あなたは階段をどうやって上りますか?
皆さんこんにちは~。最近ミラー型ドライブレコーダーが欲しくなってしょうがないようちゃんです。前、後ろ、横とカメラが付くらしい。うーん、めっちゃいい感じ。でも配線するのがめんどくさいですね・・・
さて、今回のテーマは「階段昇降」です。リハビリでも退院の一つの目安となる階段昇降、いったいどんな内容なんでしょうか?では、ほしいものを妄想しながらどうぞっ!!
あなたは階段をどうやって上りますか?
足をあげて、踏み込んで、駆け足で、ゆっくりと、手すりにつかまって、一足一段、二足一段、横から・・・・
案外、考えてみると階段の上り方っていろいろありますね。子供たちなんかは階段を駆け上がったりしますし、足腰が悪い方なんかは手すりにつかまったりします。
また、階段の上り方も前傾姿勢気味になる方や、きれいに上方に体をあげる方、ちょっと後方気味になるなど、よくよく見てみるといろんな動作がみられると思います。
そして、ここからが本題です。
母は、後ろ向きで階段を上ります!
いや、気持ちが後ろ向き・・・・とかじゃないですよ(笑)。この方法でしか母は階段が登れません。それはなぜか?
母は生まれつき両方の股関節が脱臼している「先天性股関節脱臼」でした。そのため、母は中学生の時に股関節の手術を受けており、右は「骨固定術」を左は「骨切り術」を行いました。
術式に関しては医学書を調べてほしいのですが、簡単に言うと、右は股関節が曲がらないように固定、左は斜めになっている骨を斜めに切ってくっつけてまっすぐに。って感じにいいがに(金沢弁)したものです。
そのため、股関節が曲がらないので足を前に挙げることができないのです。にくい相手にニーキックができないのです。格闘家としては致命的ですよ。いや、格闘家じゃないですけどね。
ただ、膝関節は曲がるので、また、左はある程度股関節が曲がるので、
後ろ向きで
1.手すりにつかまりながら左ひざを曲げて上の段差に乗り上げる
2.手で手すりを押しながら左足で踏ん張って右足を持ち上げる
という工程を繰り返しながら階段昇降してます。
ただ、理学療法士としては
いや、1階に住めばいいよね?
とツッコみたくなるのですが、この階段昇降があるおかげで母のリハビリになっており、一概に1階に住めばということが言えないのですYO!!
1階に住めば楽なのはわかりきっているのですけどね。でも、今までの生活様式があるわけですよ。
なので、全国の紳士淑女のリハビリ関係の方。
是非、最初から決めつけずに家族、本人のお話を聞いてから移動手段や住宅改修プランを立ててくださいm(__)m
理学療法士 兼 障害がある家族がいる変態よりコカ・・・ココロからのお願いです(´・∀・`)ニヤ