覚醒スクリプト / 世界と人生の真理
人は誰しも少なからず洗脳されている。
なぜなら、人はあらゆる物事を信じる(信仰する)ことができてしまうから。
例えば宗教。
現代的な思考で科学的に考えたら実際には到底ありえないような話や教えを多くの人が信じ、それに従い信仰してきた。
水をワインに変えたというような話も、本当に変わったのかといったら実際のところはどうなのか、科学的に証明できそうな現在でも、世界中の多くの人たちは変わらず信仰することができている。
宗教に限らず、人は生まれたときから教え込まれてきたことを疑おうとしない。
国による刷り込みのような教育もまた同じである。
現在の国のシステムも完璧ではないはずだが、人々は週5で定年まで働き続けることに対して疑問を持たない。
むしろそれこそ真っ当な生き方であるとされている。
大人になったら良い会社に就職し、結婚して子供を作り、見本通りのような人生を送ることが理想の人生と思えるように教え込まれてきた。
しかし現実は、昔と現在では状況も大きく異なり、価値観も違ってきて当然のはずである。
今はあらゆる情報を得られるし、どこへでも行くことができてどのように生きることもできる。
同じ仕事や生き方を何十年も続けてきた人よりYouTuberのような人が短期間で収入を上回ってしまう時代。
これについても、世界的に頭の良い人材を集めたGoogleが、この人にはこれだけの報酬を支払う価値があると割り出した上での数字であって、不当なものでもなければ不正をしているわけでもない。
既にこれまでの古い考え方を貫くことが正解となるような世界のバランスでは無くなっているのである。
何十年何百年後の人類からすれば、今のこの時代の仕組みやシステムも、信じられないぐらい劣っているものに見えるかもしれない。
生まれたときから身分が決まっており、どうあがいても貴族のようには生きられず、ひたすら日々働いて年貢を納めさせられる農民の生活を、我々が歴史の授業で習って哀れみを感じたときのように……
ここで極論を出すと、人は常に今この瞬間から死ぬときまでの過程を生きる、ただそれだけである。
定められたゴールのようなものは無く、人生を終えたときに結果を確認できるようなリザルト画面も出なければ、エンディングも流れない。
人生の本質とは、結果よりも今この瞬間から死ぬまでをどう生きるかだけ。
つまり、自分のものである人生において、どのような考え方を持ってもいいし、いつ考え方を変えてもいい。
そして、好きなことを好きなようにやっていい。
他人の人生を生きてはいけないし、他人(親含む)の期待に応えるためだけに生きてはならない。
そういった考え方を自分の意志で信じて(信仰して)いい。
自分の好きなことをしながら生きていけば、それは仕事(天職)にもなりうるし、結果的に周りの人にも利益をもたらす他者貢献となり、自分にも還ってくる。
ただ、現実的に考えて、好きなことをして生きていくためには、様々な問題や面倒事を100%回避するということはできないのも事実である。
生きていく中で次々起こる、そういった問題も全て含めて、”面倒クセェのが人生だろ、楽しめよ”と思いながらこなしていけばいい。
人生の本質(メインパート)である今この瞬間から死ぬまでの過程を。
……というわけで、真面目に語ってしまいました。
最近はコロナ禍で人生を見失う人がいたり、自分自身も生き方ブレることがよくあるので、これまでの人生で得たり影響を受けた考え方を文章化しておき、再確認・自己啓発するための覚醒スクリプトなんていう厨二タイトルに、世界と人生の真理とかいうやばそうなワードまで添えてフルコースでお送りしてみました。
自分を信仰して生きましょう。