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願書系文書の書き方(その2)(2023年4月2日号)自己アピール・志望動機の戦略的執筆方法

【願書系文書の書き方教室】の2日目です。

今日は,

自己アピール・志望動機の戦略的執筆方法


について,アドバイスします。

本日の3つのポイントは,以下の通りです。

願書系文書の書き方教室 4月2日号


(1)自己アピールは,自己取材と合格戦略と面接戦略が不可欠です!
自分の学歴・職歴・プロフィール・ルックスにマッチしたアピールを。

自己アピールは,まずは,自己取材を深めて,自分自身の学歴・職歴・経歴・バックグラウンド・能力・資質・適性・外見・ルックス・雰囲気などにマッチしたものにする必要があります。

自治体が求める教員像などを直接に引用して自己アピールを書いても,確実に失敗します。

自治体が求める教師像などは,ほとんどが,文部科学省や中教審が言っている教師の能力・資質を丸写ししたようなもので,全国各地で,ほぼ同じです。

採用側の面接官自体,自治体が求める教師像は,自治体が形式的に語っていることくらい知っています。

そんな形式的な,自治体が求める教師像の言葉を引用して語っても,何の効果もありませんし,むしろ,頭の悪さを露呈することになりかねません。

自己アピールは,あなた自身が,優れた教師になり,素敵な教育を実践しそうだという予感を採用側の面接官に与えるためのものです。

自治体がパンフレットなどに書いている形式的な教師像などを引用して語るものではありません。

あなたの何を強みとするのか,あなたの経験の何をエピソードとして語るのか,あなたの何を語れば,採用側の面接官が,あなたを教師として採用したい!と感じるのかを,戦略的に分析して,アピールの文にしていきます。

また,教員採用試験の本番の面接では,多くの場合,面接官は,あなたの自己アピール文(自己アピール書等)を見ながら,質問をしてきます。

自己アピール文を,どのように書くかで,面接官が聞いてくる面接質問が決まってきます。

面接官の質問をコントロールし,面接を自分に有利に進めるのは,自己アピール文や志望動機文の内容と書き方に他なりません。

最大の面接戦略として,自己アピール文や志望動機文を書く必要があります。


(2)志望動機は,ありきたりの平凡なものではダメです!
面接官の好感・共感・好印象を勝ち取れる印象的な言葉で語る。

誰でもが書くような,ありきたりな平凡な志望動機には,面接官もうんざりしています。

また,その志望動機か!もう何十回も聞いた!と面接官に思われてしまっては,不合格に直結してしまいます。

インパクトがあり,ある程度ユニークな志望動機を書くことが,合格のためには必要です。

ここで,重要なことがあります。

志望動機とは,なぜ教師になりたいのか,なぜその学校種なのか,なぜその教科なのか,なぜその自治体なのかを,好印象に語ることです。

好印象とは,採用側の面接官に,気に入ってもらうことであり,あなたを是非とも採用したい!と感じてもらうことです。

このために,高度な語りの戦略が必要です。

ありきたりのことばかり言っていてはダメです。

何をどのように語れば,面接官の好感・共感・好印象が勝ち取れるかを戦略的に考えて,レトリカルに書く必要があります。

もし,いま,あなたが,志望動機文を考えているのであれば,自分の志望動機文を読み直してみてください。

そして,次の問いを自問自答してください。

あなた自身が,あなたの志望動機文を読んで,感銘を受けますか?

あなたの志望動機文を読んで,それを書いた人を,是非,教師として,採用したいと思いますか?

あなたの志望動機文は,教師・教育・授業・教科について想いを新たにし,そういう教育を展開して欲しいと感じさえるものですか?

あなた自身が感動しないような志望動機文は,無意味です。


あなた自身が感動しないような志望動機文は,面接官も感動しません。

そんな志望動機文を書いているから,毎年,不合格になるのです。

まずは,自分を感動させるような志望動機文を印象的に書くことが必要です。


(3)コンサルティングとライティングが必要です。
ありのままを書くとか,自分らしくなどの精神論はダメダメです。

一般に,日本人はナイーブです。

特に,語りの点に関しては,はっきり言って,「アホ」のレベルです。

政治家もスピーチは下手ですし,多くの日本人は,自分のことを話下手だと感じています。

また,プロフェッショナルなスピーチライターも,日本では,ほとんどいません。

そして,ナイーブな日本人は,「ありのままに語る」とか「自分らしく語る」のが良いと勘違いしています。

アメリカの大統領などは,素敵なスピーチをします。

感動的なスピーチで,歴史を変えることもあります。

アメリカの大統領などには,十数人のプロフェッショナルなスピーチライターが付いています。

大統領の全てのスピーチは,そのTPOに応じて,世界でも最高レベルのスピーチライターが書き上げた原稿を,原稿を読んでいることがわからないように工夫しながら読んで,演説します。

アメリカのスピーチライターは,スピーチライティングやコミュニケーションで,修士号や博士号を持っています。

また,政治や経済のプロフェッショナルでもあります。

大統領は,スピーチライターが書いた原稿を,紙媒体で持って読みながらスピーチをするのではなく,プロンプターに投影して,聴衆にはわからないようなカタチで読んでいます。

だから,聴衆には,大統領が,自分自身の言葉で語っているように感じられます。

優秀なスピーチライターは,大統領自身よりも,大統領らしい文体でスピーチを書きます。

優秀なスピーチライターは,誰よりも,大統領らしい語り方と,大統領らしい考え方で,スピーチを書きます。

優秀なスピーチライターが書いた大統領のスピーチは,まさに,大統領の思いであり,大統領の言葉になっています。

それが,プロフェッショナルなスピーチライターの仕事です。


日本では,スピーチや語りに脚本(シナリオ)があると,それを「カンペ」などと言って,ネガティブに語る人がいます。

はっきり言って,「アホ」中の「アホ」です。

選挙戦略も,広報戦略も,マスコミで働いたこともなく,テレビ局や,番組作成に携わったこともない,ど素人が,すぐに,「カンペ」なんかいらないなどと言い出します。

そういう人に限って,「ありのままの自分で!」とか,「あなたらしく語る」などの精神論を振りかざします。

日本では,本物のプロフェッショナルがいないので,せいぜい,元校長とか,元教員が,怪しげな精神論で,人をたぶらかします。

面接の語りや,自己アピール文,志望動機文を指導してもらうときには,その指導者がコミュニケーションのプロフェッショナルなのか,スピーチライターと呼べる人なのかをチェックしてください。

政財界人のスピーチライターを務めたこともないような人,

広報戦略やマスコミに関わったこともないような人,

番組作りや番組に出演したこともないような人,

ただ,元校長・元教員ということだけを売りにしているような人,

コミュニケーションで学位も取っていないような人,

精神論や綺麗ごと,メンタルケアだけを得意にしているような人,

そんな人に,語りの指導を受けても,気休め以上の効果はありません。

気休めなら,それで構いませんが,そもそも,教員採用試験の面接の場でのライバル受験者との競争に勝てるわけがありません。


河野正夫は,もともとは,政財界人のスピーチライターでした。

選挙広報の戦略プランナーでした。

アメリカとオランダで,コミュニケーションやキャンペーニングを研究しました。

マスコミとのお付き合いもたくさんありました。

いろいろな企画のプロデューサーもしました。

確かに,河野も元教員・元大学教授ですが,そのことを自慢したことはありません。むしろ,隠しておきたいくらいです(笑)。


ちょっと,ここで,内緒話をしましょう。

河野が主催する集団講座を受講した人の合格率は,正確に計算したことはありませんが,8割くらいではないかと思います。(正確に計算しないのは,あまりにも多様な受講形態や,多様な受講生プロフィールなので,計算する意味が全くないからです。)

河野による本格的なコンサルティングとスピーチライティングを受けた人の合格率は,ほぼ100%に近くなります。(筆記試験で不合格になった人などを除きます。)

河野のコンサルティングとスピーチライティングは,本格的にやる場合,ほぼ,選挙レベルであり,広報戦略レベルであり,マスコミレベルです。

教員採用試験の面接の語り,自己アピール・志望動機のレベルをはるかに超えます。

そこまでの本格的なコンサルティングとスピーチライティングは,めったに行いませんが,今年の夏,絶対に一発合格したい!ということであれば,絶対的に効果的な方法です。


昨日,多くの方から,質問がありましたので,お答えします。

ゴールデンウィークの河野&川上の個人レッスン(45分,あるいは,90分)は,そういったコンサルティングとスピーチライティングを行うためのものです。

川上が,主に,自己取材や分析の手伝いをし,

河野が,主に,コンサルティングやスピーチライティングを行います。

受講者が,川上と語っている間に,河野が,最高の脚本を書き上げるということも行います。


河野を,政財界人のコンサルタント,あるいは,政財界人のスピーチライターとして,雇うと,通常は,実は,とても高額です。

でも,教員採用試験の指導者として,河野を雇うと,とてもリーズナブルです。

ゴールデンウィークの河野&川上の個人レッスンは,45分で11,000円,90分で22,000円です。(おすすめなのは,圧倒的に90分の個人レッスンの方です。その方が,じっくりと,完璧にコンサルティング&スピーチライティングができますから。)

政財界価格と比べると,何分の一という安さです!

先日,ある政財界の人が,河野のコンサルティングがこんなに安いのなら,私も個人レッスンを取りたいと,冗談交じりに言ってきましたが,教員採用試験を受験しない人はお断りしますと言いました(笑)。

ゴールデンウィークの河野&川上の個人レッスンは,河野をコンサルタント&スピーチライターとして使う最大のチャンスです。

是非,ご活用ください。

ゴールデンウィークの河野&川上の個人レッスンへのお申し込みはこちらから。↓

https://airrsv.net/rhetoricalesson/calendar


アメリカ・オランダ仕込みの河野のコンサルティングとスピーチライティングを受けたい方は,是非とも,ご活用ください。


河野正夫
レトリカ教採学院

https://kyousaijuku.com/

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