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メカニズムを突き止める

脳波を測定することで、うつ病の兆候が読み取れるという研究。東北大学の取り組みである。マウスの脳に電極を埋め込み、それを読み取ることである特定のパターンを発見したようだった。

記事中では測定方法についてさらっと書いてあるのみだが、研究室のWEBサイトを覗いてみると、その辺に工夫があることがわかる。

様々な部位での脳波を記録するためには、多数の電極を保持できる記録装置が必要です。こうした部品は3Dプリンタを用いて独自に設計しており、電極の数や配置を自由に変えることができるため、ほぼどの脳領域でも標的にできます。

http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~yakuri/research.html

脳波の記録をするための部品も独自に設計しているとのことである。これを支えるのが3Dプリンタ、研究用の細かいパーツだからこそ、自分たちで使いやすいようなものを開発しているというところだろう。

何事もメカニズムがわかるというのは、その先を決めるうえでとても大事なことである。将来的には、うつ病の診察方法も今では想像もつかないようなやり方に変わっているのかもしれない。

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Re:TOHMIN
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