石丸伸二が直接対決を恐れる宿敵 第3回 ~同じ日に市長になった岡田吉弘~
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同日に行われた二つの選挙
河井夫妻選挙違反事件で現金を受領した責任を取り、安芸高田市長の児玉浩と三原市長の天満祥典が、同時期に辞職したために、奇しくも両市は市長選挙を同日に告示(2020年8月2日)および投開票(8月9日)することになった。
安芸高田市副市長の竹本峰昭しか立候補を表明していないことを知って、勤めていた三菱UFJ銀行を退職し、急遽立候補を決断したのが石丸伸二である。安芸高田市長選挙は新人同士の一騎打ちとなり、河井事件を受けて、政治の変革を訴えた石丸が当選した。
三原市長選挙は、新人4人の争いとなったが、無所属で自民党が推薦する岡田吉弘が当選した。かくして広島県に「双子の市長」が誕生した。
二人の経歴における共通点
当選した二人の青年市長の経歴をご覧いただこう。すぐに共通点にお気づきになるはずである。
・安芸高田市長(当時) 石丸伸二のプロフィール
・三原市長 岡田吉弘のプロフィール
どちらも、市長に就任した市に生まれ育ち、京都大学の出身で、30代で市長に就任した。
ちなみに、岡田は京都大学大学院を修了している。
そして、1期目の終わりを迎える
三原市長の岡田吉広は、任期を約8ヶ月残した2023年12月7日に再選出馬を表明した。
ご存知のとおり、安芸高田市長の石丸伸二は2024年東京都知事選挙に立候補を表明
して辞職、7月7日の投開票では、当初の予想を大きく上回る165万票余りを得て、2位と大健闘したものの落選した。そして、同じ日に行われた安芸高田市長選挙では、石丸市政からの転換を訴えた新人の藤本悦志が当選した。
7月28日投開票の三原市長選挙には、岡田のほかに、新人2人が立候補を表明している。
個人的な予想に過ぎないが、岡田の再選は確実と思われる。
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