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オンライン授業ーいまなら未来を変えられる

新型コロナウイルスによる学校閉鎖をうけて、オンライン授業推進のデジタル署名を始めたのは3月19日だった。コロナ禍の前から日本のICT教育の遅れに危機感を感じていた私は、まだオンライン授業についてあまり議論さえされていなかった頃、一人の母親として、いてもたってもいられなくなって署名運動を始めた。

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http://chng.it/hT7ZbzX7

学校閉鎖から2ヶ月以上が経ち、ようやくオンライン授業を始めた自治体や学校もあるが、ほとんどの学校ではまだオンライン授業は全く始められていない。子供たちは学校、先生、友達からいきなり断絶され放置され、保護者たちはどんどん焦りを感じているのではないだろうか。

もちろん、オンライン授業は魔法の杖ではない。それが始まれば始まったで、まだたくさんの問題も起こるだろう。しかし、今大切なのは、画面上でも良いから、子供たちに、先生や友達とつながれる場を作ることではないだろうか。

いきなり双方向の高度なオンライン授業を目指す必要はなく、まず先生の顔を子供たちに見せて、子供たちの顔を画面で見てほしいと思う。そして、子供たちの教育を止めることなく一歩でも前に進めるように、オンラインででも良いから子供たちに寄り添ってほしいと思う。

諸外国に比べてオンライン授業実施が遅いのは、そもそも日本がICT教育において世界から著しく遅れをとっているからだ。文部科学省・国立政策研究所の2019年12月の発表では、日本の教育におけるICT活用状況はOECD加盟37カ国の中で最下位!で、危機的な状況と報告されている。

文科省は、それまでもGIGAスクール構想を推進していたものの遅々として進まずにいたが、ここにきて大きな方向転換をし、今までの諸々の規制を取り払い、支援策を用意して、どんどん後押しをしている。ICT推進にとって、いわばこれは好機とも言えるのかもしれない。

しかし次なる障害は地方自治体間の温度差だと言われている。文科省は命令することはできないので、あとは各自治体の首長、教育長、学校長などの判断によるところが大きいのだという。

もちろん、自治体の財源や人的な問題、家庭のデジタル格差などの問題もあるが、どこの国でもそういった問題はあるなか、オンライン授業を何とか実施しているのだから、日本でもできない理由にはならないだろう。

同じように税金を払っている日本の中で、オンライン授業実施の格差があるのはどうしてなのか?一人一人が自分の住んでいる地域の、通っている学校の、その対応をしっかり見据え、それに対してどうアクションを起こすのかで、この国の未来は決まるのかもしれない。すでに日本の中でさえ激しい教育格差が生まれているのが現状である。

最近やっと議論が盛り上がってきたとは言え、署名は大きな社会的インパクトを起こすにはまだ足りない。しかし大切なのは、署名の数だけでなく、世論がどれだけオンライン授業消極派をあと押しし、やりたくても周囲に阻害されてできない先生方に、追い風を吹かせられるかにかかっているのだとも思う。

いま私にできること、それは未来からこの2020年を振り返った時に「どうしてあの時、日本は教育のオンライン化にもっと早く舵を切らなかったんだ!だからこんな国になってしまったんだ!」と後悔しないように、皆さまにこの署名運動にご協力いただけるようにお願いすることしかないと思う。

このnoteから、その他のSNSから、たくさんの人々と一緒に、日本のオンライン授業推進への大きなムーヴメントを起こしていきたいと願っている。

子供たちの未来のために。

ぜひ、皆さまのご賛同、拡散をお願いします。

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神谷 玲衣
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