ざっくり法律解説・第01回 たまに聞く「保護法益」ってなに?
はい!ついに本命のざっくり法律解説いきます!
かなりざっくりでいきますので専門の方からしたら「ちょっとそれ正確にはズレてない?」って思う所も多々あるかもしれませんが、素人の旦那に説明するにはこれくらいざっくりじゃないとわからなかったのです。(IT関係職なので法律は畑違い)
ざっくりでも、法律の核心、法的なものごとの考え方、さえ掴むことができれば、私はそれでオッケーなのではいかと考えます
人類が紆余曲折してきながら、「一番この社会の仕組みがいいんじゃないか。マシなんじゃないか」とたどり着いた、法治国家、そして色々な人たちが考えて考えて作られた法律という財産を伝えたい
(勿論まだまだ改善の余地ありですが、江戸時代や戦国時代、絶対王政などよりははるかにマシだと私は考えます)
主権者である国民が作り出した素晴らしい法体系、素晴らしい法律を、少しでも多くの人に伝えたい。
そして「法的に考える」という面白さを知ってほしいと思って綴ります
そしてゆくゆくは、もっともっと日本という国をいい国にしたい。
その為には、主権者である国民の方に知ってほしいことがたくさんあります
そんな夢を込めて、ざっくり解説!いきます!
よろしくお願いします!
ちなみに、元ネタは全て素人の旦那からの素朴な質問。そして内容は素人旦那でもわかるざっくりだけど核心は掴む内容となります。
さて、私は元司法試験受験生なのですが、ニュースなどで結構ふつーに法律用語が出てきてお茶を吹き出しそうになります。
コレ、見てる人わかるのかなー…なんて思ったりします。
そして、やっぱり伝わってなかった!素人の旦那はとりあえずちんぷんかんぷんだった。だよね!
でもそれは、テレビという誰もが見る公共機関で軽々しく専門用語を使った人が悪いのであって、視聴者の人はだーれも悪くないと思います
んで、まず旦那が「よくテレビで聞くけどわからない」と言ってた専門用語。
「保護法益」についてお話します。
保護法益、というのは刑法に出てくる専門用語なので、事件のニュースなどでたまに聞くそうですね。
保護法益、というのは簡単に言っちゃえば「その法律が守りたいと思ってるもの」のことを指します。
例えば殺人罪だったら「人の命」
窃盗罪だったら「お金・金銭的価値があるもの」
法律というのは必ず、その法律を作った「理由」というものがあります
刑法の場合には、人の命を守るために殺人罪を作った、他人のお金や宝石をむやみにわれないために窃盗罪を作った、という風に考えてOKです
(本当は刑法というのは、国家権力がむやみやたらに行使され、気に入らないからと人を死刑にしたり流刑にしたり、虐殺したりとか、権力乱用をしないために国家権力を縛るものとして存在しますが、その話はまた後日)
そして、たまに「保護法益がなんちゃら~」とかテレビで話が出てくる時、というのを実は私はまだ見ていないので、具体例が出せないのですが、多分、その法律ができた理由をコメンテーターさんが語りたい時に出てきた言葉だと思われます
具体例を出したい所なのですが、いかんせん自分がそのテレビを見ていないので出せない!すごく考えたのですが出ませんでした(しょっぱなからすみません)
でも、保護法益、意味わかりましたよね?
保護法益=その法律が守ろうとしているもの
という意味です