父と鍼とぼったくり
皆さんこんにちは~♪すっかり涼しくなってきましたね。おかげで朝方寒くて目が覚めるようになってきました(笑)。10月になったらますます寒くなってくるんでしょうね。ふところがねっ!!
さて今回は「鍼」についてです。最近首が回らなくなって(借金じゃない方)痛みも出てきたため、父に鍼をうってもらった時の話です。
では、カイジのものまねをしながらどうぞっ!!(ざわっ、ざわざわ)
私「父さん、最近首が痛くて回せないんやけど」
父「金なら貸さんぞ」
私「あほか、首が物理的に痛いんやわ。左の胸鎖乳突筋やと思うんやけど。」
父「わかった。そこに寝ぇ、今見てやるさかい」
私「じゃ、頼むわ。」
父は鍼灸師になって40年ほどのベテランである。そこそこお客さんもついており、そこそこに人気があるらしい。あくまでもそこそこやで。そこそこ。
鍼灸師といっても手技の方法などは結構人によって違ったりする。父の場合は昔ながらの経絡やツボを意識した方法で、鍼も比較的浅く差す方法で施術を行う。
人によっては西洋医学と鍼をうまく融合している方もいらっしゃる。本当に使い方によって鍼はいろいろなことができる万能のものなのだ。
ただ、痩せる鍼というのを昔授業の一環で聴いたことがあったのだが、その先生自身が太っていたため説得力がなかった。うん、見た目大事。
父は手慣れた手つきでようちゃんの首を見てくれる。まずはあん摩で的確に首の弱いところを責めてくる。ちょっと強く推し過ぎではないだろうか?
私「ちょっと痛いわ。」
父「そうか、すまん、日ごろの恨みが・・・・」
私「えぇ・・。もう少し優しくしてください。」
父「仕方ないなぁ、よし、このくらいやろ。次は鍼やわ」
そして、手慣れた手つきでどんどん鍼を刺してきます。
鍼をうたれたことがない人がほとんどだと思いますが、意外と鍼はいたくないんですよ。切皮と言って鍼が皮膚を突き破るときに少しだけちくっとすることがありますが、それ以外はそれほど痛くありません。
ただ、神経などに触れたときにずーーーーんとした重みみたいな痛みがあることがあります。そのくらいですかね。
そして、首や肩回りだけでなく、手の方まで鍼をうちます。特に親指と人差し指の間の付け根のツボ「合谷(ごうこく)」はよくうちますね。合谷はいわいる「万能穴」と言われているツボで、
私「肩痛い。」
父「合谷うてば治る」
私「腹痛い」
父「合谷うてば治る」
私「嫁ができない」
父「合谷うっても手遅れ」
このくらい万能である。あれ、目からしょっぱい水が・・・・(泣)
そしてなんやかんやで鍼をうってもらった後は、動かなかった首が痛みが残っているものの動くように。
私「さすがや。やぶではなかった!!」
父「失礼なこと言うなや。ハイ、では7000円(普段は3500円)」
ぼったくり鍼灸院誕生の瞬間であった。
結論:鍼もいいもんですよ(by父)
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