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妊娠と推し消失 ~550記事を綴ったnoteを終える理由~

無事に妊娠後期も中盤にさしかかり、お腹ががっつり大きくなってきたところ。今日は、前回のおしらせ記事に書いた「noteを終える理由」について、綴ってみようと思う。

予想しなかった理由でnoteを終える時が来た

このnoteは、Apex Legends(通称、APEX)というゲームのためだけに綴ってきた。noteを始めた2022年元旦から今日までの約2年間で、550もの記事を書き上げたらしい。ある期間は諸事情でAPEXについて綴らなかったが、それでも400記事以上はAPEXのことだけを綴ったと思う。

APEXを始めたきっかけは、2021年2月に友人と旦那に誘われたこと。それから夏頃までの半年間は適当に遊んでいたものの、推しキャラの発掘で私のやる気が爆上がりし、それから定期的に、一人で練習するようになった。

「上達するには振り返りが大事」とよく目にしていたので、2022年の元旦から練習メモを毎日つけるように。これが私のnote(APEX練習メモ帳)のはじまりである。

少しずつ上達していくと、挑戦したいことが増えたり、今まで気づきもしなかったことが分かるようになったりして、これらを逐一メモするように。気づけば、毎日3000文字を綴ることが当たり前となっていた(論文と称されたこともある)。書いた記事を見返して、ゲームで実践して、また綴って、をブランクを挟みながらも約2年間続けてきた。

「APEXの練習メモを毎日綴ろう」と始めたnoteだったため、「note(APEXの練習)をいつか終える時が来るだろう」と、note開始時からなんとなく考えていた。その頃は「自分が満足する腕前になったら辞めるのかな」とか「APEX自体に飽きたら辞めるのかな」とか思っていた。

しかし、noteを終える時は、開始当時には想像もしていなかった理由で突然到来した。

その理由は、タイトルに書いた「妊娠」と「推し消失」である。

理由①:「ソロでプレイできない」妊娠で生じた精神的ハードル

※妊娠で現れる症状は人それぞれなので、あくまで私個人の話として読み進めてください。

昨年10月に妊娠したことを報告したが、妊娠で生じるホルモンバランスの変化は、私のAPEXのプレイに強く影響しているように思う。妊娠前のプレイ状態(実力・腕前)を100とすると、今は50も出せれば万々歳だ。思った通りに操作したり、画面に集中したりするのが、なぜだか難しい。

ただ、私がAPEXの練習を終えようと思った理由は、妊娠によるプレイ状態の低下ではない。見知らぬ人と遭遇するのが当たり前な大人数参加型のオンラインゲームに、1人で参加して遊ぶことができない精神状態であることが原因である。

これまで当たり前のように行っていた「味方内の見知らぬ2人と一緒にプレイすること」いわゆる「ソロプレイ」ができなくなったのだ。

味方が強かろうが弱かろうが関係ない。見知らぬ人の予測できない動きに対して、自分が"振り回される"ことに、ものすごい疲労感とストレスを感じてしまう。味方と"動きを合わせる"と能動的に捉えていた行為が、今では"振り回される"と受動的なものに感じてしまう。ソロで1試合プレイしただけで、ゲームの続行ができなくなるくらい辛い。

ソロで試行錯誤しながら楽しむプレイスタイルだった私にとって、この「ソロでプレイできない」という状態は、APEXのプレイに大きな支障となっている。

実際にここ数ヶ月の間、一度もソロプレイをしていない。1人で遊ぶのであれば、他のRPGゲームや趣味を楽しむ方が、疲れとストレスを感じずに済んでいる。

妊娠期間中に「ソロでプレイして上達を目指しながら楽しむ」という遊び方ができないAPEXを頑張ることから、自然と離れてしまったように思う。

理由②:APEXが楽しくなったきっかけをくれた推しの消失

「子育てに慣れ始めて、精神状態も回復したら、またAPEXを頑張ろうと思ったり、ソロでプレイできたりするかも?そのときにnoteを再開してもいいかな?」とは思った。なにも終えることはないだろう、と。

そう考えている時に直面したのが、APEXのキャラクター”レヴナント”のリワーク(性能変更)だ。

冒頭で書いた私の推しキャラは、まさにこのレヴナントのことである。

妊娠が分かってゲームから一時離脱した際にちょうどリワークされたので、リワーク後のレヴナントをまともに触ったのは10月末となった。

リワークを経たレヴナントは、プレイヤー自身の操作スキルを活かしつつ、戦闘をよりプッシュできるようなキャラクターに姿を変えた。以前に比べると「操作するのが楽しい」キャラクターになったように思う。

しかし、私はリワーク後のレヴナントのことを「エセナント」と呼ぶくらいには、彼に愛着が沸かず、彼はたくさんいるキャラクターの1人に過ぎない存在となってしまった。

思い返せば、私がnoteのアイコンやペンネームにするほどレヴナントを好きになったきっかけは、リワーク前の彼の性能にあった。

レヴナントを使い始める直前の時期は、敵を倒せずに悩んでいたときであった(K/Dで0.3位)。当時は、自分と敵の間に距離がある場面で、どのように距離を詰めればいいのか分からなかった。敵との距離を詰める行為そのものに恐怖心があったように思う。今であれば、グレネードなどを投げるなどして、自ら戦闘を仕掛けることができるが、当時はこういった行為に躊躇していた気がする。

そんなときに気分転換に使ったレヴナントは、サイレンス(通称、お黙り玉)と呼ばれる能力を持っていた。オレンジ色のモヤモヤした玉を敵に当てると、相手の能力を封じることができ、1度に2回、一定時間経てば再び使えるというものであった。

今思えば、お黙り玉はグレネードとは全く違うものである。しかし、自ら戦うことに勇気を出せなかった私からすると、お黙り玉を投げる動作がグレネードを投げる動作が似ていて、かつ何度も使えたため、気づけばたくさんのお黙り玉をホイホイ投げていた。お黙り玉をグレネードの代わりに投げ続けることで、次第に敵との距離を詰めて戦うことに恐怖心を感じなくなり、思い切って敵と短距離で戦う楽しさに目覚めるようになった。

これをきっかけに、敵との戦闘にも少しずつ勝てるようになり、「APEXもっとやってみたい!」と思うようになった。私がAPEXに夢中になったのは、レヴナントのお黙り玉のおかげといっても過言ではない。

レヴナントに初めて触れてから約2年間、いつの間にかメインで使うのはレヴナントになっていた。そのくらい、リワーク前のレヴナントには愛着があったのだ。

そんな彼が去り、リワーク後のレヴナントを使ってみても、自分でも驚くくらい心が全く踊らなかった。意外にもショックが大きかったらしい。

「あぁ、”お黙り玉”を投げるレヴナントが好きなんだなぁ」と、しばらくしてから悟った。

これと同時に「APEXを頑張ることを辞めようかな」という気持ちが、ふと沸き起こった。APEXに夢中になるきっかけを与えてくれたレヴナントが去ったことで、頑張ることへのモチベーションが沸かなくなったらしい。

そんな自分に気が付き、「私もレヴナントと同じようにひと段落するか」と、note(APEXの練習)を辞めようと思うに至った。

APEXを頑張ること・noteは終えるけど、APEXは好きだと言える

妊娠をきっかけに自身のnoteやAPEXとの付き合い方に変化が生まれ、レヴナントのリワークによりトドメを刺されたという感じで、私のnote(APEXの練習)が幕を閉じることとなった。

APEXの練習もnoteも長くコツコツと続けていたので、終止符を打つことに少なからず抵抗を覚える期間があったが、今は「やりきった」という気持ちに満ちている。

妊娠が発覚する直前まで、お黙り玉レヴナントをがっつり使って、苦しみながら目標を達成したことも、後悔なく決断できたことに繋がったと思う(終盤は少なからず妊娠の影響があったように思う…本当にキツかった……)。

誤解を生まないために書くが、「APEXを頑張ること」を辞めるだけで、APEXで遊ぶことを辞めるわけではない。

妊娠が発覚してから3ヶ月ほどの間はプレイしていなかったが、久々に遊んでみると「APEX、やっぱり面白い!!」と感じた。他にも面白いゲームは確かにあるし、これからも出てくると思うが、なんだかんだ完成された面白さがAPEXにはあると思う。

フルパーティでなら遊ぶことができるので、誰かとおしゃべりをしながら遊ぶことの楽しさを,、しばらくは満喫するつもりだ(なんだかんだAPEXは遊んでいる笑)。

まともな記事としては最後となる次回の記事では、妊娠中の私がフルパーティで青春を駆け抜けた2ヶ月半について綴る。パーティメンバーにかなり甘えさせてもらいつつ、自分なりに工夫して頑張らずに楽しんだ様子を記す予定。2月上旬を目安に仕上げたい…とは思っている……。

もうしばしお付き合いください。

Reve-chan(レヴちゃん)

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