【福島県/県立中学校・高等学校等】2023年9月(4)【教育の現状レポート】
お疲れ様です。
人財教育/人事労務コンサルタントP206です。
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福島県教育委員会は、2023年3月にnoteと協定を締結し、福島県の教育を支える地域の人々や企業・団体などが発信する情報をまとめたメディアをnoteに構築するという、新しい試みをスタートしています。
このプラットフォームには、興味深い記事・多くの方に共有して頂きたい記事などが多く発信されていますので、福島県の教育に関わる様々な関係者の思いを伝えるため、定期的に取り上げることが出来ればと思います。
今回は『2023年9月24日まで』の記事まとめです。
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1.「県庁に みんなの声を 届けよう!」プロジェクトを開催しました(その2)(県教育委員会)
福島県教育委員会では、令和5年8月2日(水)に、「県庁に みんなの声を 届けよう!」プロジェクトを開催しました。
このプロジェクトは、県内の小学5・6年生を対象としたもので、今年度は「わたしにとっての『ふくしまぐらし。』~ふくしまの魅力とこれからのふくしま」がテーマです。
小学生は、福島に移住した方と交流し、
① なぜ福島県へ移住することにしたのか
② 仕事はどうしたのか
③ 東京と比較して福島の暮らしはどうか。
④ 移住して良かったことなど
⑤ 小学生からの質問
などを聞くことが出来、移住についての理解を深めることが出来ました。
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小学生が官公庁を訪れ、公務員の仕事の内容を学べる機会はほとんどありませんので、良い経験になったのではないでしょうか。
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2.デジタルでもアナログでもできることはデジタルで!〜ハイブリッド始業式〜(県立郡山高校)
令和5年8月24日(木)夏休みが終わり、2学期が始まりました。
非常に暑い日々が続いていることもあり、ハイブリッド形式で始業式と表彰式を行いました。
はじめに、表彰式が行われました。全国大会等で活躍した陸上部の生徒、チアダンス部の生徒、放送部の生徒が校長室で表彰され、その映像が各クラスで配信されました。
始業式では、まず校長先生からお話があり、続けて進路指導部主任の遠藤先生から最新の進路情報を使って、非常に有益なアドバイスを生徒に伝えて頂きました。
「デジタルでもアナログでもできることはデジタルで!」
放送部がお世話になった、青森県の前多昌顯先生の言葉です。
教育のDXをまずは小さな一歩から!
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私は「デジタルでもアナログでも出来ることはアナログで!」と考えてしまう年代なので笑、若い世代に学ぶことも多いです。
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3.「誰もが納得のフレーズ」を創りたい!(県立いわき総合高校)
8月24日(木)、今年度第2回目の教職員研修会を開催しました。
この研修会は、令和7年度に新設される統合校の具体的なあり方について、先生方みんなで考えていくためのもので、6月7日(水)に第1回目を開催していました。
今回も、第1回目と同様、サポーター講師として、㈱先生の幸せ研究所よりコンサルタントの大野大輔さん、若林さんをお招きして、AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)ワークショップの手法で行いました。
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キーワード・キャッチフレーズの設定は、後々、学校運営に大きな影響を与えることが多いです。
簡に完了させず議論を深めることが重要です。
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4.田村市(都路町)の視察・体験(船高アクティブリーダー育成プロジェクト)(県立船引高校)
船高アクティブリーダー育成プロジェクトでは、「地域を知る」活動として、田村市のフィールドワーク(視察・体験)を行いました。
① 株式会社A-Plus
田村市の植物工場A-Plusは、海外からも視察に来るような最先端の施設でした。
工場が稼働するまでのお話を伺うこともでき、すばらしい視察となりました。
② 株式会社ホップジャパン
クラフトビールの製造を行っているホップジャパンにおいて、今回はホップ摘み取り体験をさせていただきました。
ホップ栽培へのこだわりや、グリーンパーク都路の施設の充実など、「人」×「もの」×「こと」を通して人々を笑顔にしたいという思いを感じました。
③ ふくしま中央森林組合都路事業所
田村の山を守る森林組合都路事業所の取組は、自分の子どもや孫の世代に効果が現れる仕事であり、未来につながる仕事だと感じました。
また、原発事故の影響がまだまだ残る部分もあり、地域課題を知ることができました。
④ 福島復興風力合同会社
福島復興風力合同会社は、阿武隈風力発電事業を行っています。
2025年3月の運転開始を目標に、風力発電に関する設備工事が行われていました。
今回の見学では、風力発電の基礎工事現場を訪れ、管理者の方の説明のもと、風力発電に関する様々な知識を学ぶことができました。
⑤ 株式会社和農
牛の繁殖に取り組む和農。
牛の繁殖に関してはデータ化されていることを知り、畜産の世界もデジタル化が進んでいると感じました。
また、震災以降に都路地区で使われなくなってしまった土地を利活用し、餌の牧草や稲の生産を行っていることや仕事の効率を上げる取組として大型機械を導入していることも学びました。
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地域の個性的な企業を見学することで、生徒に新たな刺激があったのではないでしょうか。
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