お申し込みは、まだ間に合います! 講座の6つのチャプターのうちの一つを無料公開します! 特別単発講座2月11日(火・建国記念の日)18時30分~20時30分@ZOOM 【賢く上品に、欲しいものを勝ち取る! ~長期病休の取り方、長期有給の取り方、定時出勤・定時退勤の仕方、部活動顧問の逃げ方、休日出勤の断り方、飲み会の断り方~ 】
お申し込みは、まだ間に合います!
講座の6つのチャプターのうちの一つを無料公開します!
特別単発講座
2月11日(火・建国記念の日)18時30分~20時30分
@ZOOM
【賢く上品に、欲しいものを勝ち取る! ~長期病休の取り方、長期有給の取り方、定時出勤・定時退勤の仕方、部活動顧問の逃げ方、休日出勤の断り方、飲み会の断り方~ 】(受講料:5,500円)
お申し込みは、当日(2月11日)の正午(12時)まで、受け付けています!
https://ws.formzu.net/fgen/S56219103/
学校現場で賢く!
チャプター1.
長期病休の取り方
1.日本の学校現場における「病気休暇」の現実
学校現場で「長期病休を取る」と口にすることは、もはや禁忌に近いものがあります。
「先生も人間なのだから、体調を崩せば休めばいい」とは誰もが建前では言います。
しかし、実際に教員が長期病休を申請しようとすると、「このクラスはどうするんですか?」「学年主任は誰がやるんですか?」「学校行事が目白押しなのに大丈夫ですか?」と、休むことへの心理的圧力が周囲から加えられるのが実情です。
心身の健康を損なうほど働いているにも関わらず、いざ休もうとすると「責任感が足りない」などと言われる矛盾に、多くの教員が直面しています。
しかし、法律的に見れば、病気休暇はれっきとした権利です。
本チャプターでは、長期病休を取得するための戦略を、法的観点と職場環境の実態に即して解説します。
2.長期病休取得の基本フロー
長期病休を取得するためには、適切な準備と手続きが必要です。
以下の手順を押さえておくことで、スムーズに休暇へと移行することができます。
① 医師の診察を受け、診断書を取得する
長期病休の要件として、医師の診断書は必須です。
身体的な疾患だけでなく、精神的な疾患(うつ病や適応障害など)も病休の対象となります。
医師に対しては、職場の状況を正確に伝え、「病気休暇が必要なこと」を明確に記載してもらうよう依頼します。
診断書の文言が曖昧な場合、管理職が「軽症だから大丈夫では?」と解釈する余地を与えかねません。
② 管理職に伝える
診断書を取得したら、速やかに校長または教頭に報告します。
この際、以下のポイントを押さえて説明するとスムーズです。
病状の概要(簡潔に):「医師から、一定期間の休養が必要と診断されました。」
休養期間:「診断書には〇ヶ月の休養が必要と記載されています。」
職場の影響を考慮している姿勢:「ご迷惑をおかけしますが、業務の引き継ぎについては最大限対応いたします。」
ここで大切なのは、「休むのは決定事項であり、交渉の余地はない」というスタンスを貫くことです。
③ 教育委員会または学校事務担当者に必要書類を提出する
病気休暇の申請には、学校側だけでなく教育委員会の承認が必要となる場合があります。
必要な書類は自治体ごとに異なるため、学校事務担当者に確認し、速やかに提出しましょう。
④ 療養に専念する
休暇中は、職場のことを気にせず療養に集中することが大切です。
管理職や同僚からの「ちょっとした質問」には応じないよう、事前に「療養中の連絡は控えてください」と伝えておくことが望ましいです。
3.長期病休取得の心理的ハードルと対処法
長期病休を取る際、多くの教員が感じる心理的なハードルには、次のようなものがあります。
① 「他の先生に迷惑がかかるのでは?」という罪悪感
事実として、あなたが休んでも学校は回ります。
むしろ、無理をして体調をさらに悪化させるほうが周囲にとって負担です。
自分がいなければ困る、という考えを捨て、職場に頼る勇気を持つことが大切です。
② 「管理職に申し訳ない」という遠慮
管理職は病気休暇の権利を否定することはできません。
上司の顔色をうかがう必要はなく、法に則った正当な権利として取得しましょう。
③ 「復帰後の職場の目が怖い」問題
長期病休を取得した後、復帰時に職場の雰囲気が悪くなるのではと心配する人もいます。
しかし、適切に手続きを踏んで休んだ場合、職場は適応するものです。
むしろ、無理をして出勤し続けることが、自身の健康を損ない、結果的に職場に負担をかけることになります。
4. 「賢く上品に」長期病休を取得するためのポイント
① 「自分の健康を守ることが最優先」と割り切る
日本の労働環境では、「頑張ること」が美徳とされがちですが、教員が心身を壊しては元も子もありません。
② 手続きは冷静に、感情を交えず進める
休暇を申し出る際、申し訳なさそうにするのではなく、淡々と事務的に進めることがポイントです。
③ 事前準備をしっかりと行う
診断書の取得、業務の引き継ぎ準備、管理職とのやり取りのシミュレーションを怠らないことが、スムーズな休暇取得につながります。
まとめ
長期病休の取得は教員の正当な権利です。
しかし、学校現場では休むことに対する心理的な圧力が強く、実際には取りにくいという現状があります。
適切な手続きを踏み、淡々と冷静に対応することで、「賢く上品に」病休を取得することが可能になります。
何よりも大切なのは、休むことに罪悪感を持たず、自身の健康を最優先に考えることです。
学校は一人の教員が休んでも回るものですが、あなたの心身の健康は、あなた自身にしか守れません。
レトリカ教採学院
河野正夫