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6月に入り、

緊急事態宣言の緩和から

営業時間短縮をしながらも

アパレルのお店が少しづつ日常を取り戻し

営業再開に向かっている事がとっても嬉しいです。


その反面、営業再開してすぐに

SALE品を前面に展開しているお店をお見かけすると

休館の影響から販売機会ロスに繋がってしまい

在庫過多をなんとかしようと

早々にセールをせざる負えない状況のお店も散見されます。


いつしか、季節のイベントであった

夏のクリアランス、冬のクリアランスという考え方が

年々開催時期が早くなり

実需の時期からセールが始まり

いつでもお安く買えるが当たり前になってきていて

販売員さんもお客様も

マンネリ感を感じているのではないでしょうか?

セールの展開の仕方は、

通常時期のセールと本セールの展開の違いを

きちんと分けて考えておかないと

このお店は、いつ来てもセールやっているから

今日、急いで買わなくてもいい

お客様にそんな風なお店として位置付けされてしまいます。

メリハリのある商品の出し方と展開する場所は、

とても重要になってきます。

(安いのに売れない)(たくさん出しているのに売れない)

(セール商品しか買ってもらえない)


そもそも、販売員のあなたは、そのセール商品欲しいですか?


もし、欲しくないって思っていたら、

お客様も欲しくないかもしれません。

「安いから買ってください」では買ってもらえない。

欲しいものは、

その時期によっても変化します。

特に女性だと気温に敏感だったりします。

地域の行事やお客様の動向をまず知ることで

お客様の欲しいをイメージできるようになります。




私が店長時代、担当させて頂いていたファミリーブランドは

キッズ、レディース2ブランドに加え、

買い付けの服飾雑貨もあって常に4000万以上の在庫を抱えていました。

ほとんど、毎日のように30ケース〜50ケース入荷があり

SCの天井は百貨店に比べてとても高さがあるのですが

多い時だと天井に届くぐらい積み上げられたケースを

脚立に登って降ろしていました。

(ヤマトさん、佐川さんありがとうございました)

セール時期になるとこの倍ぐらいの納品がありました。笑


もちろん、この量の商品を全部お店に出すことは

出来ないんだけれど、

可動式のラックを増やしたり、ワゴンを増やしたりして、

少しでも、多くの商品をお店に出すことを

考えてしまいがちなんですけど、



まずはセール期間のスケジュールを立てる事が大切です。

6月下旬 プレセール

7月1週目が本セールスタート

7月3周目 一部再値下げ

この辺りから夏休みに入る

8月1週目 再マークダウン

この辺りから晩夏もの(秋色の夏素材)

この辺りから帰省や旅行に向けてのお買い物が見込める

(今はちょっと難しいですが、、、)

8月2週目 お盆の帰省が始まる(2021年は8月13日〜)

8月3週目 クリアランス最終売り尽くし 再々マークダウン(均一セール)

この辺りから今期の秋物をイメージしやすい

ブーツやバック、ファー小物など雑貨が入荷してくる

8月4週目 2021年はオリンピック(8/24~9/5の予定)

この辺りから、新学期の準備が始まります。

お子様がいらっしゃるお家だと宿題で追われていたりしますね。



再値下げの予定や新規商品の入荷予定などは

事前に確認しておくことをお勧めします。

それ以外にもお客様の

動向や季節行事、社会的行事、地域行事、

お店の出店先の行事なども確認しておくといいと思います。



さてと、、、

このスケジュールがきちんと出来ていれば

大量に納品されたセール商品から

お店に品出しする商品のピックアップの為の

準備は6割は終わったようなものです。

閑散期の間に

店長は、考えておくとスタッフへの指示も簡単になります。


次回は、

大量商品の仕分けの仕方(分類)をお伝えいたします。


ショップ再生請負人 RE:ZAKKA











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