反応を結構いただけるので、始めてよかったなと思っておりますけども…。
よかったら、あの日曜日だけ聞いてくださっている方もいるかと思いますけども。ボク、「ライジャケサンタ」として、「ライフジャケット」のこと広げる活動をやっておりましてね。また、全国で広げていこうと思ってますんで、そっちもぜひ応援頂けたら嬉しいなと思っております。
そして、クラス会議の方ですけどもね。やっぱりこうやって「定期的に時間をかけていく」っていうところに「クラス会議」の真髄があると思うんですけども、それと同じように、このクラス会議の時間、日曜日の話をする時間をありがたいなと思ってるし、「あっ、これやな。」と思ったりしてるんで、あのまた良かったら聞いていただけたら嬉しいなと思ってるし、ぜひコメント、メッセージで盛り上げていただけたら嬉しいなと思ってますんで、どうぞよろしくお願いします。
今日はですね、さっきも話ししたんですけども、定期的に時間を設定するということに、すごい「クラス会議」の価値があるんですけども、毎日短時間のクラス会議をやることについてっていう感じで話しようかなと思ってますんで、どうぞよろしくお願いします。
「毎日短時間の『クラス会議』をやることということについて。」ってことで話をしてみたいなと思ってます。ちょっとまず先週の「プロセスには時間が必要です」っていう話について、コメントをちょっといただいているので、コメントを2つ紹介させてもらいますね。
1つ目なんですけども、1つ目は「子どもの力を信じて待つことが大切だと改めて思いました。私は毎年11月頃からかな…と思いながらやっています。その頃からクラスもなんとなく落ち着いてくれればいいかなと思っています。できる年もあれば、できない年もありますけど。 あと議題に答える時とゲームは一緒に楽しく参加しています。」というコメントを頂きました。ありがとうございます。
これクラス会議結構ちょこちょこ長いことやっておられる先生なんですけども、コメントの中でキーワードとして「11月頃かな。」って書いてあるんですけど、だいたいこの頃に落ち着き出したり、ちゃんとできるようになるんですね。ボクも同じぐらいの感覚です。10月、11月、12月…2学期の終わりぐらいですね。「クラス会議」がすごくうまく回るというか、みんながこうできるようになっていくって感じがあるんですね。まあ、できないのもありますけどね。
で、もう一つ、ちょっと紹介させてもらいますね。ええと、今日嬉しいことがありました。これ滋賀の時に一緒に同僚やった先生で、やったかなり長いことクラス会議をやっておられる先生ですけどもね。「今日嬉しいことがありました。言葉発するのが苦手な子がいて、4月の最初は『ありがとうみつけ』の時もニコッとぬいぐるみを回すだけだったのが、ありがとうは言えるようになって、その子が『今日いつも係を一緒にやってくれてありがとう。』と友達を見て言いました。継続と積み上げの力ってこれだなと思いました。クラス会議と出会わせてくださってありがとうございます。」っていう話なんですね。
これ先週から今週の間にメッセージ来てるんで、だいたい12月上旬の姿っていうことですよね。12月上旬までこのクラスは結構毎日やってたみたいなんで、だいたい100ちょっとぐらい回数を重ねて、やっと子どもがしっかり友達の目をみてありがとうと言えましたという話やったんですね。
これわかりますかね?100回やってるわけですよ。100回。それだけ回数を重ねて、やっと子どもらがそうやって姿を見せてっくるっていうことですね。で、毎日友達がやってるのを見てたりとか、こういう風に言えばいいや…っていうのをずっと聞いてきて、やっと言うようになってくるんですよね。
で、これボクは、結構今までたくさんのクラス持ってきたけども、いろんな子が「クラス会議」に参加してきたけども、「クラス会議」の「ありがとうみつけ」についてはもうほぼほぼ全員ですね、言えなく言えなかった子、ほとんどいないっていう感じなんで、やっぱりそうやってしっかりと安心して練習できる時間を補償していけばいけば、1年の後半に言えるようになるって子がいるので、やっぱりそれだけ回数が必要やっていうことだと思うんですね。
で、「毎日短時間のクラス会議をやること。」というテーマについて、今日話すんですけども、元々の「クラス会議で子供が変わる」の本にもそのことが明記されているわけですね。毎日短時間のクラス会議が大事です…っていうことです。「週に1回長いクラス会議を行うよりも、1日1回短いクラス会議を行う方がベター。」っていうことですね。で、「週に1回だけではあの、子供たちはそのプロセスを理解して覚えることができません、」っていうことがはっきり書いてありますね。やってきた先生、多分ほとんどそう思ってると思うし、この本にもまた明記されてるんですけども、「週に一度の授業ではこう、生徒たちは理解することも十分なあの時間を練習時間を経験することもできない。」ということが書いてあるんですよね。
で、なんでこれそうなるかっていうと、週に1回、クラス会議を設定するというのは非常に難しいんですよ。実はね、学校の教科、いろんな教科の中でクラス会議を週1回設定するというのは、ちょっとなかなか難しいんです。で、毎週やったとしても、だいたい学校って35週ぐらいなんで、毎週必ずやっても35回なんですよ。で、なんかあって抜ける、抜ける、抜けるってなったら30とか25とか20ってなるので、そもそも経験する回数が減っていってしまうっていうことですよね。それでは十分なあの学びができないんです…っていうことが元の本にも書かれている。これはあの多分、クラス会議をかなり経験してきた先生たちがいろいろ話して、僕らもそう思ってるって同じように、結果、週1回よりも毎日短時間の方がベターやっていうことが書かれているんですよね。
でこれ、実はね、「ポジティブ・ディスプリン・イン・ザ・クラスルーム」の本を僕、英語版の本をあの取り寄せて、あの読んでたんですけど、一番最初の初版っていうんですかね?にはそのことが書かれてなかったんですよね。「毎日短時間の方がいい」ということ。でも、多分増刷されてこうあの内容を少し変えていってる中でそのことが出てきているので、多分経験的にいろんなあの話をしながら、やっぱり週1回よりは毎日短時間の方がいいよねって話になってると思いますね。
僕らが「クラス会議」をやり始めた時に、当時若かった先生らと、もうほんまにいろいろ話し合いながらやってたんですけども、あの例えば「議題が上がってこない。」ということを「どうしよう?」っていう相談があった時に、いろんな先生と喋って結果的にわかってきたことが、「定期的に開かれてないっていうクラスは議題があんまり挙がってこない。」ってことが分かってきたんですよね。
毎日きちっとやってるとか。まあ少なくとも週3回決まった時間にやってるとかっていうクラスだったら議題が結構出るんだけども、不定期に、先生ができる時選んでやってるとかってなると出てこなかったんですよ。やっぱりもう、元の本にも書いてあるけど、「定期的である必要がある。」っていうことと、できるだけその回数が保証されてる方がいいっていうのが、あのこのクラス会議のコツになるやろうなと思っています。
っていうのは、もう多分、議題を書く側の気持ちから考えたら、ちょっと分かるか知れないけども、議題書こうかなと思った時に、毎日必ず1回ずつ話し合われてるとすれば、議題箱に例えば10枚20枚入っていたとしても、「ああ、翌週とか再来週ぐらいには話し合われるなあ…。」っていうのをイメージついたりとか、大体これぐらいで話し合えるなっていうことがわかっていると入れるけども、いつ開かれるか分からないとか、回数がそもそも少なければ依頼に入れても多分話し合われへんな…と思って、入れないんじゃないかなと思うんです。で、これは元の本にも書いてありましたけどね、定期的にやってないと子供たちは議題を出す気が削がれてしまうということ。それはあるやろうなとか思っています。
そして、あのさっき言ったように、経験をやっぱり重ねていく回数を重ねていくということもすごい大事かなと思うので、だから多分クラス会議やってる先生方は10月とか11月または12月ですね、今このぐらいの時期に子どもたちが変化してくる姿を見るっていうことが多くあるっていうことですよね。そこからなんですよ、子どもたちがまたさらに学んでいけるので、子どもたちがその感覚の中で「自分たちはできるんだ。」とか、「あの子が言えるようになってきたな…」とか、「やっぱりこのクラスはみんなでこうやってやってるから言えるようになってきてるよね。」とか、「助け合いができるようになってきているよね。」って感覚の中に浸って、すごいまたしっかりそのプロセスを経験していくことで、さらに次のステージというか、次の感覚をまた子供たちは学ぶことができるじゃないかなと思うんですよね。
なので、毎日短時間でいいから定期的にというか、きちっとその時間を保証していってあげて、経験させていってあげると、間違うこともあるし、うまくいかへんこともあるけど、保証しながら、その中で子供たちが練習する時間をきちんと与えていってあげて。で、その中で子どもたちがチャレンジする…ってめ。なんか言えへん子が言えるようになっていくとか、助けられへんかったけど助けられるうになったとか、うまくあのアイデア出せへんかったけどできたとかってことの中にまた浸らせていってあげるっていうのが、「クラス会議」のポイントになっちゃうかなっていうふうに思っています。
なので、あの毎日短時間の「クラス会議」をぜひ設定してもらいたいんです。イメージではもう30分とかないとできひんのちゃうかな…と思うかもしれへんけども、僕らはほんまに仲間にチャレンジしてきて、5分から10分あればできるんですよね。内容をちょっと減らしたり、曜日決めてやったりとかしていくと工夫の中でできます。で10分から15分あれば、ほとんどのクラスで「ありがとうをみつけ」とか、議題の話し合いとゲームのところまでだい10分15分でできるんで、ぜひチャレンジしてほしいなとは思ってます。
(コメント返し)
はい、というわけでね。コメント返したいと思います。まず1つ目ですね。匿名なんですけども。「『しんどいクラスの子達って、そういうのが苦手だったり、うまくうまく学んでなかったりするのも多いですね』っていう言葉がありましたが、今年の6年生は、まさにその通りの子どもたちです。先生がおっしゃったように、強制と罰の積み上げが反対の効果、反作用を長期間起こしてきてしまったと分析しています。それだけ手や声を親から家族からかけてもらってない環境というバックボーンがある子たちなんですよね。 スキルがないのでどうオフィシャルの場で表現したらよいのか分からないのだと思います。」
ということですね。えっと、そうですね。家庭のバックボーンというのも非常に大事ですけども、やっぱ学校でそのどういうことを育てていくかっていうことに、どれだけ時間をかけてきているか…ということはすごく大事かなと思うので、「クラス会議で子供が変わる」の本にも書かれていますけども、あのコントロールとか罰とかで子供たちをこう育ててきて、で急にやろうとしても、多分子供たちもその経験がないからできへんし、あのやりたくてもできないんやと思うんですよね。で、さっきも話したんですけども、十分な時間をしっかり与えてあげて練習していくという場が絶対的に必要やと思うんですけども…。多分みんな必要やと思ってるし、それができるようになったらいいってみんな思ってるとは思うんですけども、あの学校の中でそういう時間を設定することってなかなかできないわけですよ。
そういう場を「クラス会議」として設定しなければ、何が起こるか?っていうと、それをやるかやらないかっていうのは、それぞれの先生の裁量に任されてしまうわけですよね。学習指導要領にあったり、教科書にある内容でテストがあって評価しなあかんことっていうのは、みんな頑張ってやらなあかんからやるんですけども、こういう人間関係のこととか、子どもち同士の話し合いのこととかっていうのは、先生の裁量に任されるわけですよ。
で、子どもたち同士の問題なんでどう解決していくか。例えば、クラス会議の場をきちんと設定していくと。子どもら同士が話し合って決めていくっていう場面が多いんですけども、それがなければですね。結構、先生が采配してね、先生が間に入って仲裁して、先生が子供の問題を一緒に解決していく。まあ、先生の力量がすごい先生の力にかかってくるという場合もありますよね。もう、子どもたちの中には先生がうまく解決してくれって願ってる子もいるし、先生がうまく間に立って話してくれへんから私ら揉めるんってやと言ってる子がいますので、はっきり言いますので、子供たちは。
「クラス会議」をやった年数に関してはちょっと多分経験があるので、いろんな話ができると思います。そして、何年もやってきた先生がたくさん僕の周りにいますので、すごいスキルが高いっていうか、経験値も高い先生がいるんですね。もしなんかやってて困ったりとか、あのチャレンジしたいことがあるんやけど、どうしたらいいかわからなかったり…とかいう方がおられたらですね。コメント、メッセージいただいたりすればですね。いろんな方の意見を聞くことができると思います。ぜひ頑張っていただきたいなと思います。
あの今までとは違うやり方をね、導入しようとしていることになってしまうこともあると思うんですけども、ぜひ諦めないで頑張ってほしいなと思います。すみません、ちょっと長くなりましたけどね、あのコメントありがとうございます。
じゃあもう1つは大手さんですね。「『クラス会議』の話深いですね。学校現場と違いますが、私の妻は空手道の師範をしていて、私も指導員としてお手伝いしているんですが、弟子は幼稚園小中高生から大人まで様々な年代がいる中でお互いを尊重しながら日々鍛錬をしています。空手道の精神や技は、降った雨が土に染み込むように体に染み込ませる『涵養』が大切と言われています。ええ、お話の中のプロセスもそういったことにつながると思います。いつか自ら動き出すことを信じて、子どもたちの心と体の成長を促しています。」といういことです。ありがとうございます。
空手道の話ですね。で、あの降った雨が土地に染み込むように体に染み込ませる。これ、すごいですね。「クラス会議」の元の考え方のアメリカの考え方は、「ポジティブ・ディスプリン」っていうんですけど、この「ディシプリン」っていうのが日本語訳があんまりないみたいなんですけど、もう体に染み込ませる同じ考え方やと思います。これ、懐かしい話で、サッカーのオシム監督が「ディシプリン」っていう言葉をちょこちょこ使ってはったんですけどね。多分サッカーでも練習して練習して体に染み込ませてっていうのを多分そういう意味で使うんやと思うんですけど。
僕「クラス会議」の例えばありがとう言うこととか、子どもらが困ったことを話し合うプロセスも、さっきも言ったけど、数多く経験していくっていうのは、ほんまに体にそれ染み込ませていくというか。普通にしてたらなかなか「ありがとう」って言わへんかったりとか、解決思考で問題を話し合ったりしないかもしれへんけども、それを体に染み込ませていく…っていうのをプロセスを通して学ぶとか、そういう考え方でやっていく経験をしていくということについてはおっしゃる通りですね。まあ空手道もそういう話っていう話ありますけど。
「クラス会議」をやりながらね、あの例えば禅の話とか、この前もあのルービンさん会いいましたけど先住民族の方のお話とかをね、すごい勉強してた時期があります。で、やっぱ共通してくると思うんですよね。そういう大事なことって一体何なんかなって話になった時に、僕このライフジャケットの活動もほんまに同じような感じになってくると思うんですけどね。
いや、またぜひ大手さんから空手の話をね、ちょいちょい挟んでいただいて気づいたことがあったら教えていただけたら多分聞いてる方、この空手の話を聞いて、あなるほどなって思ってる方もいると思うんで、ありがとうございます。
はい、というわけで今日はね、ちょっとあのうまく伝えられたらわからないですけど、ええ。毎日短時間のクラス会議することっていうことについて話をしてみましたが、いかがだったでしょうか?うん、もしよかったらハートボタンのいいねとかね。コメント、メッセージいただけたら嬉しいなと思いますんで、どうぞよろしくお願いします今後、ただ一つ子供たちの命を守ること、どうか一人でも多くの方にメッセージが伝わりますように、今日も最後まで聞いていただいて、ありがとうございました。また、明日。