黄昏通信 Vol.20
久しぶりに、真夜中の風が気持ち良いです。
寝室のパソコンを付けて、暗がりの街の景色を心いっぱいに眺めるかの逸る思いで窓を開けてる。
風の通りに合わせて明き色に変えたばかりのカーテンが、ゆらゆらと揺れる・・・その風は頬を通り過ぎ我が家へ挨拶をするかのように皆の横を通り過ぎる。
何をするわけでもなく、ただ椅子にもたれて、ポケットに手を入れながら、窓をの外を眺めています。
少し肌寒いかな、、、
この時間の空は、都会の夜さえ眠り始め夜空を舞う星の天使も瞬きがなんだか眠気顔。
もう、お休みの時間なのかな。
そっと瞼を閉じて微かな吐息をたてたながら、心を閏わす夢心地の貴女の寝顔を見ていない、そんな夜の帳は秋に染まっています。
こんばんは、ろどです。
秋の夜の寂しさを紛らすことさえ寂しさを覚える僕の心は、秋のせいだと思っていいのかな・・・
最近、あまり見なかった夢を見るようになりました、なったと言うか、なる季節になったのか、ちょっと分からないけど、普段はあまり見せん。決して夢見る少女の心を失った訳ではありませんよ。(あっいま、オッサンが夢見る少女の心なんて、始めから無いわよ。って思った貴女・・・いいじゃないの。あはは。例により、苦情は受け付けません)
春と秋は、なんだか夢見ることが多いかな、心が安定する頃って訳じゃないし、恋する時期や寂しさに心折れてって事じゃないよ。
たぶん、たぶんだけど、春と秋は夜風をあたる事が多くて眠る時に窓を開けてる事が多いのね。そんな夜は風が僕をなんだか抱き上げて、そっと何かを囁くような宙に浮いては抱かれている感じがして、そして、その風には季節の匂いが僕の体の芯へと感じ震える魅了されている事が多い。
そんな気がしませんか。
僕は少し人と違ってるって思うのは、匂いが過敏に反応することかな、それは素敵な女性の香水を嗅ぎ分けては、素敵にエスコートするって事じゃなくて、匂いから来る変化に体も反応するって感じなんです。春と秋が好きなのは、あの季節感が感じられる匂いと、それを運んでくる風が、とっても好き。
あっでも、人工的にな匂いには過敏に反応してしまい、鼻に炎症を起こしてしまうと言う、素敵な女性の香水には、ちょっと近寄れない残念な男です・・・ごめんなさい。体臭というか人間本来の匂いと言うか自然な匂いは、全然大丈夫なんですけどね。
そろそろ東の空が明るくなるのかな、寂しさの思いを告げる秋の日には少し物足りない今夜ですが、素敵な貴女を思いながら今夜の夢に心弾ませ眠る事にします。
秋の風と夢の夜に黄昏通信。