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赤い風船を追いかけて

突然ですが、僕は今、フランスのパリに来ています。

そして、懐かしいパリの街角を、一人で散策しています。

お気に入りの服を着て、古い鞄を手に、大きな夢をたずさえて。

愛用のキャスケットをかむり、使い馴染んだ革靴を履いて、軽やかに。

どこからともなく、シャンソンが流れ、焼き立てのクロワッサンも香ばしく。

ふと見上げると、大きな赤い風船が、僕を手招きするように、街から街へ、ふわふわと。

その風船を追いかけて、僕は夢見る少年のように、あっちへ行ったり、こっちへ行ったりしています。

ある時は、モンマルトルへ。ある時は、モンパルナスへ。またある時は、セーヌ川やエッフェル塔や凱旋門へ。

と言うのは、僕の真っ赤な嘘(願望)ですが、赤い風船を追いかけて、いろいろ探し求めていたのは、本当です。

今日はそんな、赤い風船にこだわった僕のコレクションや、旅で出会った風景などを、ご紹介したいと思います。

はじめに☟こちらは、僕が大好きなフランス映画『赤い風船』のDVDBOXと、我が家の愛猫(名前はハク)です。

初回限定生産のスーベニア・ボックスです。
中には、ポストカードやフィルムも入っています。

続いて☟こちらは、その映画を写真とフランス語で編集した、大きなサイズと小さなサイズの写真絵本です。

ROUGEのOが、赤い風船になっています。
石畳を走るパスカル少年と、赤い風船です。
可愛い少女と、青い風船も登場します。

そして☟こちらは、いわさきちひろさんが描いた絵本『あかいふうせん』と、我が家の愛猫(名前はメル)です。

原作は、アルベール・ラモリス監督です。
赤い風船に話しかけるパスカル少年です。

この絵本のあとがきには、この絵本の文を書いた岸田衿子さんの、☟こんな言葉が載っていたので引用します。

 この絵本『あかいふうせん』は、画家の岩崎ちひろさんの熱意と希望によって生まれました。
 ご承知のかたもあるように、この本のストーリーは、フランスの映画『赤い風船』の作者、アルベール・ラモリス監督の原作をもとにしたものです。(中略)

 ラモリスは、1922年にパリに生まれ、高等映画研究所で勉強してから、独特の映画作品をつぎつぎに世に送りました。なかでも1952年の『白い馬』、1956年の『赤い風船』、そして1960年の『素晴らしい風船旅行』など、かずかずの賞をうけたり賛辞をあびたりしましたが、どの作品も、ラモリスその人のように、なにかに憑かれたり、どこまでも自分の夢を追いつづける少年や老人などが出てきて、人々の忘れていたものを呼びさましてくれるような作品です。同時に、フランス人らしいいたずらっ気、ユーモア、皮肉ももりこまれていて、作品を底深いものにしています。

絵本『あかいふうせん』より

さらに☟こちらは、愛媛県の松山市にある「本の轍」さんで見つけた、『赤い風船』のアンティークな絵本です。

手前には、小さなエッフェル塔も並んでいます。

それから☟こちらは、香川県の高松市にある本屋さんで出会った、赤い風船を持つ少年とお父さんの写真です。

三原色の三角形(トライアングル)になっています。

最後に☟こちらは、『赤い風船』をオマージュして、僕が描いていた絵本のエスキース(下書き)の一部です。

そう言えば、十年前にパリで出会った赤い風船をモチーフにして、☟こんな文章を書いたこともありました。

と言うわけで、赤い風船は僕にとって、大好きな映画でもあり、絵本でもあり、夢の象徴でもありまして…。

これからも、赤い風船を追いかけて、パリはもちろん、いろんな街やお店をめぐる、旅をしたいと思います。

と言っても、今はまだ、パリへ行くのは難しいけれど、映画や絵本を見ることで、行った気分になれますし。

手っ取り早く、YouTubeやGooglemapのストリートビューで、行きたい場所を探して見るのも、ありかなと。

それでもいつか、お店をオープンする前に、妻と一緒にパリへ行き、古本屋さんや蚤の市巡りをしたいなと。

ご覧の通り、ハクもおすすめしています^ ^

ところで僕が、妻と一緒に準備をしているブックカフェに関してですが、先日また新しい展開がありました。

それは、僕たちが買った店舗付きの古民家の隣に、古い物件があるのですが、それが今回売りに出ていて。

その家があれば、将来、僕たちの住まいにすることも出来ますし、あるいは、お店の駐車場にすることも。

その家を買うべきか、買わざるべきか、今はまだ、二人でいろいろ考えていて、結論を出してはいませんが…。

二人とも、買いたい気持ちが日毎に大きくなっていて、それこそ赤い風船のように、ふくらんでいるところです^ ^

P.S.  つい先ほどのことですが、雑誌を出品していたら、その雑誌の中に、『赤い風船』の記事☟を見つけました。

これもきっと、引き寄せの法則なのかも知れません^ ^

もしもサポートしていただければ、そのお金は、ブックカフェをオープンするための開業資金として、大切に使わせていただきます。