早朝の30km走とハンガーノックの兆候
「今朝は30km走をやろう」と、LINEが来たのは昨晩のことだった。30km以上走るのは久しぶりだったので、だいぶ構えた。そして考えてみると、朝食前に30kmを走るのは初めてだった。
さすがに無給水では難しいと思ったので、給水ボトルを持って出掛けた。しかし、中身が問題だった。麦茶ではなく、スポーツ飲料のようなカロリーを摂れるものにすべきだった。
今日は朝から涼しく、太陽も出ていなかったので、強めの風があることを除けば、走るのには絶好のコンディションであった。キロ5分を少し超えるようなペースだったので、10kmはへっちゃら、20kmではちょっと疲れたかなくらいの感じだった。しかし、20km以降は様子が違ってきた。
目の前がチカチカする感じと、上りで脚に力が入らない。いつもなら力強く登っていけるのに、どうも登るエネルギーを感じない。頑張れば行けるような気もしたが、ここで頑張ると30km走り切るのは難しそうだと、無意識のうちに思ってしまったのかもしれない。平地や下りでは脚が動くので、惰性で走れるところではまだ大丈夫であった。1回だけ5'40"/km台に落ちた以外は、ほぼ4’50”~5'10"くらいのタイムで走り切っていた。30kmで2:33'21(5'07"/km)だったので、早朝にしては良かったのだろう。
しかし、調べてみると、上記の状態はハンガーノックの兆候が表れている。めまいのような症状、体に力が入らないというのが特徴的だ。幸い、酷くなるまではいかなかったが、長い距離を走るのだから、もう少し対策が必要であった。一歩間違えれば、非常に危険な状態であった。少なくともカロリーは事前ないしは途中でとる必要があったし、給水の中身も考え物だった。
思えば、以前走ったオンラインマラソンでも同様の症状があった。その時も35km以降で一気に落ち込んだ。その時も途中で味のあるものを摂りたくなくなって水しか飲まなかった。いくら30kmまでといっても、途中でちゃんと摂取しないといけないということだ。
それでも、ジョグのペースとはいえ、30kmを休日に(感覚では)さらっとできたのは、少しは進歩したかなと思う。これから夏に入るので、さらに辛いコンディションにはなってくるが、今夏をしっかり走ることが出来れば、秋以降はさらなるベースアップが望めそうだ。今日の30km走を通して、そんな感覚を得ることができた。