60. わたし、なんだかなぁ、と、言ってみる。

なんだかなぁ、と、言ってみる。

あの人は、前向きだ。
体の不調はいつもより自分の体に繊細になれるから
悪いことばかりではないです。

だって。
素敵だなぁ。
わたしもそんな風に言ってみたい。

ある人は、結婚するそうです。
たぶん、わたしにはまだずっと先のことで
そういう自分は想像もつかなくて

夢ばっかり追っかけてる自分が
なんだか急に子どもじみて思えた。

それさえも中途半端で
煮え切らないまま仕事を言い訳にして

いつかわたしは
誰かにわたしを開けるようになるだろうか
開いたふりをして
本当に向き合うことから逃げ続け

いつもわたしからわたしを閉ざしてしまう
いつも小さなわたしにしがみついてしまう

そんな自分が好きではないのに
どうせ変われやしないと、思う。

どうせ、うまく関われやしない。
だから、、

いつから、人と関わることを
ストレスだなんて思うようになったんだろう
一人の方が楽だと決め込んだのだろう

ひとりぼっちの寂しさに
ひとしれず喘いでいるにも関わらず

嘘ヲツククライナラ
ヒトリでイイト……

いつから嘘をつく前提で
考えるようになったのだろう

自分を出して嫌われるのがそんなに怖いか？
怖いよ。
そうやって怖がって避けてるのが伝わって
結局静かに、嫌われるのに

あぁ、ほら、また
いつから、なんて考えたって意味なんてないのに

今から変わっていくことを考えた方が
よっぽど有益なのに

「だからあなた、
　本当には変わる気ないんでしょ」

なんて言われてしまうのです。

本気の人は思うのではなく、動くのだそうです。

開いた自分になりたいのでしょう？
ひとりぼっち閉ざしているのは嫌なのでしょう？
そんな自分を変えたいのでしょう？

「変える」って、何でしょう？

ケロケロ　ケロケロ

ほんの少しの悲しみからの
ただの愚痴。

後ろ向きのわたしなんて嫌われるばかり
だから
こうやってひとり文字に書くのです。

ねぇ、甘ったれのわたしが悪いの？

こういう気持ち、他者にナイフを向けたなら
誰かと盛り上がれる愚痴になるのですか？

さっきから職場の愚痴を話す
同業者らしき女の子たちの愚痴が耳障り。

どうして、誰かのことを
簡単に悪く言う集団ってあるのでしょう
どうして、誰かの噂話で愚痴で
誰かと盛り上がれるのでしょう

なんだかなぁ、と、言ってみる。

まとまりもなく、とりとめもなく。
だらりとのびた、ただの愚痴。

ごめんね、