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黄昏通信 Vol.50
ビリーブ
そんな始まりの風が頬を伝わわり、どこから吹いてきたの分からないが、きっと、あの窓の隙間から入ってきたのだろう。
何も変わっていないよ。僕はあの日のままで、あの時のままで、あの温もりのままで、感じたままの言葉は静かで滑らかで、ちょっと優しさを色にたとえると白くもあり赤みかかったような。そう貴女の肌に感じた時によう。
窓辺の外は寒さ厳しい冬の夜のことと想いにふけては身体が何か言いたげなんだよ。あの風は貴女の言葉が思いが愛情…なのかな。愛おしい
ビリーブ
もう何年も離れてる時間という名の人間が人との尺度を合わせるために刻まれた区切りは明日もなく昨日もなく、そして今もなく。離れたわけじゃないのに異なる刻みは、少し寂しいかな。感じた温もりはあのままで、いまのままで、そのままで。同じ時間という名の刻の刻みは離れたものにするのか。人は神でもないのに。そんな僻みっぽくなったなんて知れたら、きっと触れた肌のその先には奥の奥の、もっと奥の扉を叩いた繋がりが染みた心には、ちっぽけな事と笑われそうだ。
こんばんは、ろどです。
また少し寒くなってきましたね。
2月が冬本番なのかと思い知らされて想いにふけている自分は、何言ってるんだろう。でも寒いな。もう、手持ちの防寒レベルマックスのコートに着替えてるんだけど、まだ足りないな。どうしよう。
あのね、寒いのが大嫌いなんです。嫌いっていうのは好き嫌いの嫌いじゃなくて、そう冬は好きなんですよ。白銀の世界の自然にのまれながら、先の雪をちょこちょこっと動物が走ってたりするのを眺めたりして、ホカホカの部屋の隅のチェアーに座りながら大きな窓枠のガラス越し外を眺めて、ちょっと温めのコーヒーを両手で暖まりながら飲むの。あっ熱いコーヒーはダメかな。猫舌なんで恥ずかしいね。でもブラックでぐーっと飲み干すの。そんな時間を過ごせるのは春でも夏でも秋でもなくて、冬の時間と空間そして自然が織りなす中に、そっと自分が入り込んで溶け込んでは、好きな時間を過ごせる。
冬が好き。
でも寒いのは嫌い。戻っちゃったけど。いいのさ。嫌いだけど好きな時間が過ごせれば、きっと好きとかを通り超して、なんだか、それも自分なんで錯覚するほど同化しちゃってるのかもね。でも寒い。あっきっとこれは、ホカホカであれば問題なくて、問題じゃないんだけど、解決というか希望というか願望なのか…温めて欲しい…ただの欲望なのかもね。寒さが嫌いっていうのは、きっと、暖まりたい・暖めたい・触れたい・・・逢いたい。の何次元方程式であることが難解ですら必然的に間違いない。あっ、ろど的だよ。
そんな事をこじつけても素敵な貴女に触れられないのは、これも難解ですら必然的に間違いない。あー神様、アーメン。難解で解けへんねん
今を生きている俺の目は、
想い気持ちを見つめてる。
今を生きている俺の手は、
髪に触れ顔に触れ心へと。
今を生きている俺の足は、
行くべき道へと歩み進む。
今を生きている俺の腕は、
優しく全てを抱き上げる。
今を生きている俺の胸は、
癒やしそして癒されたい。
絡まる思いはラビリンス
ビリーブ
そこに居るのは貴方ですか?
顔も知らない人そんな貴方。
そう約束でしたね逢わないと
心の中だけの人そんな貴方。
私の気持ち聞いてくれませんか
私は何不自由なく暮らしてる
愛する主人と愛しい子ども達
私は人一倍の幸せに恵まれて
暖かい家庭に笑顔絶えぬ家族
一度だけでいい貴方を感じたい
私が今の私のままで居る内に
全て崩して涙へと変えぬ内に
どうしていいのか分からない
今のままが良いは分かってる
約束の地に佇む私は素直でいたい
そこに居るのは貴方ですか?
足音だけの貴方が私を包み込む
伝わる温もりは貴方ですか?
伝わる震えは貴方からの言葉
閉じる瞼に思わす叫ぶ。貴方の名前。
誰も居ない筈の約束の地から、
貴方の声が聞こえた気がする。
たぶん、きっと、私の貴方。
見えぬ温もり…
ねね、そばに居ていい
寒がり寂しがり甘えたがりの黄昏通信。
おやすみなさい