せっかくなので本の感想でも
競馬の予想がメインですが、基本中央競馬しかやらないのでせっかくnote始めたのに月~金もったいなく読んだ本のレビューでもしていきます。
『人外サーカス』 小林泰三
あらすじ
吸血鬼vsサーカス団。
吸血鬼狩りを生業とする集団がサーカス団に偽装し、各地で吸血鬼の殺害をしていた。反撃に転じた吸血鬼たちが間違えて普通のサーカス団を襲撃するが、団員たちがそれぞの得意分野を生かして戦うバトルもの。
この作者の作品はまじめにグロテスクなものとギャグっぽいグロいものとありますが今回の作品は後者。吸血鬼側が一気に登場したため、それぞれのキャラクタの特徴を覚えるのにややページ戻ったりしましたが、基本的にスーッと読み切れる作品でした。
序盤に圧倒的な強さがあった吸血鬼たちに対して、普通の人間がこんなの勝てるの??という感じでしたが工夫で乗り切っています。
そして何よりも衝撃だったのが著者が亡くなっていたこと…。あの登場人物同士の漫才のような絶妙にかみ合わない掛け合いなど、これから新作を読めなくなるととても悲しい。
遅まきながらご冥福をお祈りします。