突き詰めると、大事なのはキッカケだった
日々、クライアントのお店の集客をサポートしてますが、新規のお客様を集めるのはもちろん、既存顧客に再来店してもらうのも、客単価を上げるのも、元を辿ると何らかのキッカケが必ずあります。
この記事では、あまり意識されることのない「キッカケ」というキーワードが、店舗経営はもちろんビジネス全般において、とても重要だということを書いていきます。
お店の集客や客単価アップ、ビジネスでの行き詰まりなどで悩んでる方の、考え方の一例として役立つと思いますので、興味がありましたらこのまま読み進めてください。
まず、人間の行動を俯瞰して見ると、あるパターンがあることに気が付きます。
そのパターンとは、人の行動の前には、必ず何らかのキッカケがあるということです。
思い返して欲しいのですが、例えば・・・
背中が痒いからかく。
友達に誘われたから一緒に行く。
急いでるから走る。
このように、太字部分がキッカケになり、その後に何らかの行動が伴います。
これを少しビジネス的に解釈していくと、人の消費や購買行動というのも、なんらかのキッカケが起点になり消費や購買行動に繋がっているといえます。
このキッカケを起点に、人の購買行動を突き詰めて見ていくと、結局は「AIDAの法則」に行きつきます。
マーケティングを学ぶと、必ず目にする有名な法則ですね。
この法則は人間の行動心理に基づくもので、言い換えるとビジネスにおける不変の法則ともいえます。
かなり有名なので説明する間でもありませんが、念のため…
「AIDAの法則」とは
【A】Attention =注意
【 I 】Interest =関心・興味
【D】Desire =欲求
【A】Action =行動
この頭文字を繋げてAIDAといいます。
少し具体的に書くと
何かの情報に触れる→Attention
その情報に興味をもつ→Interest
その結果、欲しい、行きたい、食べたい、お願いしたいという強い欲求を感じる→Desire
そしてやっとお店の予約、問い合わせ、実際にお店に行くという行動に繋がる→Action
ということです。
ということは、お客様を増やしたいと考える時に注目すべきは、上記のAIDAのA・I・Dの3つです。
この3つが上手くいけば、最後の行動に繋げることができます。
順に見ていくと、当たり前のことですが、最初の「A」=Attention。
ここが最重要箇所になります。
Attentionとは、人の行動に置き換えると目を留めてもらう、足を止めてもらうことになります。
ここで「ん?」と注意を引くことが出来なければ、その後のInterestやDesireの部分がどんなに上手く出来ていても、まったく意味がなくなってしまいます。
なので一番最初のAttention=注意の部分が、何よりも大事ということです。
ただ、Attention=注意って言われるといまいちピンと来ない人も多いようなので、僕はこのAttentionをキッカケと説明してます。
チラシのポスティングも新聞折り込みチラシも、ネット上の広告、SNSへの投稿、街の看板広告、交通広告、テレビCMなどすべての広告は、消費者に知ってもらい、興味を持ってもらい行動してもらうためのキッカケ作りだと言えます。
その結果、情報が溢れるほど飛び交うようになり、その情報量は既に人間が処理できる情報量をはるかに上回っていると言われています。
この状況を理解したうえで、小規模店舗や個人事業をしている人たちは、どのように消費者にキッカケを提供すれば購買行動に繋げられるのかを考えていく必要があります。
これは、Youtubeやインスタが人気だから、そこに広告を出そうという安易なものではなく、消費者に知ってもらい、興味関心をもってもらい、欲しいと感じてもらい、行動を起こしてもらうという各部分をしっかり設定し、それらの連動性をきちんと設計することが不可欠になり
ます。
だいぶ長くなってきたので、一旦まとめたいと思います。
何か求める結果があるのであれば、このAIDAの法則を基本にして、この情報を見たときに消費者・顧客やどう反応するか?ということを考えてみましょう。
ここで注意してほしいのが、一方的に伝えたいことを伝えても、それはキッカケにならないということです。
世の中の広告のほとんどは、一方的に伝えたいことを伝えてます。
だから、広告の反応が期待以下になってしまってるわけです。
消費者や顧客にどのようなキッカケを提供するか、言い方を変えると、どんんなキッカケがあったら人は行動したくなるのか、この点をしっかり考えて設計すると、望んだ結果が手に入りやすくなります。
また機会があれば、この続きや補足部分をnoteで書いていきたいと思います。
ちょっと理屈っぽい内容になってしまいましたが、少しでもあなたのビジネスの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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