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ルパン三世 PART5 不二子とアミ
「謎の女・峰不二子」のキャラ設定は、好意的にみれば不二子にマジカルな「謎の力」、特別な力を授けているかもしれない。それは巫女や魔女のような、古い時代の特別な能力でもあり、得体の知れない神秘的な力。
もちろん不二子にそんなスーパーナチュラルな能力はないけれども、どこからともなく現れ、ルパンたちよりも先に情報を入手し、お宝にコンタクトする。ルパンにも負けない変装の名人は、メイクやファッションで別人になり、他人には素顔を晒さない女の領域でもある。
不二子の女だてらに卓越した能力は「謎の女」設定のおかげもあるとしたら、もし不二子から「謎の女」を取ってしまったら、ルパンたちと対等でチームワークもあるかもしれないけども、ミステリアスな力は消え、グレードダウンする感も否めない。ゴレンジャーの中のピンクって感じ(笑)
神出鬼没の謎の女だからこそ、そこには得体の知れない存在に対する畏怖の念もあるはず。
ルパンに火事場のクソ力を出させ、運が味方するのは不二子の存在もあり、魔女や女神のような神秘性が男たちを危機一髪魔法のように導いているとも言える。人の生死を左右する運の力は、見えない世界の采配でもある。
不二子の「謎の女」設定は、ルパンたちが戦場で連戦連勝するために必要な「勝利の女神」として欠かせないアイコンでもあるのかも。
そう考えるとパート5で不二子を失ったルパンが撃たれまくって負け続きなのも理解出来るし、不二子から「謎」を取り除いたと同時に不死身のルパンからツキが消えたのもよく出来ているなとつくづく思う。
そして同棲してしまったら謎でもなんでもなく、夢から覚めたというのも・・・(笑)
一緒に暮らしたら魔法が消えた、別れてしまったというのは女からしたら酷な話。不二子が「あなたにとって私は何?」と問い質し、ルパンを許せなかったのも無理はない(笑)
でもそんなのルパンにだってわかるわけがない
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