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摂食障害のこと
拒食症
過食症
私が摂食障害について初めて学んだのは高校生の時でした。
私の通っていた高校はちょっと変わった独自のカリキュラムがあって、"WW2"(戦争)とか"家族"(Family)みたいな1つの大きなテーマのもと、2~3ヶ月の間に全てのクラスを関連付け連動させながら行われていました。全部英語で。
そのなかの授業のテーマとして
"Eating Disorder"(摂食障害)
がありました。
当時の私は摂食障害について全く知らず、お恥ずかしながらはじめましてな単語でした。日本語であってもわからない、知らないことだらけだった分野を英語で学んで理解して突き詰めていかないといけない。わかんないからめちゃくちゃ勉強したので、数ヵ月で一気に摂食障害マスター。vomitって単語100回は書いた気がする(笑)
摂食障害の女の子と家族の話を本を読み、映画を見て、クラスでディスカッション&ディベート。そして、自分の考察をひとつのエッセイとして英文で書き上げる(これがまた完成までに10回くらいリトライさせられる)。もちろんオールイングリッシュ!つらかったな。
高校生って女の子と女性の狭間にいる微妙な年齢。スタイルや顔の美醜、お化粧、髪型、恋愛、テスト、進学、そして未来のことなんかを色々と考えて悩んで、自分と周りを比べて落ち込んだりうかれたりなんかもするふわふわしつつも多感な年齢。摂食障害に陥りやすい時期でもあると思います。そんな年齢のときに、摂食障害の恐ろしさについてどっぷり学ばせる学校ってば策士…
高校生の頃の私にはまだ素直で純粋なところもあり、そんな年齢の時に受けた摂食障害のインパクトがでっかすぎて、いまだに恐れています。
摂食障害がどれほど長い期間、自分自身と周りの人々を苦しめることになるのか。
精神的にも肉体的にも、どれほどダメージを受けるのか。
もし私が摂食障害の悲惨さを知らなかったら、娘に絶望しか与えられてなかったかもしれません。娘の競技人生だけでなく、娘自身を守っていくためには必要不可欠な知識だったとすごく感謝してます。
摂食障害、ほんとこわいから。
このこともあって
我が家では前回のnote
「うちのごはん」
みたいなことしてるんです。
指導する方々は、子供に向かって痩せろだの太いだのデブだのブタだの…言わないでもらいたい。せめて、言い方とかニュアンスとか考えてほしい。