「カラフル」でいたい
わたしはカラフルなものが苦手で。でもこうしてカラフルなものや綺麗な色のものに惹かれてしまう。
わたし自身は刺激が苦手で、強い色や複数の色を見るのは避けている。でも写真を撮るときは、こうして色がたくさんあるものを撮っていることもある。
それは、一種の「憧れ」のようなもの。
どうしても、明るい、どんな色にも負けない色の人間にはなれない。正直に言えば、なりたいとは思えない。落ち着いた、すぐに明るい色に塗り固められてしまいそうな色の人間だし、そういう人でありたいとも思う。
でも、私がカラフルに憧れるのは、「その場に合わせられる人でありたい」という気持ちがあるから。
それは決して「他人に流される」「自分軸がない」というわけではない。
人は、それぞれ得意なことやできることがあって、他人に求められることも違う。それは私も同じ。
でも、私は時と場合によって、人から求められるものが違うし、その人の中での私の役割も違う。その場の雰囲気やメンバーによって、必要な人も違う。
当たり前のことだけど、その場その場で、雰囲気やみんなの心地よさが変わる。
私は私自身が心地よくありたいのはもちろん、その場にいる大切な人が全員、心地よいと感じてほしい。それが、私の心地よさにもつながるから。
だったら、私はその全てに応えられるようになりたい。その場が円滑に進むように、相手が心地よく過ごせるように。
つまりは、私はその場に応じて自分の色を変えられる人になりたい。
そうすれば、私も周りの人も心地よくいられる。
だから、そうなるように色々な自分を知っていきたいし、私を使えるようになりたい。
それが私の生き方でもある。自分の軸のような、そんなもの。