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人は言葉によって世界を認知する
私は「ことば」を大切にして生きているつもりだ。楽しい時、悲しい時、じんわりする時…どんな時でも、私のそばにはことばがいる。
こうしてnoteを書いたり、本を読んだり、人と話したり。ことばの使い方にはいろいろあるけれど、共通しているのはそのことばによって、自分の中にその世界が広がること。
たとえば、私が「朝、窓を開けた」と発したら、どんな世界を見ているだろうか?
その日の朝に自分が見た景色を思い出す人、窓から見える晴れ渡った空を思い浮かべる人、雨が降っているのを部屋の中から眺めている自分を考える人…
人それぞれ、見ている世界は違う。さらには、その世界を見たことで感じることも、違う。
爽やかな気持ちになる人、憂鬱な気分になる人、やる気が出る人…
どれも私が発した「朝、窓を開けた」ということばから作り出された世界。人それぞれ違う、たくさんの世界。私は、そのたくさんの世界を見るのが好き。
どんな世界でも、愉しむことができる。
逆に言えば、ことばがなければ世界を認知することも、広げることもできない。変わり映えのしない、ずっと同じ世界。
自分自身で直接見られる景色は限られている。それでも、想像の中で、言葉だけで、見られる世界はうんと広がる。私はその世界があることで生かされている。
日々、新しい世界を探し求めて、ことばに触れる。それが、私の生きがいでもある。
今日は、どんなことばに出会えるだろうか。