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食べ物の順序は、最も実のあるものから最も軽いものへ。 フランス料理のコースVOL.1
このコーナーでは、フランス料理のコースの流れ、お家でできる簡単なコース料理のレシピなどを紹介していきます。
まずは、ざっくりした流れを
1.《アペリティフ(Aperitif)》
アペリティフとは食前酒のことを指し、フレンチではシャンパーニュ(シャンパン)などの炭酸系がよく飲まれます。
複数種類ある中から自分で選ぶ場合もあります。
食事の前に食欲を増進させる効果があるとされています。
2.《アミューズ(Amuse)》
アミューズは、コースの前に一口で食べられるおつまみのようなもののことです。
コースの流れで出される場合と、メニューを見ながら料理を選ぶ時に食べるように出される場合とがあります。
「アミューズ・ブーシュ(口の楽しみ)」と言われることもあります。
3.《アントレ(Entrée)》
アントレは前菜のことですが、「オードブル」と呼ばれることもあります。
また、古典的なフレンチだとアントレはメインを指す言葉だったことあるようです。
主に野菜や魚介、軽めのお肉などが前菜として出され、比較的軽い味のものが多いです。
4.《ポタージュ(Potage)》
スープのことを指し、「スープ」と表記されることもあります。
いわゆるトロッとしたポタージュだけを指すのではなく、サラッとした透き通ったコンソメのようなスープも同様にポタージュとして提供されます。
ポタージュと同時かアントレの後にパンが提供されます。
5.《ポワソン(Poisson)》
ポワソンは魚を指す言葉で、その名の通り魚料理が提供されます。
貝類、イカ、エビなどの魚以外の魚介類は前菜として出されることが多く、お店によりますがポワソンとして出てくることはあまりありません。(魚の付け合わせとして出てくることはある)
《グラニテ(Granité)》
グラニテはシャーベットのようなもので、お肉料理の前の口直しとして提供されます。
口直しなのでひとくち、ふたくち分の少量のみ提供されます。
あまり甘みの強くないさっぱりとした味のものが提供されることが多いです。
《ビアンド(Viande)》
お肉料理のことで、濃い味付けのものが多い傾向があります。
お肉かお魚料理のどちらかのみの場合もあります。
お肉料理、お魚料理を合わせてメイン料理という意味で「プラ(plat)」とも呼ばれます
《フロマージュ(Fromage)》
チーズのことです。高級なお店では何種類ものチーズをワゴンに乗せて、好きなチーズを選んで食べることができるところもあります。
《デセール(Dessert)》
デザートのことで、甘いお菓子やフルーツなどが出されます。
フルーツは別で出てくることもあります。
《カフェ・ウ・テ(Café ou thé》
これは食後のコーヒーのことで、プティ・フールが添えられて提供されます。
コーヒー、エスプレッソ、紅茶などが選べます。
《プティ・フール(Petit fours) 》
コーヒーと同時に提供される、ひとくちで食べられる小さなお菓子のことです
最後のプティフール、ミニシャルディーズと混合されがちな場面をみますが どちらでも間違いは、ないのですが、それぞれに意味があります。
次回は、アミューズを深掘りした内容となります