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グラウン作曲ビオラ・ダ・ガンバ協奏曲ツィクルスを目指して

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死ぬまでに一度は全曲実演を聴いてみたいなあ。 2021年は、没250年 the 250th anniversary of death グラウンとプレクラシック周辺
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2024年11月の記事一覧

2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(4) エキゾチック・ボヤージュ

2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(4) エキゾチック・ボヤージュ

ポーランドの古楽祭 Muzyka w Raju (ミュージック・イン・パラダイスのポーランド語のよう)。
アンドレ・リスレヴァンは、わたしのような古い聴き手には良くも悪くもサラブレットな若者という印象です。ですが、このプログラムは良い意味で冒険して聴こえました。

KOREオケもグレードアップして聴こえました。
これまた古い聴き手には手垢まみれのテレマンの組曲。サクサクと進めながらガンバの冒険を楽

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2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(3) 古楽YOASOBI

2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(3) 古楽YOASOBI

ポーランドの古楽祭 Muzyka w Raju (ミュージック・イン・パラダイスのポーランド語のよう)。
綴っていたプレクラシック周辺から外れますが、音楽祭の感想の続き。

「ラ・ネビュルーズのカブスベルガー」
どこで拍手していいか聴衆が戸惑ってしまう、初期バロックを中心にした低音楽器のグループ。デジャブの源は「トラジコメディア」ではありませんか。
リズムがわかりにくい、あまり歌わない、自由なトッ

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2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(2) とりかえばや協奏曲

2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(2) とりかえばや協奏曲

ポーランドの古楽祭 Muzyka w Raju (ミュージック・イン・パラダイスのポーランド語のよう)。

バウ大活躍の巻の感あり。
「とりかえばや協奏曲」とでも。
日本には12世紀後半に「運命のいたずらで女装、男装を余儀なくされた異腹の兄妹の物語」がありました。

今回楽器は6弦f孔のサロ風、それと黒毛弓も少し気になり検索してみました。黒毛弓はギエルミの映像でもよく使用されていたかと記憶していま

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2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(1) シャフラット

2024年ポーランドの古楽祭Muzyka w Rajuの収穫(1) シャフラット

ポーランドの古楽祭 Muzyka w Raju (ミュージック・イン・パラダイスのポーランド語のよう)。

開催地はベルリンの東部、ブランデンブルク州に隣接するルブシュ県。ドイツから見るとオーデルナイセ線に接する地域です。地勢的な縁続きの音楽をとりあげてくれます。

前述の公開動画コンサートの中に、アンドレ・リスレヴァンのグラウンニ長調協奏曲あり。大いに楽しみです。

Johann Gottlie

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