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「長い。」という短いダメ出し

4月から5年生になる娘の、「2分の1成人式」というものに親として先日参加した話です。

子供には知らされていない、親からの手紙を渡すサプライズがあって、私は事前に用意したパンパンの封筒を娘に渡した。
受け取った娘は、一瞬、親にすら感情が読みきれない表情で止まった気がしたが受け取った。
「あとで読んでね」
同居しているこどもを相手にして、親のてへへ顔は貴重だ。
今思えばのんきなものだ。
親の役割を全うした充実感で満たされていた。
その後私は仕事へ行く。

帰宅した私は照れを押し殺して娘に聞く。
「手紙、読んだ?」
娘は言う。
「長い。」

読んだ?という問いに答えていない。
答えていないが、的確だと思った。
わたしは娘を見る。
娘はわたしを見る。そして言った。
「長いよね、いつも。」

ショックでした
でも自分もうすうす気づいていたんです
思い返せば、わたしがやった親友の結婚式の友人代表の挨拶も長かった。
実際、式の進行はすこし押しました。

なぜ長くなるのか。
それは、私が調子に乗ってどんどん肉付けするからです。
言いたいことが埋没してしまう。
でも、そもそも突き抜けて言いたいことがない。ダラダラ書きたくなる。ここが問題。

短い文の練習をします
ここでしたいと思っています

こどもに送った手紙は5枚でした。
A4の横書きで5枚です。文字数はわかりません。
でも偶然ではありますが、学年一の図書館の本借り冊数記録をもつ娘が「長い。」と言っているのです。
おそらく読書を得意とする娘が。

短く、自分の言いたいことを表現する練習が必要です

はっきり言ってできる気がしない
でもやってみよう

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