仕事に選ばれるということ No.2
一般的には、職業選択という観点からは、「仕事を選ぶ」というフレーズをよくお聞きになると思いますが、本日は、「仕事に選ばれる」についてお伝えしたいと思います。
おや?逆じゃない?と感じられる方もおられると思いますが、この聞きなれないフレーズの概念や思いは実に興味深い内容ですので是非お読みになり自分自身や周りの人たちの状況にも当てはめてみて下さい。
仕事に選ばれるという概念について
せっかく長期間の就活を経て、やっと就職したのに、仕事や人間関係がうまくいかず早々に退職し、第2就職枠を狙い就活を再開したり、とりあえずフリーターとして生活をしている方がお近くに居られませんか?
決してディスっている訳ではございません。この事もご縁による貴重な出来事なのです。
私は、人間の叡智を超越した何か不思議な力が存在すると信じています。そして、神が与えた試練、起きることにはすべて意味があると考えています。
今回の仕事に選ばれるという事は、決して受け身で仕事に選ばれる状況をひたすら待ち受けるという意味でも、概念でもありません。
私が考える仕事に選ばれるという概念は、出会いやご縁は人との間にあるのではなく、仕事との出会いにもご縁があるという事です。
ご縁を大切にするという事
以前の記事でもお伝えしましたが、仕事というものは、たとえ自分で選んだと思ったとしても、入社試験、面接などを経て会社側から選ばれ入社されたわけであり、そこには運命やご縁というものが働いた結果だという事がご理解いただけるのではないでしょうか。
仕事に選ばれることの意義
いかなる会社、職業であったとしても、その方の思いや、努力、偶然などにより結ばれたという事は、ご縁あって結ばれたことだと考えてみてはどうでしょうか。
つまり、その仕事や就職は意味あって結ばれた出来事であって、大切にすべきで、たとえうまくいったとしても、つらい思いや続けることが困難な状態になったとしても、そのご縁自体には意味があったと考えることができると思います。
過去のマイナスを解釈によりプラスに転化させる
長々と仕事に選ばれるという事を述べてきましたが、最終的にお伝えしたかったことは、これまでにマイナスと思っていた過去の出来事もその後の受け止め方や解釈によって、プラスに転じるという事です。
受け止め方により、マイナスのままで終わる場合もあれば、積極的に捉えてプラスの出来事として解釈し、就職した先での仕事や人間関係においてつらいことやマイナスと思っていた出来事も、自己成長につなげていくことが大切だと思います。
まとめ
仕事を選ぶと考えた時、どうしても自分が主体となり、選択を誤ったとかこんなはずじゃなかったとか隣の芝が青く見えるとか、どうしてもうまくいかなかったとき、ネガティブな感情が芽生えやすくなりますが、仕事に選ばれたと考えると、何か目に見えないものの力や、ご縁によりつながった関係といった意識を得やすくなります。
最終的に、うまくいった、行かなかったが重要なのではなく、起こった出来事自体が自己成長の貴重な機会であると捉え、後々にその出来事をマイナスと考えるのではなく、起こるべくして起きた意味のある出来事と捉えることができるようになると思うのです。
今一度、現在や過去を振り返り「仕事から選ばれた」と考えてみてはいかがでしょうか。