ほやはホヤ水で頂きましょう
皆さん今ホヤが旬なの知っていましたか?7月8月は魚介類では旬の食べ物が意外と多くて中でも貝類は産卵前のあわびや厳密に云うと貝ではありませんがこのホヤも一年でいちばん美味しい時期。あわびと違ってお買い得ですので是非食べて見てください。今は[むき身になって塩水漬け]のあとは切るだけのものもありますのでそれでもいいと思いますが今日はマニアックな食べ方を紹介しますので殻付きの活きたものを御用意下さい。
ホヤの上部、ゴツゴツしたところは餌を含む海水の入り口である入水孔と出口である出水孔です。ひとつがお口。もうひとつがア〇ルということでしょうか⁉画がないとニコちゃん大魔王なのか⁉と誤解されますので実物を。
↑これは上から見た入水孔の部分 よく見ると✙の形をしています。↑
↑そしてこちらが出水孔。よく見るとーの形をしています。↑
入水孔はプラス。出水孔はマイナス。これだけ覚えてもらったところで、最初に入水孔にハサミを入れます。
『プシュー!』とお汁が出ますのでそれがホヤ水です。搾れるだけ搾って見ましょう。
ホヤの大きさにもよりますが、これで大さじ2杯分はあると思います。このホヤ水にくぐらせて、お醤油でお刺身で食べてもよし。このままホヤ水にプラスお酢で酢の物にしてもよし。ホヤ水のみに潜らせて食べてもよしです。あとホヤ水のみ、ごくごく飲んでもよしです。注意すべきは、出水孔からでた水は使わないでください。ですので、ゴツゴツの部分は、プラスの頭だけカットすることです。
私は、ホヤ水に柿酢をプラス。醤油入れません。
↑これでホヤ3個分です。
こうして見ると白湯にホヤをプラスしたようですが、[ホヤ水+柿酢]です。今回もとても美味しかったです。昔、三國シェフ(オテル・ドゥ・ミクニ 三國 清三氏)が味覚を鋭敏にさせるには子供の頃からホヤを食べさせた方がいいとおっしゃってたのでうちの倅にも食べさせています。皆さんも是非お試しあれ。
えっ⁉私ですか?私は小学校3年生では、おこずかいでホヤを買って、祖父指導の下、自分で捌いて酢醬油で食べてました。三つ子の魂百まで…とはこの事ですね。