RettyとSNS・GBPの投稿連携でGoogle検索順位上昇!職人のプライドからあえて避けてきた情報発信に踏み出した理由
兵庫県姫路市にある「イタリア食堂 ピエーノ ディ ソーレ」さんには、リピーターはもちろん、初めてお店に訪れるお客様も毎日やってきます。地域の方々の交流の場になっている「広畑市民センター」以外に人の流れのあるスポットはほとんどない、閑静な住宅街の一角に佇むお店。それでも、少なくとも一日一組は新規のお客様がその門をたたきます。
「食べてから判断してほしい。だから、まずは来店してもらうためのきっかけを作らないと」
長年”技術でやってきた”自負があり、あえて避けてきたSNSなどでの情報発信。Rettyのお店会員DXシリーズを導入してからはその情報発信にも積極的に取り組み始め、新規のお客様にも認知してもらいやすくなったと語るのは、オーナーの高濱さんです。その背景とRettyの効果を伺いました。
技術力のあるお店が閉店していくことへの危機感
ーーRetty導入の背景を教えてください。
お店を始めてから23年、現在の場所に移転してからは7年になります。お客様にも安定していらしていただいていますが、悪く言うと無風というか、変わらない日々が続いていました。
そんなある日、僕も学生時代から通っていた地域の名店が閉店したことを耳にしました。コロナ禍をも生き抜いた、すばらしい技術のお店だったにもかかわらずです。
そのお店に限らず、近年技術のあるお店が次々に閉まっていっています。それがとても悔しい。技術がすばらしくてもそれを知ってもらわないといけないし、伝え続けないといけないんだと痛感しました。
もともと僕はかっこよく言えば職人気質で、「僕らは技術でやっているんだ」という自負がありました。だから、InstagramとかXとか、そういったものを活用することを避けてきたんです。けれども、永く愛されるお店であり続けるために、情報発信を積極的に行なってお店の活気を維持しようと、考えを改めた出来事です。
一日一組でいいから新規のお客様にきていただくことを目標に発信をしていこうと決めた頃に、Rettyの話を聞いて、導入を決めました。
RettyとSNS・GBPの連携でSEO・MEOにも効果
ーーRettyのDXシリーズはさまざまな機能がオールインワンになっていることが特徴ですが、高濱さんが課題に感じていた「情報発信」をサポートするものも複数ありますね。とくに活用いただいている機能はありますか。
「SNS一括投稿連携機能」を使ってRettyとInstagram、X、Facebook、Googleビジネスプロフィール(以下、GBP)へ日々の投稿を一括で行なっています。Rettyの管理画面からの操作一回で、すべてのツールへ投稿できるので便利です。
これまでSNSでは僕の個人的な話を少しあげる程度で、本格的な運用をしてきませんでした。ですが、この機能なら手間が掛からないから継続できるなと、SNS活用に積極的になれました。今は大学生のスタッフに担当してもらって、メニューを等身大の説明で紹介したり、営業の裏側を投稿したりしています。僕も今もたまに投稿していますよ。
投稿だけでなく、Rettyに登録した店舗情報や予約在庫をGBPへ連携できるのも嬉しいポイントです。お客様がGoogleで検索してお店を知ってくれても、情報が足りなかったり予約は別の窓口へとなっていたら、結局お客様は別のサイトを調べ直すことになりますよね。その場合、途中で離脱されてしまう可能性があります。
GoogleとRettyの情報連携ができたことで、お客様がGoogle検索からネット予約完了までを自店のGBP内で迷わず完結できるようになったんじゃないかなと思います。
そうしてRettyを中心にSNSやGBPでの情報を充実させていったことで、SEO・MEOにも効果がありました。日々の情報発信や情報整備の積み重ねで、徐々に検索順位が上がっていっています。
職人気質なお店のモデルケースになりたい
ーーそれはよかったです!高濱さんやスタッフのみなさまの継続の力ですね。
機能を使って手間を省けたことが助けになっています。もうひとつ、Rettyの担当者さんがサポートしてくださっていることも大きいです。この間も少し相談でご連絡したときに、こういう投稿を増やした方がいいですよなど、アドバイスをいただきました。「飲食業界・飲食店を盛り上げよう」と一緒にがんばっていることを感じられるやりとりは嬉しいですね。
ーー最後に、展望を教えてください。
僕は腕一本でやっているお店のモデルケースになりたいんです。技術で勝負しているからとなかなか情報発信に積極的になれない以前の僕みたいなお店に、うちはRettyを導入してこうなったよと伝えたい。そして、魅力的な職人さんのお店の多くが永く愛され続ける世の中を作っていきたいです。
そのために、お客様へアプローチができるさまざまなツールをどんどん活用して、チャレンジしていきたいですね。
***
飲食店の本来の業務といえば、目の前のお客様へおいしい料理や体験を提供すること。技術があればお客様はついてくる。情報発信や集客対策は二の次と考えるお店も多くいらっしゃるかもしれません。
しかし、お店のことを知ってもらえなければ、そのすばらしさも想いも知られる機会はない。だから、できるだけ効率的に情報発信を続けていく。高濱さんのお話からはそんな覚悟を感じました。インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
▼取材協力
イタリア食堂 ピエーノ ディ ソーレ
兵庫県 姫路市 広畑区小松町1-5
▼飲食店の経営に関わるみなさま
Rettyのお店会員が気になる飲食店さまはこちらをご覧ください。
さっそくご相談・お問い合わせされたい方はこちらからご連絡ください。