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オーストラリア在住の緑野カエルさん!Christmas in Julyについて教えて!
こんにちは、Masamiです。
クリスマスは12月25日ですが、南半球では真夏。
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そこで、オーストラリアやニュージーランドなどでは、冬の時期にもクリスマスを楽しんじゃおう♪ と7月にクリスマスを祝う Christmas in July という習慣があるそうです。
どんなイベントなのか?以前からずっと気になっていたので、思い切ってオーストラリア在住の和紙アーティスト・緑野カエルさんに「Christmas in July について教えてください!」と伺ってみたところ、カエルさんがスタンドfmの定期配信でお話して下さいました!👏👏👏
カエルさんがお住まいのアデレードの今日の気温は18℃🌡️
冬というより、もう春かもね~なんておっしゃってます (*´˘`*)
日本のクリスマスというと、イベント的なものがあって、恋人たちのクリスマスとか、子どもたちはクリスマスプレゼントとか、あとクリスマスケーキを売らないといけないとか (笑) 、商業的な感じで入ってきていると思うんですけど、オーストラリアのクリスマスって、宗教バックグラウンドが大きくて、クリスマスっていうと家族で過ごす... 日本でいうお正月のような感じで田舎に帰って両親に会うとか、いろんな人の家を回るとかっていう感じなんですよ。
クリスマスっていうと、雪の寒いイメージなんですけど、オーストラリアの場合は南半球で季節が真逆なんです。最初はヨーロッパからの移民が多かったので、クリスマスはヨーロッパの文化として大切な家族の日で、お祝いすることになっているんですけど、ヨーロッパ人は冬の冷たい雪のクリスマスがやりたいっていうことで、それでオーストラリアでは一番寒い7月に、冬のクリスマスを楽しもうという習慣があるんです。
移民にも波があるんです。
最初はヨーロッパ移民... アイリッシュ系とか、イングランド系とか、イギリス系の人たちが入って来て国を創っていくんですけど、次にヨーロッパでもイタリアとかギリシャから人が入って来て、そして、アジア人の波があっていろいろ文化が入っていくわけなんです。
今はインドからの人が多いですね。あとは、アフリカからどんどん人が入ってきています。
最初の頃に入って来たイギリス系とかイタリア系の人たちは寒い冬のクリスマスがやりたいわけですよ。それで7月に、Christmas in July というイベントをオーストラリア各地で開催していたみたいです。
何をするかというと、家でやる人もいるんですけど、レストランとか、パブの文化っていうのがオーストラリアには多くて... 今だからこそ、お店もいっぱいできて、レストランもいっぱいあって、普通の街に変わって来たなって感じるんですけど、昔はレストランも夜遅くまで開いてないし、パブが大人から子供まで行ける多目的スペースっていうか... お酒も飲めるし、ご飯も食べられる場所だったんです。そこにポーキーってスロットマシーンが置いてあって、その部屋は大人しか入れないんですけど... 週末になると、そこにいれば友達に会えちゃうっていうのが、昔の古き良き時代のオーストラリアのパブなんですよね。
オーストラリアのクリスマスって、配達する人が半ズボン姿でクリスマスの帽子をかぶったりして、カンガルーがサーフィンしてるイメージで...
アデレードの冬は、シドニーのブルーマウンテンとか、メルボルンの山の上とか、タスマニアみたいに雪が降ったりしないので、寒いと言ってもそうでもないんですけど、暖炉も各家庭にあったし、クリスマスの伝統的なお料理というとホットフードで、それを楽しむんです。
12月のアデレードって涼しい日はいいんですけど、たいてい暑いので、汗かきながらオーブンで焼いて「なんでそんなにロースト作って食べるんだ」って思うんですけど (笑)、ヨーロッパ移民の人たちはそれを夏にやるんです。冬の感じで楽しもうということで、7月の寒い時に七面鳥のローストを作って… クリスマスといえば、オーストラリアではクリスマス・プディング。
ブランデーにいっぱい浸したようなクリスマスのために作るフルーツケーキで、ドンと重いケーキですね... これって、各家庭の味があって、おばあちゃんやお母さんのプディングの味があるっていう、日本で言うとおふくろの味みたいな感じです。日本人にはウケないと思いますよ (笑)。
私は brussels sprouts (芽キャベツ) ですね (꒪ཀ꒪)
オーストラリアに移住した最初の年に、お友達の家に呼ばれて、クリスマスに呼ばれて行くっていうのがどうすればいいかわからなかったから、ワインぐらい持っていけばいいんだろうなと思って、行きがけに買っていこうと思ったら、どのボトルショップも休みで... 「もう信じられない、今日はパーティーなのに何でお店が全部閉まってるんだ」って... 酒屋さんまで閉まるっていうのが、こちらのクリスマスで、まさかの手ぶらで行くっていう恥ずかしい思い出が...
日本のフルーツケーキって言ったら、生クリームの上にメロンとか苺が乗っているような豪華なやつを想像してたんですけど、友達の家で出てきたのが持っただけでウッて重くなるような、ドーンとしてるやつで... すっごく砂糖も入ってるし、ブランデーに漬けてあって、ドライフルーツや干しブドウがいっぱい入ってて茶色いんですよ。
えっ?!こんなの食べられない💦甘すぎると思ってね (笑)
それに甘いカスタードクリームがドワーッとかかってて、拷問のような甘さでしたね。
でも、今はそれが食べたいなって思うようになったんですよ。
おいしいと思えるようになってきたというカエルさんです🐸
映画「クロコダイル・ダンディ」を日本で見たときは、おもしろくも何ともなかったのに、オーストラリアに10年住んだ頃には、この映画を見るとオーストラリアの文化がわかってるから、笑えるようになって (笑)
週末にクロコダイル・ダンディが NY から電話をかけて、そこにいるみんなが話をするなんて、そんな都合のいいことないじゃん!って思ってたけど、パブにいけばみんなに会えるんですよ (笑)
Christmas in July のディナー・メニューがあるんですけど、だいぶなくなってきました。そういう風習はどんどん変わってきているなって思います。
移民の割合が変わってきているので、Christmas in July を楽しんでいるアイリッシュ系の人たちが減って来たなっていうのは肌で感じています。
「クロコダイル・ダンディ」の中でも垣間見えるそうですꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)
こちらで、冬に暖炉の周りで飲む飲み物っていうのがあるんですけれども、それがホットレッドなんです。
赤ワインをいい具合に温めて、シナモンとかいろんなスパイスを入れて、香りを楽しみながら Christmas in July に飲むんですよ。
地元のオージー達から聞いて、そうそうって思ったそうです🐸
ヨーロッパ移民たちが寒い季節のクリスマスを懐かしく思って祝うイベントが Christmas in July なんですね!
緑野カエルさんから、オーストラリア文化のいろいろな話が聞けて楽しかったです。ありがとうございました!
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