鶴橋風月
以前もお好み焼きのお店を紹介した気がするが、今日もお好み焼きのお店の話だ。チェーン店だが、鶴橋風月というお店に行った。
鶴橋といえば焼き肉のイメージだが、さすが大阪、どこでもお好み焼き屋があるんだな…と思う。まず、メニューの数が多くてその時点で迷う。季節限定メニューにも心惹かれたが、初めてだったので、まずは風月焼き(ミックス)を注文することにした。これを書いていて気が付いたが、前にきじにいったときもミックスを注文していたようだ。
大阪のお好み焼きでは、麺を入れる場合は「モダン焼き」と名称が変わる。広島風とは違うのか?と思ったが、作り方が異なるので別の料理ということになるらしい(これ以上この話題を続けると双方から怒られそうなので、これくらいにしておきたい)。結構な太麺を入れるので、追加した場合はかなりボリューム感が出そうである。今回は無しにしてみた。
お店の人が目の前で焼いてくれるシステムで、目の前にある鉄板いっぱいにお好み焼きが並ぶ。手慣れた手つきでお好み焼きを作っていく。ひっくり返すのも大きなヘラ一つでやってしまう。自分だったら2つないと怖くてできないが、お店の人はさすがである。それと面白いと思ったのは、鰹節をまだ生焼けの面に掛けて、それごとひっくり返す。つまり鰹節も焼いてしまうということだ。食べる前に上から掛けるイメージがあったので、色々な方法があるんだなと思った。
マヨネーズとソースを掛けたら出来上がり。お好みで石蓴(あおさ)と一味を掛けて食べる。甘いソースなのに一味で辛くするのは何とも不思議な気もするが、これがまた良いスパイスである。ミックスの海老やイカもきちんと主張している。正直、途中からモダンにすれば良かったな……と少々後悔したが致し方ない。
チェーン店だからと言って侮るなかれ。それくらいおいしくお好み焼きを食べられる名店だと思う。