黄昏通信 Vol.42 全編
心で悔やんで泣いて独り言を並べては、有りもしない現実とは言わない空想なんて誰も見向きやしないピエロのキャンパスに、夕暮れ間近の茜色に描いてもきっと沈む夕陽は冷たいなんて感じるのか。見向きもしない寂れた公園の片隅に置かれたベンチに座り、俯き加減抱えたひざ小僧はやっぱり誰かの温もりを求めた偶像物語・・・
知ってるつもりで走らす言葉は、あたかも飛び回る世界は一つで、きっとはるか向こうは待ちわびる明日で、嘆きの後ろは導く悟りの悲しき人生。きっといつかは・・・なんてしゃれた言葉の一つも似合わない自分に何生きてきたんだろうなんて叱咤の苦悩を与える勇気も無いなぁ・・・
諦めるなんて少し勇気のかけかたが違うだけの選択に、有るときと無いことの選択は選択でも選択をしない選択に苦悩なんて欠片もない容易い選択は、ある意味神をも凌駕する程の己のでかさなんて内弁慶にも程がある。いっそ話すことはお決まりの台詞に時間をまかせ、起きえる事実は有りのまま。知ってる知識は無いものねだり。叶った時間は裸の王様だって・・・誰も言わなきゃ幸せなんだよ。。。
幸せを求めるとは、不幸せからの脱却なんて思っている人はこれっぽちも居なくて。。。今が幸せかどうかは尺度の起点なんかじゃ意味無くて、先にある結果だけを追い求めてるってことは、自分の足元の高さや温もりや気付かぬ幸せさえをも遥か待ちわびる、あの幸せには叶わない。どの幸せ・・・この幸せ・・・神様。
こんばんは、ろどです。
今日は少し壊れ気味に書き出してみました。
元々壊れてのでご心配なく・・・
壊れた通信 now on air.
世間は暑さ暑さの繰り返しで、体も心もぐったり気味の夏は台風と合いまみれて消えてなくなり、訪れた秋は突然にも寒さはまるで、舞い散る落ち葉のコートを覆い被せるかのように、そっと肩にかけてはダンディー風に襟をたてトレンチ宜しく、すきま風は褐色の並木道にクルクルと旋風を冷える足元に絡ませながら、まだ見ぬ貴女の肩をそっと抱き寄せるシーンは夜の夢へのお楽しみ。
秋ですね。まだまだ紅葉は先の様子だけど、あの暑かった夏を一気に思い出と変えさせてしまう程の気温の変化に、すこし風邪気味なのか疲労なのか、ただのヘタレなの、年なのか・・・そんな体調もなんのその。弱音を吐いてる余裕も無い悲しきサラリーマンは、ゆっくり休める病欠さえまだ見ぬ先送りスケジュール・・・
この季節は心の紅葉というか高揚というか、春と違ったザワメキ見たいなものなのかな?それとも冬眠前の荒々しい動物達のような本能からくるものなのか、日と恋しくも肌恋しくも貴女恋しくも・・・うーん。良く出来たシステムだ。神様。
毎年のように言葉を描いては発散してるのは、ちょっとしたお茶目なロド選手。たまには心温まる紅茶を片手に、レトロな喫茶の窓辺に座り、疎らは人通りを眺めながら、勝手気ままな人間ウォッチングなう。なんてたまの休日も有りかな。(明日も休日出勤なんだけど)
心のよりどころって何だろう?僕にとっては安らぎの母性に包まれてなんてイメージが有って愛とか恋とか少し違うような、安心とか信頼とは無償とか。でも、単に母親の愛情とは違うっていて、そこに安らぎを見出すには何かが隠し味のようにブレンドされている気がするんだけど、そんな数多くテイスティング出来るようなイケメンでもないし、ソムリエ並みの腕があるわけでも無い(きっぱり)けど、阿吽とか第六感みたいな通じ合う不思議的な?本能的な何かが導いてるのかもしれません。
夜空は曇り交じりの雨上がり、
通り過ぎる車の音も雨交じり、
秋の心は紅くとも寂しさ色に、
舞い上がる枯れ葉は星のよう
最後の夜にさようなら。黄昏通信。また明日。