内山佑樹

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嶋稟太郎さんの時評に寄せて

 歌誌『未来』2024年11月号に掲載された嶋稟太郎さんの時評を読んだ。(僕はもう『未来』の会員ではないのでもうどれくらいぶりなんだろう)  それは「フリーライド批判」というタイトルのものだった。  これから書こうとしていることについて先に結論をいってしまうと,嶋さんは「企業が短歌から発生したミームにフリーライドして文化を収奪しようとしている」という旨の時評を書いているけれど,「岡本真帆さんの短歌作品は素晴らしい。その歌がミーム化して流通している状況も愉しく素晴らしい。また